2006-2015 ひねくれた日常

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民主党が「民意」を振り回している

2008年04月30日 | 資本主義の行くところ
民主党は急にどうしたわけか、大衆の見方になって旗を振ってくれています。

道路財源の暫定税率を廃止するのは、「民意」なのだという。

民意だと思うけど、それは、「金を出したくない」という、基本的な庶民の気持ちです。

庶民はいつだって、どんなことにだって金は出したくないのです。

お金を出したくない気持ちを「民意」だといって政治の決め事に使うのはどんなもんでしょう。

民主党の言うとおりに、ガソリンから税金をとらないことにした場合、足りなくなった道路を造るお金はどうするかといえば、違う使い道だったものを減らして道路に持ってくるか、新しい税金を作るかです。

私は消費税が上がるのだと思う。

今回、暫定税率がまた可決されるのと、消費税が上がるのとどちらがいいですか?

消費税が上がるのは「民意」ではないはずです。

庶民は消費税が上がるのはみんな反対すると思うのです。

でも、消費税は上がるときは上がるのです。

民主党には消費税が上がるときも、ぜひ大きな声で「民意」は反対していると言って欲しいです。


民主党は民意などと言って庶民の味方をしているようですが、「民意」を利用しているだけだとすぐに分かります。

「大衆は永遠に成熟しない」のです。

政治家にとっては、民意を簡単に政治に反映してはいけない、と言うのは、政治の「いろは」のはずです。

民主党は民主党のやりたいことをやるために「民意」を出してきているだけなのです。

民主党のやりたいことと言うのは、今回は政権をとって与党になってみたい。

と言うことではないかと思うのです。

なんとか福田さんをつぶして、衆議院の解散に持ち込みたい。

民衆は甘く見られています。

ガソリンの値上げを反対しただけで民主党にだまされてはいけません。

政治はもっと大局をみて、本当に全体がよくなるように国を導くものであるはずです。

「税金を払いたくない」という民意を反映してよい政治ができるのか?

民主党、国民をなめてはいけませんよ。

でも、民主党は「民意」を尊重してくれる党だということを、よーーく覚えておきたいと思います。

万一、民主党が与党になっても、「民意」をよろしくおねがいします。

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