86と花咲け歌々同窓会

花咲け歌々同窓会と静高86期卒業生諸君!!好き勝手なこと書いていますが他意はありません。たかがブログ・・・・

お多福(おたふく)

2012-10-02 07:41:16 | 管理人と遊ぼう
昔々、鷹匠3丁目に弁天横丁?という“ミニミニ青葉横丁”といった感じの

おでんやさんのような居酒屋さんのような小さなお店

数店が軒を並べた横丁がありました。

そんな中に“お多福”さんというお店があり、いつもきちっと和服

をお召しになった綺麗なおばちゃんがその店のママでした。

同級生のお弁当屋さん(ニュー神戸さん)の向えで、

現在コインパーキングになっています。


その時その時は意味がわからなくても、やがてジワジワと

分かってくる、いろんな社会勉強をさせていただきました。


職種も様々で、耳の上に赤鉛筆を挟み、競輪新聞とにらめっこの

2人組、これは鷹匠2丁目に“ひかり新聞”という競輪新聞

の印刷所があり、刷りたてが買えるから集まっていたのでは

と勝手に思っています。あの当時この数字はありえないと思うのですが、

平然と「昨日400万やられちゃったよ」と言ってのけます。

今もジョークで安いモノと知っていて「これ、何千万円?」

と聞く方がいますがそれと同じような気がしました。


定年間近だと思われる紳士が歌う“童謡”“唱歌”“森繁節”

これは感動しました。カラオケの「カ」の字も無い時代、

手拍子かチャンチキ(お茶碗やコップを箸で叩く)

この紳士が歌う時はただただ静かに聴く。

夕焼~け小焼~の~あかと~ん~ぼ~・・・・」

詞を噛み締めるように歌う童謡、胸に染み込んできます。

人々の胸を打つんでしょうね、何故か大の男がウルウル。


何言ってんのかわからない人たちもいました。

お会計になると仲間内でここは俺が持つ、いくらだ?みたいな感じを

「ゲーセン」(5000円)だの「ツェーマン」(10000円)

だのおっしゃる・・・音楽業界系の方々のドイツ語を使った符丁です。

「ツェー・デー・エー・ エフ・ゲー・アー・ハー・ツェー」ですね。


日本式でも独特の符丁があり、「おいちょかぶ」

から来ているのですが、 1⇒いんけつ 2⇒にたこ 3⇒さんた 4⇒よんた

5⇒ごけ 6⇒ろっぽう 7⇒なき 8⇒おいちょ 9⇒かぶ 0⇒ぶた

我々は「1」は「ピン」、「2」は「二ゾウ」、「4」は「ヨツヤ」

「7」が「シチケン」とちょっと違ったようです。

これを「おいちょかぶ」に関係なく、他の場面の数字に使います。


また、歌の話に戻します。

カラオケがない時の当時の若者の酒席での楽しみ方、

ギター1本あれば話は簡単なことで、特にお兄ちゃんが

早稲田卒なんかだったりすると自然に覚えてしまったのが

「早稲田大学第二校歌?人生劇場」

言っとくけどこんなに下手じゃないし、セリフが違う。

ギターがツンチャカチャンと入り、「とうとうたる荒川の流れ

河畔流浪あくまでも蒼く、万緑中に一点の紅を奏すもの有り、

その名をお袖という・・・・・」という名調子、Tカヤ君から

教わったのかな?お聞きになりたければいつでもやりますよ。

古賀メロディー・オンパレードみたいことを高校3年生が

やってたんです。酒は日本酒、つまみはサラタマ。

サラタマというのは晒し玉ねぎでスライスした玉ねぎに鰹節を

パラパラとその上にお醤油。早く大人になりたくて蛮襟を気取って

こんなことばかりやっていました。一方同じギターを使っても、

ローリングストーンズやジ・アニマルズのコピーを楽しむのはHラダたち。

私は両方のグループを行ったり来たり。良き時代でした。