流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

一年遅れの

2021年05月05日 | 日記
おはようございます

先月27日
大本山永平寺に於いて

コロナ禍で
一年延期となっていた
七十八世宮崎奕保禅師さまの
十三回忌法要が厳修されました

法要は
本法要に先立ち
前夕に献湯諷経
当日朝に献粥諷経
当日昼に本法要である
献供出班の運びとなります

和尚は
朝4時に高松を出発
10時に永平寺到着

   

   

   

   

無事に本法要を済ませた後
モミジの若葉が春の日差しを
翠色に染める参道を歩いて三年ぶりの墓参

   

   

木漏れ日の中で静かに佇む
宮崎禅師さまの卵塔に手を合わせると
修行時分の思い出が鮮やかに蘇ってきました

思えば
禅師さまに限らず亡き人は
酷暑の夏
沛雨の秋
厳寒の冬にも
どこにも行かずそこに居て
私たちを見守っていてくださいます

お墓は
亡き人の単なる居場所ではなく
迷ったときに励ましてくれたり
挫けそうなときに慰めてくれたり
生きる力を与えてくれる大切な場所なのだと
あらためて心に刻んだ宮崎禅師さま十三回忌でした

Have a good day ! 
コメント
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