昭栄丸 佐多岬

鹿児島県南大隅町田尻港
佐多岬周辺 瀬渡 ジギング 船釣
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ケバ瀬周辺

2017-01-20 00:00:57 | 瀬(ポイント)情報


佐多岬展望台方向から見た佐多岬灯台です。写真の右端が名礁ケバ瀬で、上物、底物ともに高い実績を誇ります。
また、ルアーでの青物狙いもブリやカンパチの実績が高く、時には芭蕉カジキがすぐ近くまで寄って来ますが、並大抵のタックルでは、太刀打ちできないかと思います。




下げ潮時は錦江湾から流れ出した奔流がケバ瀬の先端をかすめ、激流となって流れます。


写真のケバ瀬の手前の瀬が瀬尻前です。
下げ潮の激流が、右手から左に流れ、湧昇流や下降流が複雑な潮の流れを形成します。尾長の本流釣りのポイントで大型の魚影が濃い瀬ですが、大潮など潮が大きい時は、なかなか難しい瀬です。






ケバ瀬と瀬尻前の間に位置するのが、ケバサガリです。瀬が低く小さいので、凪の日の満潮過ぎからしか乗れません。また、北西風が吹く冬場は、時化ることが多いので、なかなか乗れるチャンスの少ない瀬です。



真ん中の瀬がケバサガリ、右奥がケバ、手前の瀬がセジリです。

ケバサガリのポイントは、沖向きと瀬尻前向きの2ヶ所、沖向きは沈み瀬だらけの中をケバ瀬からの激流がサラシを伴いながら流れます。
口太が多いですが、これまで沢山の60オーバーの尾長が上っています。
瀬尻前向きは、水深はあるのですが、やはり激流が左から右に流れていきますので、潮の壁ができる所や、潮のヨレる所、足元の小さな反転流を狙います。

ケバサガリは、狭く時化てくると船の瀬付けも難しいので、瀬に上げる荷物を極力少なくしてください。

ビロウ島

2017-01-20 00:00:53 | 瀬(ポイント)情報


田尻港の南、沖合数百メートルほどに位置するビロウ島には、尾長、口太、イサキの上物をはじめ、石鯛や夜釣りのアラ、フエフキ、ルアーでのブリやヒラスズキなど、多様な魚が狙える好ポイントが点在し、東から南に面した釣り場が多いので、北西風が吹く冬場にも強い釣り場です。




ビロウ島の北端にある離れ瀬、小平瀬は、佐多岬の磯の中では比較的に水深が浅く、名前のとおり低く平たい瀬です。
口太が多い釣り場ですが、イサキが瀬に付くことも多く、入れ食いになることもあります。
また、50mくらい沖に大きな沈み瀬があり、この沈みに向かって潮が流れる時は、大型の尾長が釣れ、60cmオーバーの実績もあります。




ビロウ船着は、足場の良い釣り座で、上げ潮は沖から当たって来た潮が、海に向かって左から右に流れます。足下に瀬の張り出しがあり、少々取り込みがし辛いですが、口太が多いポイントです。沖目を狙うとイサキが釣れる事が多いです。
尾長も沖目狙いとなります。
また、足場も良く、時化にも強いことから、夏場の夜釣りでも人気が高く、遠投でのイサキやシブダイ釣りに向いたポイントです。
少々奥まっていますが、潮通しが良く、ルアーでの青物や、サラシが強い時のヒラスズキの実績が高いポイントです。
船着の小平瀬寄りの壁は、足場は狭いですが、上げ潮の石鯛ポイントで、これまで数多くの銀ワサが上っています。




ビロウ平は、左手に沈み根が張り出し、右沖にはツブキの先端からのハエ根があり、沖目を狙うのは、少々難しい釣り場です。しかしながら、沖目で50cmオーバーの良型の尾長あたってくることも多く、なかなか釣り方に悩む釣り場です。
手前は、沈み瀬があり浅くなっており、沖は駆け上りになっています。ツブキからのサラシが入り、魚の活性上って来ると沈み瀬の回りで好釣果に恵まれる事も多いです。
釣り座が海に向かって傾斜しているので、タモやバッカンが転げ落ちないよう注意が必要です。




ツブキは、口太の数釣りに加え、大型尾長の一発が期待できる人気のある瀬です。ベタ凪の状況では、先端左側の溝の際や沖目を狙う事が多いですが、少しの波でサラシが出る地形なので、サラシが広がるワンドの中で数釣りできるポイントです。
釣り座が東向きのため、北西風には強いですが、満潮時の先端部は少しのウネリで後ろから波が駆け上がるので注意が必要です。
また、この瀬も潮通しが良いので、ルアーでの青物やヒラスズキ狙いにもお勧めのポイントです。



ウノクソも口太の数釣りとともに大型の尾長の実績が高い釣り場です。左沖にはツブキからのハエ根があり、右側は深い溝を挟んでウノクソ前の沈み瀬があるため、瀬際から20mくらい先までを釣るような感じです。基本的には、上げ潮ポイントで、ツブキ方向から右沖に潮が流れる時は、沖目を流す釣りが良く、イサキや大型の尾長の可能性が高くなります。
また、時化にも強く左の瀬際やツブキからのサラシが広がるような時に釣果が伸びます。
夜釣りでも人気が高く、冬場から春先のクロ狙いや春先からのイサキが良く、イサキは入れ食いとなることもしばしばあります。



離れ瀬のウノクソ前は、東側先端から大きな沈み根が延びており、南側の20mほど沖には女瀬からの沈み瀬がウノクソ前と並行に延びています。
このため、この沈み瀬との間か、南東側の沖合い、西側奥の女瀬との水道部を釣ることになります。
南側を向いた方向は、殆んどが釣り座となり、基本的には沖の沈みの際がポイントとなります。潮が水道部から抜けて沖に流れる時は、直接沖の潮目を流すと大型尾長やイサキが期待できます。
また、奥の水道部は、手前の瀬際は大型の口太、女瀬の壁際は尾長が多いです。大型真鯛もあたってくることがあります。




セジリ・裏セジリ

2017-01-20 00:00:36 | 瀬(ポイント)情報



佐多岬灯台がある大輪島の南側に位置する裏セジリは、セジリのほか、1番から5番に瀬割りされています。どの瀬も大型尾長の実績が高い瀬です。


セジリは、セジリ前とセジリの間の水道を抜けてきた下げ潮とケバサガリとセジリ前の間を抜けてきた激流が瀬の正面でぶつかり、複雑な流れを形成します。
下げ潮のポイントですが、あまり潮が大きいと流れが強すぎて釣り辛い時もあります。ある程度、サラシがある方が釣果が上がります。
潮が引いたら先端から、本流を流して釣ります。尾長、口太ともに多いポイントです。

また、夏の夜釣りの好ポイントで大型のフエフキ(タバメ)やシブダイ(白テン)、真鯛などが狙えます。潮が速いのでブッ込や脈釣りがお勧めです。カゴ釣りには向いていません。




裏セジリ1番は、尾長、口太、イサキ、シマアジなどが良く出る瀬です。
尾長は、サラシよりも潮目を狙う方が釣果が伸びます。セジリをかすめて流れる本流への引かれ潮が本命です。
セジリの先端向きの浅場や2番との境目の沈み瀬周りは、口太狙いのポイントです。
また、セジリからのサラシは2枚潮になるので、あたりが出にくい事が多いです。

イサキは遠投で、セジリを抜けた本流の潮壁であたる事が多いようです。

シマアジは、例年、12月頃から3月ぐらいまで、50cmオーバーが狙えます。瀬際を狙った方が釣れる確率が高いですが、回遊魚なので潮次第のところもあります。細仕掛けでのバラシも多いようなので、太仕掛けで臨んでください。

夜釣りは、底物のポイントとしても有名て、これまで数多くのアラが釣り上げられています。また、大型のシブダイ(白テン)やフエフキ(タバメ)も良く上っています。




手前が裏セジリ3番、奥が2番です。
2番も3番も、大型尾長の実績が高い瀬ですが、サラシが出る釣り場ではないので、その日の潮の状況で狙うポイントが変わってきます。潮目の状況を見極めながら、瀬際から沖目まで探るような釣りになります。

2番は、セジリ方向から抜けてきた潮と、4番方向からの引かれ潮が合流する潮目がある時が、好釣果に恵まれます。
潮目は、1番との境にできたり、3番との境の沖にできたりします。

3番は、足元に瀬が張り出しており、瀬際は、2番との境か、4番との境目を釣る事になります。4番との境目は、瀬と並行に沈み瀬が幾つか入っており、瀬際から沈み瀬の間の溝を釣るような感じです。

2番、3番ともに時期になると瀬際で良型のシマアジがあたります。やはり早朝の陽が高くならない時間帯が、確率が高いですが、雨や曇りの日は、昼間でも期待できます。




4番は、瀬際はかなり深いのですが、少し沖は、沈み瀬が多く少し浅くなっています。瀬の真ん中ほどの割れからサラシが発生しますが、3番からのサラシや潮の流れ、5番の水道からのサラシで2枚潮になり、仕掛けが入って行かず釣り辛い時もあります。
他の裏セジリのポイント同様に下げ潮の方が釣果に恵まれ、大型の尾長の実績も高いです。どちらかといえば、大潮よりも潮が小さい時の方が良い潮が入って来る傾向があります。




5番は、大型尾長の実績が高い瀬です。瀬の正面も裏の水道も尾長が狙えますが、裏の水道は、少しサラシが出ないと、なかなか魚が入って来ません。また、餌盗りや小型の尾長が多い時には、かなり辛抱の釣りになります。
表のポイントは、海を見て右の先端の瀬際から、30mほど沖まで、沈み瀬に付いている魚を釣る感じです。
また、瀬の中央の割れ付近の瀬際もポイントになります。瀬の左側は、比較的に口太が多いポイントです。


女瀬

2017-01-20 00:00:17 | 瀬(ポイント)情報


ビロウ島の南側に位置する女瀬は、大きな独立瀬で、4箇所に瀬割りされています。

東磯になりますので、基本的には上げ潮が有利なポイントで、上げ潮が、南の沖を激流となって流れます。

女瀬船付は、東側を向いた釣り座でウノクソ前との間の大きなワンドを釣ることになります。沈み瀬が多く比較的浅いポイントで、口太主体の釣りになります。
上げ潮時は、沖の潮が右に流れ右手の瀬を巻いて行くので少々釣り辛くなります。


女瀬正面は、高台から正面に見える小さな瀬との間を釣りますが、西風が強い時などは、下の駆け上がりからの方が釣り易い時もあります。
高台からは、上げ潮が正面から入ってきて、足下から右に延びる沈み瀬に添って正面の瀬との間を右に流れていきます。
そして、右沖にある離れ瀬の所で沖に引かれる潮と女瀬水路に流れる潮に別れます。
この潮が別れるポイントも魚が良くヒットします。
また、左下の駆け上がりからのサラシがある時は、足下も好ポイントになります。
どちらかと言うと口太が多いですが、潮が通す時は、大型の尾長が入って来るポイントです。
正面から潮が当たり、水深もあることから、石鯛の好ポイントでもあります。


女瀬水路は、3箇所程釣り座を構えることができ、比較的人数が多くても釣り易いポイントです。
女瀬正面との境界に大きな岩があり、この岩の少し西側の瀬際にハエ根があり、この際を釣るか、前の瀬との間を流して釣ります。
西奥の水道の出口付近は大きな沈み瀬が幾つも入っており、ここを直接狙う方が良い時もあります。
口太が多く、上げ潮、下げ潮ともに釣れますが、上げ潮の方が釣り易く釣果も伸びます。

女瀬は、佐多岬の釣り場の中でも比較的早い時期から釣れ始め、潮次第ではかなりの数釣りが楽しめる瀬です。



佐多岬灯台(大輪島)ポイント図

2014-01-24 22:15:18 | 瀬(ポイント)情報
佐多岬灯台がある、大輪島のポイント図です。
名礁ケバ瀬やケバサガリ、大型尾長の実績が高いウラセジリなどが南側にあります。
北に位置する丘ノ出平や日陰などは、口太の数釣りが期待できます。
黒瀬は、グレの実績も高いですが、最近は、礒からのジギングのポイントとして人気があり、ブリ、ヒラマサ、カンパチの実績が高いです。