散歩の時間

東武東上線をたどりながら池袋から秩父湖まで散歩をします。その様子をスライドショーでご紹介します。

また、お会いしましたね。

2013-10-07 12:39:41 | Weblog
久々の更新です。

最近はネタがないです。

全然散歩してません。



ところで、中高年の間では、「プチ移住」というのが流行っているのだという。

うちもそれかも、って思いました。

一昨年亡くなった父が住んでいた田舎(松井田)の家に一月に1回か2回行っています。

家に風を入れたり、草を抜いたりしないといけないので。

ただ、そんな仕事をしにいってもつまらないので、横の小さい畑に季節の野菜を植えてみたりも。

そうしたら、ジャガイモがたくさん収穫できました。

気をよくして葱も。

ほうれん草も。


なんてことは普通で、あんまり面白くないですね。

そうではなくて、その行き帰りのこと。


帰りは昼まで現地にいると道路が混むので、朝の9時くらいに帰り始めます。

松井田から花園までは、よき日本の風景って感じの、風情のある道をゆっくり走ってきます。

それで、埼玉県の児玉から寄居のあたりにさしかかると、

国道254号線は、なだらかな低い丘の広がる北海道みたいな景色のなか、けやきの並木がしばらく続き、造り酒屋などある

いい感じの道となります。

そこで、気がつくと、前を70ccの古いバイクに乗ったメール便を配るおじいさんが走っているのです。

空いている道です。

風を切ってひとりで走る道なのです。

おじいさんは年季の入ったキャップ型のヘルメットをかぶり、あごのベルトもしっかり留めて、まっすぐ前を向いて走っていきます。

バイクに付けた装備品はかばんも箱もクロネコのマークもみんなとても古びていて長年この仕事をやっているのだなぁと分かります。

日に焼けてしわの深い横顔はまじめで責任感の強い人柄を感じさせます。

私は、このおじいさんを見たときに、誰も見ていなくても自分の仕事を確実にきちんとやる日本の普通の人のすばらしさに、改めて感じいってしまったのですけど、

だんなは、「そんなのあたりまえだろ」と言っただけでした。

「俺だってやってたんだよ」と。

そりゃそうだわね。だけど、あなたは少し若いしじょうぶでしょ。

こっちは、年寄りが働いてるんだよ。雨の日も風の日も、夏も冬もだよ。

家にはおばあさんがご飯を作って待っているんだよ。きっと。

寡黙であんまりしゃべらないのかもしれないけど、老妻をさりげなく気遣ったりするのかもしれないし。

などと、どんどん話を作っていったりしたのでした。



それが、なんと奇遇なことに、

もう3回くらい、この1年くらいの間に遭遇しているのです。

同じ道で同じように。

いつ出会っても、おじいさんは同じです。まっすぐ前を向いて走っています。

私は毎回、毎回、感じ入ってしまうのです。

約束したって会えないこともあるのに、道の上で走りながら会えるのです。











秋になったから梨を買った

2012-10-08 09:28:40 | Weblog
やっと梨が買えました。


このお店で買おう、と思っていたお店ではありません。

あんなに考えて決めていたのに。

実はここを通った時間は朝の9時前です。

早すぎてどこもまだやっていないのでした。

このお店だけ開いていたので寄りました。

でも、よかったです。



畳に梨を並べて売っています。

風情があります。

今は3種類の梨が売られていて、全部の味見をさせてくれました。

楊枝に刺さった一口なんていうけちなもんじゃありません。

食後に食べる1回分のデザートくらい食べました。

おまけもしてもらったし。

楽しい買い物をしました。

この時期は、全部のお店がやっている時間に通ったら楽しいだろうなぁ、という道路です。

でも、最盛期は8月下旬から9月上旬なんだそうです。

そういうわけで、どのお店もいいお店なんだと思いました。


秋になったら梨を買うのだ

2012-05-22 16:25:02 | Weblog
いろいろとありまして、久々の書き込みです。

写真の出し方を忘れてしまって、ちょっと苦労しました。


最近、松井田によく行くようになりました。

その時に通るのが、国道254号線です。

そして、埼玉県の児玉のあたりでしょうか、梨の果樹園が広がる地域を通ります。

そのあたりに差し掛かると次々に梨の販売所があるので、すごく観光気分になります。

片側だけで10軒くらい続いているでしょうか。

それでです、「秋になったら梨でも買おうねぇ~」と言うのですが、同じようなお店が並び、どんどん走る車、・・・

どの店に入ったらいいのか? 次のお店はどんな店か? 同じようだ、 次もほぼ同じだ。

山梨のほうにも桃を売るお店が並んでいる地域があったけど、どの店に入ったらいいのか決められない。

そうやってどんどん走っているうちにお店がなくなってしまった、なんてことがありました。

まず、初めての場合、人間の心理として一番最初のお店には入らないでしょう。

2,3軒やり過ごしてから、観光気分が盛り上がってきて「梨を買おう。」ということになり、真剣にお店を見つけ始めるわけです。

それからが大変なのですね。みんな同じようなので決められなくてどんどん走り過ぎていくわけです。

どうやって決めたらいいのか? 今回はまだ梨の時期ではないのでお店が開いていません。

今のうちに何回も通るうちに決めておこう。

というわけで、写真の「清水果樹園」を選びました。

決め手は何かというと、お店の後ろの桐の木です。

なああんだ。と思うかもしれませんが、この木のおかげでたたずまいがぐっと良いのです。

たったそれだけのことで決めたのですが、秋にはきっぱりとした気持ちで梨を買うことができると思います。


2011年 赤羽台団地スターハウスの桜

2011-05-04 09:30:39 | Weblog



すでに建て替えが進んでいて、住民も大部分が立ち退いています。

桜が満開ですが、静かな静かな団地です。


千葉旅行

2011-03-07 10:12:23 | Weblog
今年もやってきました千葉です。

1月31日、2月1日、2日  と2泊3日です。




 

まず、上の写真は1日め、通りすがりに見た、安房中央ダムです。

「あれ、水がないんじゃない?」

というわけで道端に車を止めて見に行ってみました。

少し歩いたところに、人だけが渡る赤いペンキが塗られた小さい橋がありました。

その橋の中ほどから見た景色です。

割と浅いダムで、期待していた水没した道路や橋や建物といったものはありませんでした。

写真の奥から川が流れてきていたので、川筋に木がはえていたのは残っています。

だいぶ埋まってしまっているみたいで底は平です。

でも、こんなに水が無くてダムの底が見えているのは始めて見ました。

いきなりよいものを見ました。





この写真は、低い「くぐりもの」です。

今まで見たなかで最低の高さです。

それとも最高の低さというのでしょうか?。

なにしろ、私でも頭がぶつかります。

150センチあるかないかだと思います。

高さの表記は見つけたのですがありませんでした。

もっとも、おでこがぶつかるのですから「見れば分かる」んですけど。

自転車が通るのを見ましたが、そのおじさんは自転車から降りないでハンドルにぴったりと伏せるようにして、見事に乗ったまま通り過ぎていました。

場所はJR内房線の安房勝山という駅の近くです。

これをくぐると、右の線路の脇に、草のなかにけもの道のような細い道が付いています。

自転車の高校生などが駅への近道に通っていきます。

そういうアバウトな道が便利に使われているのはいいです。

そういう道が歩きたい道です。

私たちもそこを歩いて駅へ向かったのでした。






旅行の2日目は、2月1日でした。

1月31日まで、JRが”水仙ロード祭り”といった感じのイベントをやっていました。

安房勝山駅からスタートして隣の保田駅まで、水仙がたくさん咲いている里山を約10Kmくらいハイキングするというものです。

このあたりの里山の人達は以前から水仙を植えて庭先や道端や山を美しくしていたらしいです。

水仙は原種に近い感じの日本水仙で、たくさん植えられていてもそれほどわざとらしい感じがありません。

イベント終了の翌日のためかよくわかりませんが、他にハイキングのお客さんがいないので普通の感じで良い景色の中を歩きました。

水仙はまだ充分楽しめるくらいたくさん咲いていて、風向きによっては良い香りが漂ってきて、とても素敵な散歩でした。


上野 西郷会館 工事始まる

2011-03-07 09:39:26 | その他
2011年 1月9日の写真です。

西郷会館の工事、始まっていました。

ただの工事現場の写真で面白くないですね。

あえて見どころといえば、写真左上の方、「まず確認」の文字の上に西郷さんの銅像がいます。


Y路地を撮った写真集

2010-10-04 09:13:56 | その他
昨日図書館へ行きました。

最近はお目当ての本というのもないので、ふらふらと見て歩いてよさそうな本があったら借りてくるという風になっています。

昨日も当てもなく見ていたら、大きくて派手な装丁の写真集が目に留まりました。

横尾忠則の「東京Y字路」という本でした。

だいぶ前に横尾さんがテレビでY字路の写真を撮っているという話をしていたのを思い出して、「これだこれだ」と借りてきました。

3800円もする高い本です。

中は全部Y字路の写真で、全部ほとんど同じに見えます。

Y字路ですから、歩いて進んでいくと道が2つに分かれている場所です。

写真の中心には3角形の土地に立つ建物が写っているわけです。

誰でも見たことのある風景で、何の変哲もなく、どこにでもある場所なので、5ページくらいめくると見るのをやめる人が8割以上ではないかと思います。

でも、よく考えると自分の前に現れた2本の道というのは、どちらに進むか選ぶということをするわけです。

普段は目的を持って歩く人がほとんどでしょうから、いちいち2つの道のどちらかを選ぶことはないのですが、散歩などで知らない街を歩く時はY路地は魅力的なものですね。

自分の前に現れた2つの道を見て、頭に浮かんだ何かの感じだけを頼りに進む道を選ぶわけです。

でも、それは全然難しくなくて、瞬時に分かるわけです。

「あっ、こっちへ行きたい!」ってね。

散歩って面白い。



この写真集には、知らない場所の見たことはないけど見慣れた気がするY路地が200枚以上も載っているので、どちらへ行ってみたいか考えるだけでも面白いです。大変だけど。

他にも見方はいろいろあるのだと思うけど、同じ条件の場所というものには、共通することなどもあって、平凡な感じというのがどういうのか、とか、見ごたえがあるのはどういう風なのかとか、考えるのも面白いです。

この流れで、曲がっている坂道とか、つい入りたくなる路地の入り口とか、古いポストと郵便局とか、いろんな景色を集めて見てみたくなります。

あーでも、歩いている時にたまに良いものに出会うから良いのかもしれないし。

素人はむきになって集めたりしてはいけないのかもしれません。

上信電鉄 上州新谷駅

2010-08-25 08:39:20 | その他
上信電鉄 上州新谷駅です。

上信電鉄は群馬県の高崎と下仁田を結ぶ私鉄です。

上州新谷は「じょうしゅうにいや」と読みます。

場所はだいたい富岡のあたりです。

写真は7月の暑い日に撮りました。

駅名に電柱がかぶってよい写真ではないですね。すみません。

私の実家が群馬の松井田というところなので、寄居から行くことがあります。

その帰りなどはいろいろな道を通って帰ってくるので時々思いがけない良いものを見ることがあります。

ホームの高さまで6,7段の階段をあがって駅舎の待合所に入るようになっています。

明るくて暑い外から少し見上げたところに暗くて涼しそうで風通しのよさそうな待合所があります。

入り口に赤い自動販売機があります。

自動販売機でお茶など買ってゆっくり電車を待ってみたいような気がします。

自動販売機のある風景というのは時にはよい場合があります。

古い駅舎と真っ赤で新しい自動販売機はよいようです。

八高線JR用土駅が・・・

2010-08-23 16:03:59 | その他
以前木造の駅として紹介したことのあるJR用土駅です。

この写真は6月15日に撮ったものです。

JR用土駅がなくなってしまった!!

と思って驚いたのですが、なくなってはいないです。

駅はあるのでした。

駅舎は要らないので取り壊したのですね。

寂しい駅前ですが、自転車も車もいくらでも停められそうです。

空が広いです。

観光する気持ち

2010-08-18 13:50:11 | その他
この前の日曜日は日帰りで寄居へ行ってきました。

日帰りだから時間がないし、日曜日は高速道路が安いのだからと久々に高速に乗りました。

やっぱり高速道路は速いです。

あっそうそう、最近車を軽自動車に買い換えました。

軽自動車で初めて関越を新座から乗って花園でおりたら休日割引で950円でした。

東松山の辺りまでは割引除外区域らしいので、どうして950円なのかはよく分かりませんが軽自動車だから安いのかな? なんて思ってます。

その高速道路を走るというのは、ちょっと観光気分を味わえました。

道路は地面を掘り下げているのか、両側がコンクリで固めた高い土留めになっているのだけど、コンクリも古くなって辺りと馴染んだ色合いになっています。

そこへ、オカメヅタかアイビーかそんな蔓植物が垂れ下がって良い風情です

その上には、夏なので夾竹桃の赤と白の花がたくさん咲きこぼれて風に揺れています。

バックの空も夏の雲が浮いていてよかった。

それから高速道路には一般道路が交差しているので、そのつど橋になって高速道路の上をまたいでいます。

関越はいつも東松山のあたりまで軽く渋滞するけど、お盆が近いせいでその日もだいぶ混んでいました。

のろのろ走る車の中から上を通る橋を見ていたら、おじいさんとおばあさんが渡っていました。

おじいさんは左右を見ながら橋の中ほどまで来ると、立ち止まって混んだ下り車線を眺めていました。

その後ろから少し送れておばあさんが追いついてきて、おじいさんに何か言われて立ち止まり、2人で混んだ道路を見ていました。

おばあさんは日傘をさして、少しうつむき加減で真っ直ぐに前を見て歩いていました。

おじいさんに言われて混んだ道路を見て、おばあさんは面白かったでしょうか?



要するに何かを面白いと感じるためには、慣れてしまわないように気をつけることが大事なのではないかと思ったのでした。


観光地というもの

2010-04-19 15:08:33 | その他
昨日と一昨日、久々に寄居に行ってきました。

昨日はとても天気が良かったので、「観光をしよう。」ということで、秩父の方へ出かけました。

思えば寄居は結構観光地なのでした。

ところで、観光って、何をするのだろう?

わざわざ考えるとよく分からないのでした。

で、何をしたかというと秩父高原牧場という山の上にある牧場の辺りをドライブしてきました。

「ドライブ」って古い言葉に感じます。

もう、車でその辺を走るのって行楽ではなくなったのだと思います。

それで、牧場の横を通って、羊がいるのを見たり、ソフトクリーム屋さんが出ていたりするのを見たのだけど、車を降りて見に行く気がしないのでした。

小さい子供でもいればソフトクリームを食べて羊や牛を見たりするのも楽しいかもしれないけど、我らは中年の夫婦なので面白くないのでした。

だったら、そんなところに行かなきゃいいのに、と思うでしょう。

まったくその通りです。

それで、山の道を上がったり降りたりして走っていたら、それなりにいろいろ発見もあるのでした。

秩父の山は裏のほうは、道も細くてところどころに小さい集落がある、素朴な普通の山だったと思うのです。

ところが今回通ったところは、全体に寂れている感じがする一方で、観光開発のようなことをはじめているのでした。

山の明るい広い谷間に桜の苗木をたくさん植えていました。

そして、桜が育ったら千本桜とか言って観光地として売り出す予定のようです。

あと、つつじ山とか言って、つつじをたくさん植えたところもありました。

そうかと思うと、渓流沿いのキャンプ場が売りに出されていたり、観光の行方は違う方へ向いていっているようです。

この売りに出されたキャンプ場ではちょっと降りてあたりを眺めたのだけど。

せっかく景色のよい川沿いに施設を建てているのだけど、作り物の通俗的な感じが自然のきれいさを壊してしまっているのです。

反対側の南向きの山の斜面は階段がついていて、上に建物があったのか、平らな土地があるようでした。

斜面は下のほうに竜のひげがみっしりと植えられて土が流れるのを防いでいますが、何年も手入れをしていないらしくてつるが絡み藪が覆っています。

登ってみると何もなくてただ草が生えているのでした。

端のほうにはかきつばたか、しようぶかそんな細長い園芸植物が若芽を伸ばし始めて青々と勢いがよいのです。

地面はホクホクとやわらかく、足がめり込みそうです。

昔はどこか真ん中あたりに家があったのかもしれません。

人間が作ったものがなくなって草が生えて日が当たっているのを見るのは素敵な見物です。

とてもきれいです。

きれいな所にずっと住んでいる人というのは、きれいさに鈍感になっていて、いらなくなったものを隅のほうに雑然と山済みにしてしまったり、無頓着です。

山の集落に行くと、ごみをそのへん積んでいたり、燃したりしていて、地元の人と言うのは、きれいなことに無関心のようです。

残念ですがそういうものなのでしょう。






千葉、白浜散歩

2010-03-22 17:09:56 | その他



3月16,17、18日と、久々の行楽に行ってきました。

千葉県の太平洋に突き出た先っぽの白浜です。

だいたいいつも3月にくるのですが、ここは良いです。

海沿いにはホテルが立ち並んで、灯台のあたりは食堂や、お土産ものやや、干物やさんなどがいかにも観光地なのですが、なにかゆったりとしていて素朴な感じがします。

でも、もう観光スポットは行かないのだけど、それでは何がよいのかと言うと、海に迫った低い山々と神社です。

あともう、その辺全部がみんな良いのですけど。

山なんか誰も見ないのかもしれませんが、海からでも歩いて10分かからないところに低く連なっています。

もう、すぐ登れそうな山です。

この山は砂岩のようなやわらかい岩で出来ていて、ぼろぼろ崩れて風化している感じです。

今ではハイキング道もたくさんあって手ごろで安全です。

初めてこの山に登ったのは20年位前で、子供が近所の山に冒険に行くみたいな感じで、すぐ登れそうだから行ってみようと気軽に登ったのでした。

山の上にはため池があって、そのため池を造るために昔の人たちが山に道を刻んだのです。

やわらかい砂岩の山なので、階段やトンネルなど割合に簡単に造れたのではないでしょうか。

でも、20年くらい前の時点でも、階段はすごく磨り減っていたし、幅もとても狭くなっていて危ない感じでした。

トンネルをくり貫いた中に磨り減った階段が付いていたりしてすごく面白いのでした。

まだ、地元の人がため池や山の補修や点検に利用するだけで、ハイキング道にはなっていないようでした。

そんな野性味や、昔の人たちの仕事の跡なんかを面白いと思ったことでした。

生えている木は照葉樹で、根元から何本にも枝分かれした南国風の木で、やまの景色がとても明るいのです。

今は、登山道も整備されて、山を削った階段などはありません。

でも、あちこちに山を直にいじった跡は残っていて、そんなのを眺めて想像するだけなのですけど。

今回は、城跡の山の近くなど登山道にやたら水仙を植えまくっていて、ちょっとサービスしすぎと言う感じでした。




それから海の近くは神社が多いです。

やはり漁業の町ですから海難事故も起こるのでしょう。

古い神社がたくさんあって、祈りの真剣さが違います。

清々しく掃き清められて、ごーごー吹く風に木が鳴って、神様の気配に鳥肌が立ちます。

神社の裏手には山肌を削った祠みたいなものもあります。

その辺全部がやわらかい岩で出来ているので、昔の人は簡単に細工していたのでしょう。

神社の階段なども、岩を削って造られていたりします。

今はすっかり磨り減って真ん中のあたりはコンクリで補修されているのですが、左右の端のほうは緑の苔がびっしりと生えて昔の階段が残っています。

「あー、昔にこの苔の階段を歩いてみたかったものだなぁー」

としみじみ思うのですね。


小雨の降る日の買い物

2010-02-27 11:13:35 | 普通の散歩
天気予報が午後から雨だと言っている。

「今日は午前中に買い物に行って来てしまおう。」と、いちおう傘を持って出かけた。

出かけたらもう雨が少し降ってきた。

仕方ないから傘をさす。

団地の横の長くてゆるい坂を登っていくと、前をおじいさんが歩いている。

歩く速さがちょうど悪くて、じわじわと距離を詰める感じで不快なのだった。

それでも我慢をして坂の上まできたら、おじいさんは、ハタ と立ち止まりしばし考えていた。

それから左側に進んでいった。

私は右に行くのだわ、よかったよかった。

でも、どうしておじいさんは止まったんだろう?

行き先が決まってなかったんだろうか?

腰が痛いとかで一休みだろうか?

だいじょうぶなんだろうか? まあいいや。

私は右に曲がって進み始めると、前からおばあさんが2人歩いてきてすれ違った。

「やっこそうな葱だねぇー」

「やっこそうな葱だねぇー」と、言い合っている。

「あーそう」。

それから角を左に曲がると、右側は洒落た建売が4,5軒並んでいるのだけど、真ん中あたりの家に外国のオレンジ色の軽自動車があって、小雨の天気の中で映えていた。

いつもあるのに今日はなんだか特別にいい感じ。

オレンジ色はいいね。と、急にオレンジ色を褒める気になった。

ちょっといいものを見た気になり、また前進すると保育園がある。

保育園を回り込むようにして、団地の中を通ると、また、オレンジ色が飛び込んでくる。

パンジーの花だ。

黄色と白とオレンジ色のパンジーの花壇。

「あーオレンジ色はいいわ。」とまた、オレンジ色に気をよくした。

そうしてスーパーについて買い物をして帰ってきた。

途中でまた雨が降ってきたので、スーパーで使った傘を入れる長い袋から傘を出してさす。

長いビニール袋は持って帰ってきた。

帰ってきて、買ってきたものを冷蔵庫にしまおうとテーブルの上に並べていたら、葱と傘の袋に目が行く。

やっこそうな葱を入れるのにぴったりだ。

傘の袋 --> 葱の袋 となり、ちょっとおかしくて嬉しい。

そんなことだった。




赤羽桐ヶ丘団地 2010年1月

2010-01-13 13:26:47 | 普通の散歩


1月10日のことです。

桐ヶ丘団地をもっとよく見てみようということで出かけました。

バス通りに面したあたりから北側はよく行っていたのですが、今回はもっと西側を見てみました。

桐ヶ丘団地は大きいので、団地が東西北のエリアに分かれていて、団地の番号も、”N5”とか”W3”とか"E4”というふうに表わされています。

それで今回はEエリア。

写真の"E4”は住民が立ち退いて建て替え待ちの状態です。

入口に板を張ってあります。



こちらはまだ現役の"E3”です。

よく見ると1階に並ぶドアの数が尋常ではありません。

2階を見ると窓です。

「おー!!」

この建物はよくみるとメゾネット式です。

各部屋には階段があって2階に上がるということです。

家の中が見てみたい。

なんでこんな小さい部屋をメゾネットにしたんだろう?

この団地は古いのでエレベーターがないので、最大5階まで歩いて上がらなければなりません。

それで、メゾネット式にすれば5階まで歩いて上がる方式で6階建てが造れるという発想ではないかと思いました。

メゾネットに度肝を抜かれてしまいましたが、前にはえている木も年期を感じさせる代物です。

最初は小さな植栽だったのではないでしょうか。

全体的にすごいです。


どんどん建て替えが進んでいますが、このあたりは水道のタワーがあったり、診療所があったり,コープとうきょうがあったり、なつかしい感じがまだたくさん残っています。

あとしばらく、大急ぎで見て回る感じです。





都営文京真砂アパート

2010-01-11 21:35:25 | その他
今頃になりましたが、あけおめです。

いろいろありまして、久々の更新です。

というわけで、「都営文京真砂アパート」です。

これは、文京区春日の交差点に建っているとても古いインパクトのある建物です。

ちなみに昭和42年に建てられたものだそうです。

下の方の階は文京区民センターや、地下鉄の駅、ショッピングセンター(今は廃れている)で、上の方がアパートで、当時は最先端の複合施設だったのかもしれません。

以前、神保町から後楽園、文京区役所、東大裏と歩いた散歩のときにも少し書いたのですが、その時はこの建物の正式名称を忘れてしまっていて漢字で縦書きの都営アパートとしか紹介できませんでした。

この写真はお正月、1月1日、元旦に車の中から撮ったものです。

初詣に神田明神へ行った帰りのことです。

東京はお正月に走るに限ります。

道には車がほとんど走っていません、ガラガラに空いていて東京じゃないみたいでした。

何か東京の裏側の異空間に迷いこんだみたいです。

そして、空気がきれいで、空がすごく青かったです。

いつもより長く感じた交差点の信号待ちで、

「この古いアパートがすっくと立っているのは2010年の空の下なのだなぁ」と、ちょと感慨深く思ったことでした。

なにしろ、交差点の反対側は、超かっこいい「文京シビックセンター」という文京区役所付複合施設で、対比がよいです。

区役所も”文京シビックセンター”と、カタカナで縦書きに表示したらユーモアの余裕を感じさせてもらえるのにと思います。



写真が大きくて自分で驚きました。字が見えないと思って大きめにしたら大きすぎました。