【 Photo by Keiko Aoki 】
100
1が100集まっただけの100だけど
1つの幸せが欠けても
もう100ではなくなっていて
でももう一度100に戻したくても
1はなかなか見つからない
100だった 幸せが
たった1減っただけなのに
手の中にまだ99残っているのに・・・
99だって凄いのに・・・
すべて無くなった気がしてる
同じ1なのに
あの1が無くなると
こんなに打ちのめされるのは
なぜ? どうして?
光つづけたあの幸せの1は
どこに行ったのでしょう
やはり光に包まれて行ったのでしょうか
ぼくらに光の跡だけを残して
ぼくは1を何かで埋めるのでしょうか?
それとも99のまま生きるのでしょうか?
1は何も言わないけれど
99は99通りの事を言う
ボクは耳を塞いで
ただ1の囁きに耳を傾けている
100
あなたの100が過ぎました
ぼくの100でもありました
とても苦しい100でした
そしてやっぱり100は100でした
101 102 103 104
もう100が減ることはありません
ぼくの哀しみは減っていくのに
あなたの100は毎日増えていくだけです
100はもう光の中にあるんですね
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