散歩の時間

東武東上線をたどりながら池袋から秩父湖まで散歩をします。その様子をスライドショーでご紹介します。

小雨の降る日の買い物

2010-02-27 11:13:35 | 普通の散歩
天気予報が午後から雨だと言っている。

「今日は午前中に買い物に行って来てしまおう。」と、いちおう傘を持って出かけた。

出かけたらもう雨が少し降ってきた。

仕方ないから傘をさす。

団地の横の長くてゆるい坂を登っていくと、前をおじいさんが歩いている。

歩く速さがちょうど悪くて、じわじわと距離を詰める感じで不快なのだった。

それでも我慢をして坂の上まできたら、おじいさんは、ハタ と立ち止まりしばし考えていた。

それから左側に進んでいった。

私は右に行くのだわ、よかったよかった。

でも、どうしておじいさんは止まったんだろう?

行き先が決まってなかったんだろうか?

腰が痛いとかで一休みだろうか?

だいじょうぶなんだろうか? まあいいや。

私は右に曲がって進み始めると、前からおばあさんが2人歩いてきてすれ違った。

「やっこそうな葱だねぇー」

「やっこそうな葱だねぇー」と、言い合っている。

「あーそう」。

それから角を左に曲がると、右側は洒落た建売が4,5軒並んでいるのだけど、真ん中あたりの家に外国のオレンジ色の軽自動車があって、小雨の天気の中で映えていた。

いつもあるのに今日はなんだか特別にいい感じ。

オレンジ色はいいね。と、急にオレンジ色を褒める気になった。

ちょっといいものを見た気になり、また前進すると保育園がある。

保育園を回り込むようにして、団地の中を通ると、また、オレンジ色が飛び込んでくる。

パンジーの花だ。

黄色と白とオレンジ色のパンジーの花壇。

「あーオレンジ色はいいわ。」とまた、オレンジ色に気をよくした。

そうしてスーパーについて買い物をして帰ってきた。

途中でまた雨が降ってきたので、スーパーで使った傘を入れる長い袋から傘を出してさす。

長いビニール袋は持って帰ってきた。

帰ってきて、買ってきたものを冷蔵庫にしまおうとテーブルの上に並べていたら、葱と傘の袋に目が行く。

やっこそうな葱を入れるのにぴったりだ。

傘の袋 --> 葱の袋 となり、ちょっとおかしくて嬉しい。

そんなことだった。