2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

28 白い社会科  畏れを知る

2007年05月25日 | Weblog
”自然”の意思を感じることがあります。





身近な周りの様子は、もう少し大きい世の中の様子と同じ感じです。

私たちは周りと比べて変に見えないように気を配っています。

だから、同じような暮らし方をして、同じ気分を共有して安心していられるのです。

そういう、私たち現代人の主な活動は、お金儲けであります。

今は、世の中が、お金を儲けて良い暮らしをしたいという意志に満ちているのです。

お金がたくさん欲しいと願って、勉強して、仕事をして、世の中に役立って、人のために良いことをして、家族で楽しく幸せに暮らしているのです。

日本は、国民が頑張ったおかげでお金が儲かりました。

日本は国レベルでは世界でも豊かな国となって、食べ物や日用品など物には不自由しないようになりました。

それはすごいことです。

日本に生まれただけで幸せなことだと思えます。

それと同時に、日本に生まれたために不幸だともいえるのです。

自分が恵まれていることに気がつくことができません。

もうこの先には、幸せに続く道は無いのかもしれないのです。

気がついた人だけが今来た道を帰ることができます。




日本はすでに、恐ろしいくらい豊かなのです。

コンビニでペットボトルのお茶とか買うと、たったの100円か150円位の飲み物におまけがついています。

細かい細工のあるストラップやフィギアのようなものが多いです。

よく道に落ちている、このおまけのほうがお茶より高そうです。

ゲームセンターに行くと、ぬいぐるみを取るゲームがいっぱいあって、みんなやってますね。

たくさん取れてうれしそうだけど、あれ、持って帰ってからどうしてますか?

よくごみに出てるのはあのぬいぐるみです。

リサイクルセンターや、フリーマーケットにも山のようにぬいぐるみがでてます。

ぬいぐるみなんか、もう欲しくないんです。

世界には、お人形がひとつ欲しい女の子がいるかもしれないのに。



ああゆう日本人が無駄に消費している小さな物は誰が作っているのでしょう?

日本より貧しい国の人たちが作ってくれているのです。

たぶん、ひとつひとつ手作業で、信じられない安い値段で長時間働いています。

日本人が無駄な消費をやめたら、その人たちには仕事がなくなって、その国は外貨が稼げなくなるのでしょうか?

資本主義というのはそういう悪いところがあるのです。

人間の欲望を煽り、止まることができないのです。

日本は資本主義の目指すお金持ちの目標をもう超えているように思えます。

もう、物を欲しがるのはやめなくてはいけません。

いらないのに消費している物は、地球の資源からつくられているのですから。

経済には悪いのかもしれませんが、自然に対して人間がやっていいことをとうに超えているのです。

畏れを知る人になりましょう。






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