流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

いつのまにか

2011年11月30日 | 日記
ここ一週間
風邪をこじらせて引きこもっているうちに
モミジの紅葉や、サザンカの開花がいっきに進んでいました



モミジは
紅葉の盛りを一日二日すぎているようで
すこし風が吹くと 上の枝からハラハラと赤く染まった葉が落ちてきます

葉が舞い散るときの
あのヒラヒラ感には 何とも言えぬ美しさと もの寂しさがあります

「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」~良寛・・・なるほどなぁ 
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3年目

2011年11月29日 | 日記
寄せ植えで
いただいた寒蘭を
鉢替えをして育て始めて3年目

去年も咲いてくれたのですが
もう無理かと思っていたら 今年も花を咲かせてくれました



今年は特に
台風12号の襲来時に
鉢が割れて 急遽 植え替えをするなどした為
枯れなければそれで 上々吉!と思っていただけに嬉しい開花です (^_^)


そして・・・
ご心配を おかけしましたが
和尚の風邪も少しずつ少しずつ 快方に向かっています
今回は、自分で感じていた以上に ひどかったと云うか、治りが遅くて驚きました

元気になったら、少し運動することを心がけて、体力の向上に努めようと思います
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送行(そうあん)

2011年11月28日 | 日記
禅門で
道場での修行をひとまず終えて
旅立つことを送行(そうあん)といいます

学校であれば
学業を修めて学庭を出るときは卒業ですが

禅門では
修行に終りはありません
一箇所の道場での修行にきりをつけても、それは次の修行の始まり

そのため
道場の門を出ることを
次の修行へおもむくという意味で、送行(そうあん)もしくは、乞暇(こうか)と云います


今日
一人の青年が
М車工務店での大工修行を終えて郷里に帰ると 挨拶にきてくれました
初めて彼に出会ったのは5年前、修行に入ってすぐに下働きで来てくれたときです

彼の成長ぶりは
平成20年9月「寺たより」で紹介した通りです
もしよかったら、ホームページを閲覧してみてください

その彼が
御礼奉公を終えて 明後日帰ると
郷里の日本酒をもって 挨拶にきてくれたのです



早速
本尊様にお供えしたのですが

ふと
唐の時代、于武陵(うぶりょう)の
『 勧君金屈巵 満酌不須辞 花発多風雨 人生足別離 』という漢詩を思い出しました

日本では
井伏鱒二の名訳で有名な
『 コノサカヅキヲ 受ケテクレ  ドウゾ ナミナミ ツガシテオクレ  ハナニ アラシノ タトエモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ 』という漢詩です

遠くから修行に来ている若者たちは
棟梁を任せられるようになるまで修業を積んで
成長したら、故郷で活躍するべく 親方のもとを離れていきます
故郷で息子の成長を待ちわびていた親御さんは さぞ喜んでおられることでしょう

明後日
成長した若者を送り出す
М車工務店の親方や先輩達も
頑張れと笑顔で送り出すんでしょうね、一抹の寂しさを胸にしまって・・・

頑張れ、T君
身体に気を付けて!
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いやはや

2011年11月27日 | 日記
久方ぶりの点滴生活でした

24日の朝までは
朝日の美しさを  する元気はあったのですが



この画像をサイズダウンする間もなく、自分がダウン (>_<)

ようやく
今朝の坐禅会から復活モードです (^_^) 

・・・とは言っても
抗生剤の服用期間はあと四日

結局
風邪のひき始めから
最悪の状態を抜ける迄に九日かかったということは
あと九日間は十分注意してすごせということでしょうね、自戒、自戒 (・・;)
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正・続・続々

2011年11月26日 | 日記
点滴三日目
午前中点滴を受けてきて静養
なんとか、寒さだるさが治まりました (^_^;)
明日からは いつもの写真スタイルに戻れそうです

今回の展開は・・・

三日位、風邪かな?
その後、これは完全な風邪だ!薬だ!
その三日後に、あ、もう危ない!お医者さんだ! 結局、六日でダウン

結果論としては
風邪三日でお医者さんに行くべきだったかもしれませんが
対応する薬の服用はしていましたから、何とも判断のしにくい所です

お盆の後
遠方出張や新居浜通いと続いて
疲れが貯まっていたのかもしれません
住職というのは文字通り「住むのが仕事・年中無休」ではありますが

今回のように
点滴通いをする状態で
お葬儀が入ったりしたら
100%のエネルギーを発揮できなくなります
意識して 何もしない日を作るというのも 大事なことなんだなと反省しました


とは云っても
すでに、来月の寺たよりモードに入っている和尚です(反省が反省になっていません)
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