2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

ばらまき減税は素晴らしいと思う。

2008年11月05日 | お金のこと
こんなときですが、浮世をどーんと離れて、また考え事の世界に。

麻生さんの経済対策の2兆円ばらまきのことで、考えたのだけど。

前から言っている、資本主義社会の能力通りの分け前をもらうというありようはおかしいのではないか?という話。

勝ち負けがつく仕事の世界は、負けた人にとっては、大げさでなく生死に関わる重大な状態になってしまいます。

そのことは政策の中にも盛り込まれていて、格差の是正という言葉で表現されています。

でも、何をしてくれるのかよく分かりません。

これを日本全体で働いた「」の再配分と考えたらよいのではと思うのです。

富をもう一回分けなおすわけです。

本当なら、勝ってお金持ちになった人が、貧しい人を助けるということを、個人で考えてやるとよいのですが、日本には、そういう風習はあまりないので、政府が税金を配分しなおすというのが最善だと思うのです。

その方が負けた人が負けを直接認めなくてよいし、再チャレンジしやすいかもしれません。

今回の「2兆円ばらまき」はその再配分のやり方として素晴らしいのではないかと思うのです。

全員に同じ金額というところがえらいところで、日本人の大好きな平等感がします。

貧乏な人にも、お金持ちにも、同じ金額だと、お金持ちにとっては不平等なのですが、よく考えなくては分かりません。

なんとなくすごく平等なところがえらいと思うのです。

不景気な時など、1人30万円くらい配ってもよいのじゃないでしょうかね。

4人家族で年収が120万円増えたことになります。

ネットカフェ難民の人もアパートを借りられるでしょう。

小さい借金地獄に落ちている人も元金を返す足しにして穴から出られるかも知れません。

金額が多ければ、無駄な消費に使わなくても、お金がいろんな業種に巡ったということになるのだと思うのだけど。

これはものすごい金額になってしまって実現不可能と思うかもしれないけど、時間を進ませたというか、お金を前借したというか、1ヶ月か、2ヶ月の猶予をもらったということになるので、負け組みの人たちの準備期間として、しばらく働かなくてもよいわけなのです。

でも、勝ち組の人たちの時間は今までどうり動いているので、日本の主な経済活動は続いています。

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