猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

TNRの勉強会と初めてのTNR行いました。

2015-08-13 14:49:59 | 猫カフェ、勉強会、ねこの会、譲渡会お出かけ

7月下旬捕獲のプロ、TNRアシストさんの

講習会に行ってきました。

まだ捕獲器で大人の猫の捕獲をしたことがない私たち。

捕獲は失敗すると、猫が学習して難しくなるそうです。

私たちが取りかかろうとしている現場は

数が多いのでどうすすめていいか分かりません。

できる限りスムーズにTNRをすすめて行きたいのです。

石橋をたたいて渡るタイプの私達です(笑)。

捕獲はやはり経験者にいろいろ聞いてから

計画を練った方がいいと思い参加しました。

 

えさ場にやってくるようにする

捕獲は他の猫にみられてはいけない

他の猫がえさを食べている間にする

すぐ隠す、音がでないようにする

とっておきの餌を用意して誘導する

捕獲したらすぐにロックする

一度逃がしたら二度と捕まらない

難しい猫から始める

最後はアシストさんにたのむということでした。

 

アシストさんは猫の生態をよく理解されていて

その猫に合わせた捕獲の方法もたくさんもっておられます。

毎日たくさんの依頼があり、捕獲を手伝ってくださります。

ほんとに困った時、アシストさんがいると思うと心強いです。

 

わたしたちのように数が多い現場は

ケージでごはんをあげて

1匹づつ捕まえるほうがいいかもしれない

ともおっしゃっておられました。

 

うちの地域は市内からは遠いのですが

来て下さるとも言ってくださいました。

たくさんの疑問にアシストさんや先輩猫ボラさんに相談できて

とても有意義な一日でした。

みなさん猫ちゃんの為に毎日がんばっておられています。

わたしたちもまたがんばろうという前向きな気持ちになれました。

こういった場を作っていただいたキャットソシオンさん

ありがとうございました。

 

そして初めてのTNRを行う日がやってきました。

この日は車が急に故障したり、いつもより忙しくバタバタして

すこし遅れて現場へ、、、

行くと、餌やりさんが急に「だっこでいれるわ~」と言いました。

捕獲器で捕まえることをかわいそうに感じた様です。

餌やりさんには、親心があるのです。

私たちは、反対! けがするし、失敗すると警戒して

ますます難しくなるでしょう。

捕獲器をしかけ、ここの猫の好物であるぶりをしかけると

にゃーにゃー早くくれ~

と来た白黒姉妹の母猫はすぐに捕獲できました。

キジトラの母猫と黒猫も捕獲器にはいったのですが

餌やりさんが手で閉めてあげてとか言って

捕獲器のまわりをうろうろ、そして扉が閉まる前に逃走しました〜

 

そのあとノーリードの犬に猫を追いかけまわさせるという

とんでもない初老男が来て、猫がちりちりばらばらに。

避妊手術をするために捕獲していることを説明すると

帰っていきましたが

違うエリアでも猫を追いかけまわしていたようです。

猫が嫌いだからといってこんなことが許されるのでしょうか。

大の大人の男が猫をいじめて恥ずかしくないのでしょうか。

これは動物虐待ではないのでしょうか!

 

餌やりさんも抗議をしてくれたようです。

餌だけをあげてた時より、言い返しやすくなった

とおっしゃっておられました。

TNR活動を始める事によって、餌やりさんも堂々とできます。

餌やりさんは、不妊手術の必要性は充分に理解され、協力的です。

ただTNRやサクラカットを知らなかったのです。

私達には責任がある、お金はみんなで負担ということになっています。

捕獲のノウハウを知らないので、捕獲前に他の猫に餌をあげたり

捕獲器のまわりをうろうろします。

でもここの猫はやはり餌やりさんが

長年餌をあげ命をつないできた猫なんだと思う様にしています。

私たちは、ただの通りすがりの見守りTNR隊です。

その後もやはりだっこで捕まえるというので

一度おまかせしてみようと思います。

それでだめなら、捕獲器の捕獲にも協力もしてくれるでしょう。

ここの雄猫はTNRも済んでいるのでまだ時間はあります。

 

ここはもう無理なので、駐車場の猫に捕獲器を仕掛けました。

ここでも扉が閉まるまでに、1匹の猫が逃走。

あと1匹、こちらの不手際で失敗してしまい、さんざんな結果でした。

ですが2匹の雄猫がはいってくれたので

予定通りに3匹ありす動物病院へ連れて行けることになりました。

家に帰り3台捕獲器を置き、風呂に入り夕飯をいただけたのは

22時半でした。

暑いし、もうくたくたです。

とても疲れました、、、。

 

捕獲器の中の猫の事を思うとつらいですが、仕方ありません。

やはり捕獲はしてみないとわからないことも多いのですね。

 

失敗してしまった猫は捕獲器というものを

学習してしまったかもしれません。

でも根気よく、試行錯誤を重ね

TNR活動を続けていきたいと思います。

 


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