goo blog サービス終了のお知らせ 

散歩の時間

東武東上線をたどりながら池袋から秩父湖まで散歩をします。その様子をスライドショーでご紹介します。

小雨の降る日の買い物

2010-02-27 11:13:35 | 普通の散歩
天気予報が午後から雨だと言っている。

「今日は午前中に買い物に行って来てしまおう。」と、いちおう傘を持って出かけた。

出かけたらもう雨が少し降ってきた。

仕方ないから傘をさす。

団地の横の長くてゆるい坂を登っていくと、前をおじいさんが歩いている。

歩く速さがちょうど悪くて、じわじわと距離を詰める感じで不快なのだった。

それでも我慢をして坂の上まできたら、おじいさんは、ハタ と立ち止まりしばし考えていた。

それから左側に進んでいった。

私は右に行くのだわ、よかったよかった。

でも、どうしておじいさんは止まったんだろう?

行き先が決まってなかったんだろうか?

腰が痛いとかで一休みだろうか?

だいじょうぶなんだろうか? まあいいや。

私は右に曲がって進み始めると、前からおばあさんが2人歩いてきてすれ違った。

「やっこそうな葱だねぇー」

「やっこそうな葱だねぇー」と、言い合っている。

「あーそう」。

それから角を左に曲がると、右側は洒落た建売が4,5軒並んでいるのだけど、真ん中あたりの家に外国のオレンジ色の軽自動車があって、小雨の天気の中で映えていた。

いつもあるのに今日はなんだか特別にいい感じ。

オレンジ色はいいね。と、急にオレンジ色を褒める気になった。

ちょっといいものを見た気になり、また前進すると保育園がある。

保育園を回り込むようにして、団地の中を通ると、また、オレンジ色が飛び込んでくる。

パンジーの花だ。

黄色と白とオレンジ色のパンジーの花壇。

「あーオレンジ色はいいわ。」とまた、オレンジ色に気をよくした。

そうしてスーパーについて買い物をして帰ってきた。

途中でまた雨が降ってきたので、スーパーで使った傘を入れる長い袋から傘を出してさす。

長いビニール袋は持って帰ってきた。

帰ってきて、買ってきたものを冷蔵庫にしまおうとテーブルの上に並べていたら、葱と傘の袋に目が行く。

やっこそうな葱を入れるのにぴったりだ。

傘の袋 --> 葱の袋 となり、ちょっとおかしくて嬉しい。

そんなことだった。




赤羽桐ヶ丘団地 2010年1月

2010-01-13 13:26:47 | 普通の散歩


1月10日のことです。

桐ヶ丘団地をもっとよく見てみようということで出かけました。

バス通りに面したあたりから北側はよく行っていたのですが、今回はもっと西側を見てみました。

桐ヶ丘団地は大きいので、団地が東西北のエリアに分かれていて、団地の番号も、”N5”とか”W3”とか"E4”というふうに表わされています。

それで今回はEエリア。

写真の"E4”は住民が立ち退いて建て替え待ちの状態です。

入口に板を張ってあります。



こちらはまだ現役の"E3”です。

よく見ると1階に並ぶドアの数が尋常ではありません。

2階を見ると窓です。

「おー!!」

この建物はよくみるとメゾネット式です。

各部屋には階段があって2階に上がるということです。

家の中が見てみたい。

なんでこんな小さい部屋をメゾネットにしたんだろう?

この団地は古いのでエレベーターがないので、最大5階まで歩いて上がらなければなりません。

それで、メゾネット式にすれば5階まで歩いて上がる方式で6階建てが造れるという発想ではないかと思いました。

メゾネットに度肝を抜かれてしまいましたが、前にはえている木も年期を感じさせる代物です。

最初は小さな植栽だったのではないでしょうか。

全体的にすごいです。


どんどん建て替えが進んでいますが、このあたりは水道のタワーがあったり、診療所があったり,コープとうきょうがあったり、なつかしい感じがまだたくさん残っています。

あとしばらく、大急ぎで見て回る感じです。





北区志茂と、赤羽駅周辺の散歩

2009-05-26 23:56:19 | 普通の散歩
最近は、ほとんど近所ネタばかりとなっています。

同じところを何回も歩いて面白いかと言うと、面白いです。

街並みはどんどん変わっていきます。

こんな不景気でもちょっとした広い土地はすぐに何件かの建売になっていきます。

新しい家にはすぐに若いファミリーが引っ越してきます。

新しい家の数だけどこかに空き家ができているということだから・・・・えーと、世の中はどうなっていくんだろう??? 

なんて考えると、もしかしたら世の中には古い空き家がたくさん余っているのかもしれないなんて思うのです。

それから、私はよその家の庭先のサボテンもチェックしています。

今はサボテンに花が咲く時期なので、咲いていそうなサボテンを目指していくのですが、この前まであった、人の背丈より高い柱サボテンが今日はなくなっていたりする。

うー残念。

でも、この前と一本違う通りを歩いたら、しぶい銭湯があったりする。

気にいった同じ街を何回も歩くから、建て替えられて変わる街並みや、四季折々の草や木の違いが分かって面白いと言うのがあります。



写真は古いコンクリ製の遊具が現役の公園、でも子供がいるのを見たことはない。今はへびいちごの赤い実が足元に広がって静かな公園を演出している。


この写真はどこがいいかというと、コンクリの隙間から生えた草に日が当っているところや、共産党のポスターがいいと思う。



赤羽は北口は古いままの商店街が最近まで残っていたのだけど、今は駅前ロータリーに面したところを高い建物にするらしくて壊して建て替えていました。

この一角は赤羽小学校の校門のすぐ横が妖しい飲み屋通りだったりするし、古い小さい路地がアーケード風になっていて入り口のあたりには立ち飲みが出来るおでんやさんなど最近はほとんど見かけない風俗が生きています。

なかなか大変に庶民的で良かったので、どのくらい変わってしまうのか心配です。

奥の方はそのままにしておいてくれるといいな、と思うのです。



ここいらへんを通ると必ず「まるますや」という川魚料理の飲み屋さんの前に出ます。

ここはいつもお昼からもうお客さんがいっぱいで、午後4時とか、まだ明るい夕方などにも、もちろんすでにお客さんでいっぱいになっています。

昭和30年代とか、40年代とかの雰囲気で、鯉のあらいや、なまずのから揚げ、大根がこっくりとしょうゆ色に煮えてる牛筋の煮込みとか、どじょう鍋とか、うなぎの骨とか、うどのぬたとか、たまねぎのフライとか、もういろいろ、老若男女(老と男が多い)がありとあらゆるおつまみを食べながら、ビールや焼酎を飲んで狭いカウンターにひしめいてそれぞれが勝手なことをしゃべっているわけです。

ザワザワとしているのだけど、うるさいと言うのでもなく、今時は開け放した入り口から良い風が入ってきます。

みんな、気持ちが和んでいい気分なのがお店の空気になっている感じなのですね。

給仕をしてくれるおばちゃんがまたいいんだわ。

超人的な記憶力と手際の良さで、ビールと小鉢を並べ、「あいよ」って軽やかに注文を聞き、おつまみを置いていくんです。



雨の日に東京散歩 2

2009-05-08 10:19:08 | 普通の散歩
春日通りと中山道が交差する交差点には古い高層の都営住宅があって、北側の壁には「都営何とかアパート」って縦に日本語で字が書いてあります。

今時はメゾンだの、シャトーだの、アーバンだのと、出来るだけ素敵な感じをイメージした名前がついているものなのに、この実用性のみでつけられた名前と言うのは今ではかえってすごいインパクトです。

地下鉄の入口も暗い緑色のタイルを張った時代を感じるもので、昔に続く穴に降りるって感じでいいです。

左側の細い道を入っていくと今はやっていないけど1階がマーケットになっていたみたいで、古い看板のかかった閉まった入口があります。

そのまま道なりに適当に歩いていくと、古い家がたくさん残った落ち着いた住宅地になります。

このあたりは東大の裏側で、そのせいか分からないけど、昭和の初めころの映画に出てきそうな旅館や、下宿屋風の建物がたくさん残っていてこれはもう本当にすごいことだと思います。

通りからガラス戸の開け放たれた玄関とホールのあたりがが見えます。

玄関は掃き清められ、ほとんどの内装材が天然の木材のようなのでホールは暗い色調なのですが、床も壁も磨き込まれて黒光りしています。

新しいきれいな明るいホテルとは違って、古いけど掃除が行き届き、長年大切に手をかけてきた空間は空気が違います。

お客を迎える意気込みのような緊迫感があります。

そういう旅館や、古い民家や大きく育った植木などに年月を感じながら歩いていきました。



小雨がふるこどもの日だったので、私達は傘を差していたのだけど、途中、合羽を着た、若いおとうさんと、小学3、4年生くらいの女の子と、5,6才位の男の子が3人で街並み探検散歩をやっているのを見かけました。

男の子が転んで膝をすりむいてしまったので、道の端によけてお父さんがばんそうこうを貼ってあげていました。

ばんそうこうを持っているお父さんというのも用意のいいことだと思ったことです。

傘ではなくて、合羽というのがいいです。

傘をさして歩いたのでは特別なイベントになりません。

お母さんはどうしたんだろう? と思いました。

お母さんは雨の日に用もないのに外を歩くのなんか嫌いなのかしら?

いえいえ、きっと赤ちゃんがいて世話をしなくてはいけないのでおとうさんと子ども達を出してあげたのですね。

なんて話を考えていて、私も小学生の時はよく父親と東京の街を歩いたものだと思い出しました。

街並み探検隊なんて特別なものではなくて、休みで暇だから歩きに行こうという感じです。

思えば今気が付いたけど、うちの母親もただ歩くという時には一度も一緒に来たことはありませんでした。

昔は、そんなことは大人の女の人はしないことだったのだと思うのです。

健康ブームでお年よりはよく街を歩いていますが、今だってほとんどの女の人は用もないのに歩いたりはしないのだと思います。

女性は散歩はしないものなのかもしれません。

うちの父親は下町(上野)生まれなので、私を連れて昔よく歩いたのも、日暮里から上野、御徒町、秋葉原、神田、あと、浅草とか時々都電に乗って銀座の辺りまで行くこともありましたが下町が多かったようです。。

それで覚えているのが、秋葉原か神田の辺りだと思うのですが、国電(昔はJRのことをそう呼びました。)のガードの下の小さいコーヒーショップに入ったときのことです。

そこは、カウンターと止まり木みたいな丸い小さい椅子が7,8個あるだけで、天井の方からはゴーゴー電車が通る音がして、ちっとも洒落ていないし、メニューは飲み物とホットドックくらいしかないお店でした。

そこに入って父はコーヒーを頼んで、私にはココアかミルクかなにか、それからカウンターの端にあったガラス瓶に入ったドーナツを買ってくれました。

小ぶりで、べーキングパウダーを使って膨らました硬いタイプのもので、グラニュー糖がまぶさった甘いドーナツです。

昔の子供は今ほどふんだんにおやつを食べられたりはしなかったので、いつも甘いものに強く憧れていました。

それで、私はあっという間にドーナツを食べてしまい、指なんかなめていたのかもしれません。

そして父は「もう一つ食べるか?」と言って、もう一つ買ってくれたのです。

そうやって、ドーナツを3個食べたように思うのです。

暗黙の了解ごとで、何か買ってもらうときは一つに決まっていたのにです。

母には子供にドーナツを3個も食べさせるなんて思いもつかないのです。

父との、そんなことを何十年も経った今も覚えているのです。 




もしかしたら、雨の日に合羽を着てお父さんと散歩をした男の子は、転んですりむいたことを覚えているかもしれません。

または、女の子の方が、弟が転んだことや、道端のよその家のガレージのあたりのことなど覚えているかもしれません。

若いお父さんは子供達とお昼は何を食べたのでしょう?

古いお蕎麦屋さんにはいったでしょうか? それとも、マクドナルドでいつものセットを頼んだでしょうか?

小さいころのことというのは、何が思い出に残るのか分からないものなのです。

お父さん頑張れ! と、心の中でよく分からない応援をしたのでした。




なんてこともほんの一瞬の通りすがりにあったのでした。

小雨の降る日の散歩というのもなかなかいいものでした。



雨の日に東京散歩 1

2009-05-05 23:27:26 | 普通の散歩
5月5日 こどもの日 曇りのち雨


神保町、九段坂下、後楽園、本郷、白山、と歩いてみました。

久しぶりの雨でした。

朝の天気予報では雨は昼からということでしたが、思ったよりも早く降り始めました。

乾いた歩道に時折小雨がパラパラ降って、雨の降り始めの、あの埃臭さが立ち昇りました。

すぐに街中が濡れてしまえば、「降り始めは独特の埃臭さがあるよね」なんて話して雨の趣のひとつになるというものなのに、いつまでもパラパラしているものだからいつまでも埃臭くて困りました。

まず最初に行った神保町は、書泉グランデの横の入り口の前に、いつもコーヒーの良い香りがしているブラジルがあって、その左隣は小宮山書店のガレージセール場になっています。

ここでは1冊でも500円、2冊でも500円、3冊でも500円、という値段設定で、表通りの店からはみ出た本が、間口の広い薄暗いガレージに詰め込まれて売られています。

なんだかすごく入りやすいので、道を歩く人がついでみたいに入っていきます。

ここにはよく”太陽”という雑誌が出ているのですが、この日も黄色くなった背表紙の太陽が一杯並んでいてすごいのでした。

眺めていたら思わず1976年の温泉の特集号を買ってしまいました。

北海道の秘境の湯、などというのが紹介されていて、この前行った北海道とは全然違うのでした。

つげ義春の漫画の世界とそうは違わない感じなのでした。

と思ったら、本当につげ義春が挿絵を描いていたのでびっくり。

しばしタイムスリップを楽しむことができそうです。






西に少し歩くと九段下で、そこから神田川沿いを南に進むことにしました。

特に何もないようですが、少年画報社とか、出版関係の古びたビルが休日の雨の日にはひっそりとしています。

神田川沿いは、きれいな歩道が整備されて、ホテルメトロポリタンエドモントという、すんごい名前のきれいなホテルもあったりするのですが、やっぱり上を走る高速道路が川を暗い感じにしています。

きれいな新しいホテルと、高速道路と、古びたビルと、暗い川と、東京って感じですね。

水道橋を過ぎて、夜のゲームのためにもう人がたくさん並んでいる東京ドームを半周して、ちょっと疲れたので文京区役所の1階のコーヒーショップで一休みです。

コーヒーを飲んでいると、時々、後楽園のジェットコースターが高いところから急降下するときの”ゴー”という音と、「キャー」という悲鳴が同時に響きます。

私はジェットコースターなんか絶対に乗りたくないけど、人が出すそういう怖いのと面白いのが入り混じった悲鳴を聞くのは、ちょっと臨場感が味わえて面白いです。

春日の駅がすぐだし、もう帰ろうと思ったのだけど、休んだらまた歩けそうな感じがしたので、もう少し足を伸ばして本郷から白山の裏通りを歩くことにしました。



田んぼでめだか見物

2009-04-13 15:53:20 | 普通の散歩


最近は寄居へ行く途中ネタばかりとなっています。

ここも途中の田んぼ。

通年、水のある用水路があるのでメダカがいます。

4月はまだ早いかな、と思ったのですが、いっぱいいました。

写真には写らないのでお見せできないのが残念です。

私は淡水魚好きなので、20年くらい前からあちこちの田んぼやちょっとした川をチェックしています。

メダカはすぐ見える魚なので楽しいのですが、20年前でもそうはいないのでした。

ましてや、群れで目の前をわーわー通り過ぎるのはなかなか見ることはできません。

でもここはすごい。

群れが次々に通り過ぎていきます。

なんとも言えない、嬉しくて楽しくて幸せな気持ちになります。

何なんだろう? こんなことでこんなにうれしいなんて。



これは田植え前の田んぼです。

この辺では5月の連休ころに田植えをするので、今はこんな状態でした。

この田んぼはすごいひび割れで、ここに水を入れるところを想像すると、まず、ひび割れに沿って水がだんだん浸みて行って面白いのではないかと思います。

そんなものを見物してきました。

上野 カレーのエース

2009-01-18 22:51:50 | 普通の散歩
2009年1月11日(日)はれ




用があって、久々に上野に行きました。

西郷会館は廃ビルのままそこにありました。

ちょうどお昼ころ、大きい通りの正面に面した建物の半分くらいが日に当たってとても明るくなります。

明るく照らされた建物の窓はみんな真っ暗で、拭かれなくなって汚れたガラスが目立って哀れです。

人間は哀しい景色もすきなのだと思うときです。(いや、私だけかも)

そんな古びてシャッターの下りた昭和の建物が、上野の駅前にあるのも今しばらくではと思います。

アメ横の入り口の前で大勢の人や車が行きかう賑わいと、対照的に静かに廃れているのは得がたい風景です。

そう思うと、よく見ておかねば、と少し焦ったりして。

交通量の多い、あわただしい交差点で、アメ横の方に渡る大勢の人の流れの中で、横を見ながら焦っているのは私だけだと思います。

そうやって、交差点を渡って、どこでお昼を食べようかと思って見ると、すぐ左手に新しい聚楽があるのですが、新しいものには入らないわけです。

それでアメ横は混んでるので、ガードをくぐった後ろの通りに何となく進んでいきました。

ここも何度も通ったはずなのに、今日は入り口のあたりのカレー屋さんに目が留まりました。



「カレーのエース」

名前が今時ではない風情をかもします。

お店のたたずまい、見本の並んだウインドウの角の丸さなどがよいようです。

値段もとても安い。400円から600円くらい。

迷わずお店に入って割りと高い方のメニューの”かつカレー”500円を食べました。

食券式なのは今時風かも。

カウンター式のテーブルの前の椅子は固定式の丸いやつですが、隣の人との間がゆったり目にとってあって楽です。

テーブルの下、膝の前にバッグを置ける小さい棚があるのはよくあるけどいいですね。

照明は暗めで、音楽はかかってなかったような?よく分からないのですが。

音楽がないのはよかったのではないかと思うのです。

そういえば、吉野家とか松屋とか和風のファストフードって音楽なかったかも。

何か静かな感じだったので、あっという間に食べて帰るカレー屋さんなのですが、時間がゆっくりに感じられたのです。

お父さんが7,8歳の男の子を連れて入ってきました。

お父さんは大盛りかつカレー、男の子は普通のカレー、慣れた感じで静かに食べています。

ファミレスのようなところばかりでなく、子供もこういうところにもたまには来るといいです。

500円のかつカレーですから値段どうりなのですが、値段どうりの的確さがあります。

かつのお肉はとても薄い(100円分だし)カレーが少し足りない感じでご飯があまるのですが、前に並んだ福神漬けや、ラッキョウで最後のご飯の何口かを締めると完了したという気がするのです。

味は中辛で薄めのルーは、固めのご飯にさらりと絡んで私は好きな加減でした。

お店を出てから私はかなり賛辞を述べたのだけど、旦那はぽってりと濃いカレーが好みなので一言「普通」と言っていました。

多分私だけが絶賛する安くておいしい街のカレー屋さんでした。









浅草地下街

2008-11-06 14:32:44 | 普通の散歩



11月4日(火)晴れ

浅草です。

もしかして、浅草で一番昔のままの場所かもしれません。

今回は東武の駅前から入って、新仲見世の入り口横に出ました。

左側の道路を少し向こうの方に渡るだけなのですが、すごく面白いです。

新仲見世側の入り口の横は、今は富士そばになっていますが、昔は「都まんじゅう」のお店でした。

ガラス張りの中に、おまんじゅうを作る自動機械があって、おまんじゅうが次々と焼けてくるのが見えるのでした。

子供の時はそれがすごく面白かったので、いつもしばらくながめていました。

でも、都まんじゅうはあまり買ってもらえなかったと思います。

うちでは舟和の芋ようかんとあんこ玉を買う決まりだったようなのです。



寄居 円良田湖(つぶらだこ)ハイキング

2008-10-11 22:51:07 | 普通の散歩
10月4日(土)

晴れた秋の日、久々に行楽らしい散歩に出かけました。

寄居からJR八高線で一つ目の用土と言う駅から、北に向かって歩き始めました。

ゴルフ場地帯の小高い山を越えて、円良田湖というダム湖の横を通って、簡易保険寄居保養所まで歩きました。

距離はたいしたことはなくて6,7キロだと思います。

ゴルフ場地帯は低い山なので舗装道路ではありますが、上り坂です。

のぼりが続くのはきつい。

それで、小さい峠を越えたら今度はしばらくずっと下りで、「下りは快調だね。」なんて言っていたのもつかの間、下りは膝に来るのでした。

でも、秋は素敵です。

柿は赤くて、空は青い、風はさわやか、それからところどころに栗が落ちていたりするのでした。

円良田湖は、美しいとは言いにくい湖ですが、へら鮒釣りの人がたくさん来ていて桟橋に並んで釣りをしていました。

観光地なのかどうかは微妙なのですが、昭和40年代の雰囲気の漂う食堂や閉鎖した旅館など、寂れた風情で秋の風に吹かれているのでした。

でも、釣りの人たちには全然関係ないみたいだし、食堂なども、入漁料でちゃんと営業しているので、景色は寂れていても明るい感じなのでした。

寂れた風景を好んで見て歩く私としては、雰囲気が明るいのは助かります。

やはり、おおっぴらに喜んだりしては人としてだめでしょう。

何気ない顔をして普通に通り過ぎていても、内心は喜んでいるという風なのですね。



円良田湖から下ったところに簡易保険の保養所があります。

保養所は秩父鉄道の波久礼(はぐれ)という駅の近くの高台にあります。

秩父鉄道沿いに歩いて秩父こまで行くと言うのが実はこのブログのテーマなのでした。

忘れたわけではありません。

波久礼は寄居から1つ目の駅です。

今回の散歩は用土からだし、線路沿いじゃないけど、とりあえず歩いたことにしてもよいのじゃないか?

などと言う意見も出ましたが、そんなつまらないずるをしては歩け大会の崇高なポリシーに傷が付くではないか、ということで、ずるはしないことになりました。



朝から出かけてきたのでゆっくり歩いてきてもお昼少し過ぎに保養所につきました。

ここで、1000円のお昼のバイキングを食べて、ビールを飲んで、温泉に入って休憩して、保養所のバスで寄居の駅まで送ってもらうという計画なのでした。

計画は順調に滞りなく完了していき、4時には寄居の駅前に到着していました。

今日もよい散歩でした。


北区赤羽 路地の探索

2008-09-26 15:22:39 | 普通の散歩




ここは桐ヶ丘団地から赤羽台団地に行くときに通る、大通りを避ける裏道です。

長い間、井戸と植木のあるところで行き止まりかと思っていました。

この先は個人の家なのだと思って引き返していたのですが、まさかの奥の細道が続いていました。


神田神保町の散歩

2008-03-10 11:27:50 | 普通の散歩



2008年3月 本の街 神田神保町の散歩

久しぶりに神保町に行きました。

ここもすごく変わっています。

すごく変わってからだんだん変ったというのか。

最近ではタキイ種苗が表通りからなくなりました。(後ろ側にある)

温室風の丸い建物で硝子の入った入口のあたりに季節の草花が並んでいるのは良かったです。

タキイの前を通るのは楽しかったのでさびしいです。

すずらん通りにあった古い古いピアノ屋さんもなくなっていました。

三省堂のうしろの通りには吉本の演芸場のようなものができていました。

変わらないのは怪しい喫茶店のさぼうるです。

私は書泉の前にある「ぶらじる」という喫茶店に入ったことがないので行ってみたかったのだけど、夫はそのお店を好きではないといいます。

「ぶらじる」は小見山書店の地下で外からお店の様子が分からないのです。

そして、そのあたりはいつもコーヒーのよい香りがいっぱいで、前を通ると入りたくなるのです。

それでも何年も前を通るだけでした。

今はそんなに行きたくもなくなっています。

行きたいと思って少し不満なくらいが楽しかったような気がしています。




上野西郷会館 2008年1月

2008-01-23 08:44:58 | 普通の散歩



またまた西郷会館です。

今回は上野駅しのばず口へ出て、前の松竹デパートから廻って見ました。

松竹デパートは、ただもう古くなってすごいのですが、駅前にあるのは上野の記念品みたいでいいです。

すごく昔は映画館があって、ペンキ絵の看板がが並んでいたと思うのだけど、どこだったのかもう分りません。



西郷会館でやっているのは左の入り口のあたりと、聚楽台だけです。

でも、お店に入ってしまうととても賑わっていて、もうすぐなくなってしまうという感じはしません。

このレストランは、観光地にいくとよくある、和食、中華、洋食、うなぎとか、とんかつとか、すしとか、らーめん、うどんそば、とにかく何でもある、そういうお店です。

普通だったらあまり入らないタイプのお店なのです。

でも、このお店のインテリアというか、昭和の時代に考え出されたレストランの豪華さというものをそのままに今も営業しているところがすごいのです。

ウエイトレスさんの制服も普通だけどちょっと時代を感じるし、黒いスーツを着たフロアマネージャーという感じの男の人も不思議な雰囲気をかもしている。

面白い場所だと思って通っています。

いつまであるのか分りませんが、アメ横の入り口の横のビルができるまでは西郷会館はあるのではないかという気がしています。



あと、何よりすごいと思うのは、西郷会館の階段を上ると西郷さんの銅像の前に出られるということです。

右の入り口の階段には「近道」と、書いてあります。

上っていくと、ひょっこり銅像の前の広場に出ます。

広場の地面をよく見ると、コンクリのタイルが敷き詰められたところと普通の地面と分れています。

コンクリのタイルのほうは西郷会館の屋上なのです。

そんなことも面白く楽しめるところです。





赤羽桐ヶ丘団地 2007年4月

2007-09-28 08:49:00 | 普通の散歩


建て替えが近いせいか、団地の中の商店はどんどん寂しくなっています。

大きなバス通りにすぐなのに、ここに一歩足を踏み入れると時間が止まります。

ここに来たら、頑張っているおじいさんの揚げたてんぷらを買うしかない。

それから奥のうどん屋さんでうどんを買う。

2003年の北区 赤羽台団地

2007-09-12 10:06:51 | 普通の散歩



2003年11月22日

北区赤羽台団地の秋の風情です。

2007年の現在は次々と建て替えられています。


広々とした敷地には木が大きく育って、時間の流れを感じます。

人がいないので別の時代へ行ったような気分になる、ミニタイムスリップを味わえる場所でした。

しみじみと落ち着くんです。

商店街の手前の時計は、裏側はちゃんと動いています。

こちら側は今でも壊れたままです。

この時計が壊れているのも気に入っていました。

団地の入り口のバス通りにある自転車屋さんは今でもやっています。

近くには桐ヶ丘団地というのもあります。

そこも建て替えが進んでいます。

そちらも近いうちにご紹介します。

2003年の 西郷会館と聚楽台、追加

2007-08-26 10:57:43 | 普通の散歩



この夏は、西郷会館もいよいよだな、という感じがしました。

よく頑張った年寄りみたいです。

それで、昔の写真がもっとないかと思って探してみました。

そうしたら、2003年の冬のものが、まだありましたので追加です。

”都まんじゅう”とか、そういえばありました。

このおまんじゅうは浅草にもあって、機械で作っているところをガラスの外から見えたんです。

おまんじゅうができてくるのが面白くて、私は子供の時は、たかりついて見ていました。

浅草の都まんじゅうやの横には、地下に下りて行くモーロックの入り口みたいな階段がありました。

(モーロック=映画タイムマシンに出てくる、醜くて悪い?地底人。地上の美しいイーロイを食べる)

まだ、最近まであることはあったんですが、きれいになっていて、わたしにはつまらなかったんです。今の人は怖いかもしれません。

話がそれました。上野ですね。

スライドショーは画質が悪くてよくわからないのが残念です。

西郷会館の都まんじゅうのお兄さんは、映画の「男はつらいよ」に出てくる、柴又の「くるまや」で働く”さんぺいちゃん”みたいです。

閉店してさびしくなったお土産物屋さんをのぞくおねえさんも、服装が映画に出てくる人みたいです。

ほんの4年前なのにすごく昔みたいに思えます。

もちろん聚楽台のお客さんも、旅の匂いがしていました。