猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

ライフくんとリブちゃんのさくら耳の意味

2017-12-03 13:42:45 | 2017年ライフくんリブちゃん保護

ライフくんとリブちゃんのトライアルがはじまり

うちは、一段落がつきました〜

大人猫も時間はかかりますが、必ずなれますしなつきます。

保護主と猫はじめての里親さん、なんでも相談しあって

2匹は、新しい環境、最後の関門をがんばっています。

そんな様子を知らせてもらうとほろりとしてしまう親心〜

リブちゃんライフくん、がんばれ、がんばれ〜!!

猫にも里親さんにもいいご縁であってほしいと思います。

ゆっくり家族になってくれたらと思います。

 

ライフくんとリブちゃんを保護したのは5月の中旬

TNRするために、手術に連れて行ったのですが

そのまえにその地域の猫が交通事故で死んでしまい

それがショックで、そのとき保護猫がいなかった私たちが

この2匹ならかわいいから、里子にでれるんじゃないかと

保護したのがきっかけでした。

保護猫がいないとき、つい心に余裕ができてしまい

大きな猫も保護してしまうんですよね(笑)。

これ猫ボラあるあるです〜。

これどうやったらおさえられるんだろう??

 

保護当初はおとなしかったものの、日が経つごとに

怒りだし、手をつけられなくなりました。

家人にも、こんな猫、外の方が幸せじゃないのか、余計に可哀想

無理に家に入れる必要がないといわれてしまったのですが

もうリリースするつもりは、さらさらなかったです(笑)。

確かに、ものすごいストレスを2匹に与えてしまったのは

事実です。

お外の生活が長い猫は、その環境の変化がストレスです。

でもまだ生後8ヶ月くらい3キロ未満、思ったより手強かったけど

いつかは馴化してくれると信じました。

 

まだまだ大阪はTNRをどんどん進めないといけない時期

保護するのは、1キロ未満の子猫、人馴れした猫

病気や怪我で外では生きていけない猫

環境的に置いておけない猫を優先的に保護するべきです。

多頭飼育崩壊が相次ぎ、保護猫の預かりさんを

募集しているのも知っています。

この子たちは、リリースする場所があり

保護しなくても自力で生きていけます。

 

それでも自分の関わった現場の猫は、捕獲する機会があり

その度にリリースか保護かを悩みます。

保護をするのは、大変なことなのですが、無理をしても

可能性があるのなら、家の猫にしてやりたいと

つい思ってしまうんですよね。

こんな大きな子もせめて1歳未満の若い猫は先が長いのですから

保護して、家猫になれるような時代がきてほしいと思います。

それにはTNRをもっとすすめて保護する猫が少なくならないと!

 

ライフくんとリブちゃんは、人馴れしてなでられるようになり

3ヶ月をかけて、家の中で穏やかに暮らせるようになりました。

9月に里親募集をかけて、リブちゃんが10月、ライフくんが11月に

トライアルにでて、2匹は成猫にしては、早いトライアルとなりました。

リブちゃんと暮らしたい、ライフくんがいいんです

と言っていただき、保護主として大変うれしかったです。

 

大人猫を迎えるメリットですね。

もうどんな性格なのか個性がわかっているんです。

自分のライフスタイルに合わせることができますね。

 

それにこの前、6兄妹にあいさつにいったのですが

みなさん子猫が元気すぎて、お疲れでした(笑)。

子猫は、毎日運動会、朝も早く起きて、猫が降ってきます。

家の中はぐちゃぐちゃ、時には家具やカーテンもぼろぼろになります。

大人猫は動きが緩慢、年がいけばいくほどに寝てばかり〜

落ち着いた暮らしができますよね。

それになによりうれしかったことがあります。

それは、リブちゃんとライフくんがさくら耳の猫なのに

猫を飼うのがはじめての方が応募してくださったことです。

さくら耳ってやはり、可哀想といわれてしまいます。

私たちもどこかそう思っていたのかもしれません。

神様から与えられた猫の完璧な体に人為的にカットをいれること

やはりその意味を知らないと、ためらいがありますよね。

 

彼らの耳のカットは深くて、さくら耳が嫌な人は

里親応募されないだろうなと思いました。

でも今、改めて彼らのさくら耳を見て思う事は

殺処分をなくしたいというたくさんの人の

すべての猫の幸せを願う気持が

込められているんだなーということです。

さくら耳の猫は、幸せ猫のしるしなんだと感じます。

 

 

一緒に活動している方たちにも、トライアルに出ました

と報告できました。

みなさん自分のことのように喜んでくださいます。

このブログを読んでくださってる方もそうだと思います。

どこかの猫が幸せになったときくと

みんなが幸せになれるんですよね。

 

 

そんなライフくんは福嶋吾然有さんの絵のモデルになりました。

その絵が、東京東日本橋ねこの引出しさんで

二人展「愛しき猫たち」で展示されているそうです。

もう絵は売約済みですので、最後の展示となると思います。

12月1日〜12日までとなっています。

お近くの方ぜひお越し下さい〜

 


 

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無事、正式譲渡となりますように〜

いつも応援ありがとうございます

 

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