猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

白黒姉妹、黒猫母猫代理募集、正式譲渡となりました〜

2017-05-24 22:33:52 | 2016年黒猫親白黒子猫2兄妹保護代理

去年の年末から里親募集させていただいていた親子猫は

4月にトライアルへ出てました。

今まで里親さんにケージを用意してくださいと頼んだ事がないのですが

今回は代理募集、猫の個性をあまり把握していません。

親子猫は3匹くっついて、1部屋で生活していました。

保護主さんはお忙しいので、人と生活をしたことがありません。

白黒姉妹は2匹でトライアルです。

なつこく、だっこも出来ると言うので問題ないように思いましたが

里親さんも猫を飼うのが初めて、お願いして2匹トライアルなので

ケージがあったほうが安心と思ったので、お貸しすることにしました。

 

ケージを組み立てて、この中でごはんを食べて、トイレが

できるようになり、甘えたり、遊んだりするようになれば

扉を開けてだしてくださいと説明すると

里親さんもがんばってくださり、様子を教えてくれました。

 

しばらくするとケージからでても甘えてくるようになり

娘さんがサクラちゃんをだっこしたかわいい写真を送ってくださり

2匹で正式譲渡のお話をいただくことができました〜。

菜々ちゃんは怖がりな所があるのですが、ママによく甘えるそうです。

ママのお膝にのったお写真も送ってくださいました。

これからケージは貸し出しするほうがいいと思いました。

猫は隠れる場所が必要だし、触りやすいのでなれるのが早いですね。

こんなに固まっていた姉妹も、、、

最初、保護主さんに様子をご報告すると、怖がってかわいそうにみえる

早くなれてほしい〜と不安そうでした、、、。

私たちも保護猫をはじめて里子に出たときを思い出します。

保護猫が不安な思いをしていると思うだけで胸がしめつけられました。

リラックスしてきました〜

でも里親さんも保護猫もがんばってくれています。

猫は環境の変化に弱いのですが、適応能力もすごいんです。

なれると昔の事はすっかり忘れてしまう

うらやましい性質をお持ちです。

保護主のことなんかすぐに忘れられてしまうんですよ

というと保護主さんはほんと〜?

と半信半疑のようでした。

 

必ずなれるのであせらずに待ちましょう〜

と里親さんと保護主さんにお話しさせてもらいました。

 

  

母猫桃ちゃんも子猫のトライアルが決まる頃、お見合いが決まりました。

お一人暮らしの方なのですが、ずっと猫を飼っていた方で

在宅で仕事をされ、お近くに猫を飼っているお友達がおられ

お見合いにも一緒にきてくださり、きっと貰い手が少ないだろう

大人の桃ちゃんとぜひ暮らしたいとおっしゃってくださいました。

子猫ちゃんも決まっていないのなら引き受けられますと、、、。

子猫は2匹で譲渡が決まりましたので、桃ちゃんだけになったのですが

ありがたいです〜

こんなしっかりした方なら、お一人暮らしでも安心です〜

 

桃ちゃんに理解のある里親さんが早々に現れてくれて夢のようです。

成猫なので、もっと時間がかかると思ってました。

お見合いのときも、桃ちゃん、すりすりごろごろとご機嫌です。

なんてなつこいの!!

黒の雌猫にしては、めずらしくフレンドリーなんです。

 

桃ちゃんが子猫が里子にでてからずっと鳴いていると

保護主さんから相談がありました。

確かにずっと一緒にいた子猫が急に2匹もいなくなって

ひとりになって不安なんだと思います。

でも、桃ちゃんに子猫は2匹で幸せになる為にがんばってるよ

桃ちゃんももうすぐ幸せになれるよ、いっぱい甘えられるからね

と時間がなくても10分でもいいから抱きしめて、なでて

声をかけて、安心させてあげてほしいとお願いしました。

 

今は不安だけど、里親さんの元にいけば、一日仕事されながらも

一緒にいてもらえる願ってもない環境ですので、落ち着きます。

 

保護主さんが落ち着いて〜(笑)。

これも保護猫を愛情こめてお世話してくださったからなんですね。

半年程お世話もすれば、情はうつります。

本当にお疲れさまでした。

保護主さんはなれないのにお忙しい中、路頭に迷っていた3頭の命を

立派に幸せへと導いてくださいました。

特に母猫まで保護してくださって、お優しいかたです。

 

桃ちゃんは行ったその日からおもちゃで思いっきり遊んだそうです。

やはり自分だけに向けられる愛情というものにかなうものはありません。

保護主さんとは遊んだ事がなかったそうなので、びっくり!

トライアルもいらないと思っていたのですが、すぐに正式譲渡のお話を

いただけました。

リラックスしすぎでしょ〜(笑)。歯が見えてるよ!

この写真かわいすぎる。

子育てを終えたとはいえ、まだまだ若いのですから、おもちゃで遊んで

これからは桃ちゃんが子猫のように甘えられますように。

そして桃ちゃんは、保護当初、やせて猫風邪をひいていたそうなのですが

猫風邪がぶり返してしまったそうです。

慢性的に持っているものかもしれないと先生からいわれたそうです。

猫風邪は一度ひくとキャリアになるんですよね。

 

病院嫌いでケージで大暴れするらしく、なかなか大変そう、、、。

日によっては病院でゴロゴロ甘えるときもあり

トイレは自分の使ってたトイレでしかしないなど

(トライアル当初、トイレをしないので持参しました)

桃ちゃんは本当に不思議な稀な猫です。

やはり黒猫の雌は個性派が多いです(笑)。

でも体重は増えていて、食欲も旺盛なんだそうです。

そういえば、初めて見たときは子猫かと思うくらい

痩せてたのに、むっちりして4.6キロになっていました〜

今度はダイエット??

里親さんは、桃ちゃんのケアもしてくださいました。

猫飼育経験が豊富な方なので、おまかせして安心でした。

 

5月にはいって、保護主さんと2軒、あいさつに伺いました。

猫たちは、自分の家のようにくつろいでいました。

保護主さんは、とてもうれしそうで、写真を見せて

みんな、いい人ににもらってもらった〜と

周りの人に幸せになったと自慢しているそうです(笑)。

 

代理募集はなかなか難しいですね。

最初は、連絡先を聞いて当人同士で交渉してもらおうと思って

たのですが、里親さんにはアドバイスも必要ですし、そのわりに

自分の保護猫の事ならなんでも分かるのに、代理の猫の事は

よく分かりません。

保護主さんも里親募集を何回か経験しないと

里子にだすのって、やはり難しい作業だと思いました。

 

でもちゃんと春に素晴らしい出会いがありました〜

去年の5月に里子にでたパステル三毛のキキちゃんも

お姉さんとなり、賢く仲よくしているそうです。

今年の1月に里子に出たレイちゃんは向こうで怖がりさんに

戻ってしまったのですが、ケージで再人慣れトレーニングを

してもらい、だっこできるようになったそうです。

ふうちゃんは、完全になれきってお腹も態度もでかい〜(笑)。

おととし里子に出たキジトラ4兄弟のサバちゃんは

トイレやお風呂にもついてくるストーカー猫さんでいるようです。

みんな元気そうで幸せそうな近況報告をいただき、うれしいです。

親戚が増えたような気持ち〜

 

こうやって家族の一員として、これから一緒にずっと

同じ時を歩んでいけることは、なんて素晴らしいのでしょう。

最近思うのです。

猫と暮らすってあたりまえのことではないんですよね。

いろんな環境が整わないと、猫とは楽しく暮らせません。

飼い主を信じてくれて、幸せいっぱいに暮らす猫たち

腕の中で喉を鳴らす姿、無防備に寝ている姿 おいしそうに

ごはんを食べる姿、それが普通、当たり前〜(笑)

みたいな顔をしていますが、そんな猫たちからもらう

愛のパワーは、本当にはかりしれません。

きっとご家族にたくさんの幸せをもたらしてくれるでしょう。

猫との暮らしをぞんぶんに楽しみましょうね〜

 

 

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