獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

すたぽ「友岡講演2」(5)牧口常三郎

2023-11-05 01:52:32 | 友岡雅弥

以前、増田のおばあちゃんに関連して、有料サイト「すたぽ」の紹介をしました。
音声記録のみの【友岡講演2】ですが、これがなかなかいいんです。
友岡さんの貴重な、生の声が聴けます。

この講演の最後の方に、おそらくこの増田のおばあちゃんのことを話しているところがあります。
感動します。

というわけで、反訳をこころみましたので、かいつまんで要約をお届けしたいと思います。


Salt86 -【友岡講演2 5/8】 牧口常三郎(2021年7月28日投稿)


すたぽ「友岡講演2」(5)牧口常三郎

一人の人間の力には限りがあると言われるが、 いつも困難な時代を拓いてきたのは、一人の小さな革命である。
何者にも負けない、屈しない。
本当の力とはどこから湧き出でてくるのか?

友岡雅弥氏が所属する団体において講演された貴重な音声を8回にわたって連載させて頂きます。

今回は第5回目です。
(文章は適宜要約してあります)

 

もうひとつあります。
日本の仏教の戦争協力。
えー、去年、こんな分厚い本が出ましてですね。
ブライアン・ビクトリアというNZの大学の助教授ですけど、その人がアメリカで本を出した。
戦争中に禅仏教が何をしたかという、こんな分厚い告発の書です。
曹洞宗は去年謝りましたけどね。
戦争中にひどいことしたわけですよ。
自分たちは行かずに、信徒をどんどん戦場に送ったんですよね。
戦争に反対していた人を名簿にして憲兵隊にあげたんですよね。
そんなことしたわけです。
で、それをはっきりと曹洞宗は言いましたけど、曹洞宗以外の日本の他の宗派もみんなやってたんですけど、全然謝ってませんけどね。

で、186000、日本で宗教団体ありますっていいました。
その中で、新しい宗教団体もありますから、戦争とは関係ない。
16万の教団です。
16万の教団のうち、最後まで教団として戦争に反対したのは、20もないんです。
15,6万あるうちで20もないんです。
たとえば大本教ですね。
あと、ほんみち教団。
これ、最後まで戦争に反対しましたから。
ものすごい弾圧されました。
ほんみち教団の弾圧については、世界的に有名ですけどね。
弾圧あったわけです。

で、たとえばキリスト教。
残念ながら、そうじゃなかったですね。
たとえば、キリスト教の場合は、横浜ホーリネス教会っていう、神奈川県にある小さな教会が最後まで戦争に反対したんですよ。
しかし、その当時のキリスト教の中心だった、日本のキリスト教会は、その人たちを売ったんですね。
憲兵隊に売ったんですよ。
で、破門にしているんです。
だから、ローマ法王、ヨハネパウロ二世?は、日本にやってきたときに謝罪しました。
日本においてキリスト教は、平和を守るどころか、戦争に協力する団体になり果ててしまいました。
だから、日本においては……キリスト教は残念ながら、力を持たなかったです。
て、ローマ法王は正式に謝罪しています。
でも、横浜ホーリネス教会、この人たちは本当に頑張った。
しかし、残念ながら、全体としては違った。

その中で、ね、中心者が逃げなかったっていう団体は、3つしかないんです。
中心者が捕まったっていう団体は。
2,3番の中堅幹部が捕まったっていうのはあるんですよ。
1っこは大本です。
大本教です。
もうひとつは法華宗本門流です。
京都の本能寺です。刈谷日臨。
で、戦争中の資料っていうのは、日本では非公開。
見せてくれませんから。
しょうがないから、アメリカに行って見たんです。
そしたら、この3団体だけ。
刈谷日臨ってびっくりしましたね。
ぼくの大学の先輩のお父さんですよ。
噂に聞いていたけど、ほんまにそうやったんやな。
それで、拷問受けたのは2つだけ。
大本教外れるんですよ。
刈谷日臨ともういっこ。
もちろん刈谷さんのお父さん、すごいと思いましたよ。
でも、途中で仮釈放になっているんですよ。
話によりますと、信徒に有力者がおって、有力者が助命嘆願運動を行って、釈放されたらしいです。
ちょっと寂しいものがありました。
もちろん、すごいですよ。
拷問なんて、3秒であきませんからね。
最後のページ、死ぬまで拷問を受けた。
ツネサブロウ・マキグチって書いてあるんですよ。
ザ・ファウンダー・オブ・ソウカガッカイって書いてあるんです。
創価学会創立者牧口常三郎って書いてあるんです。
びっくりしましたね。


今でこそ、平和な時代です。
戦争反対っていっても平気。
でも今から53年、54年前までは、戦争反対・平和って言ったら、それだけでつかまった、拷問受けた。そういう時に、平和っていっているかどうか。
戦争反対っていっているかどうか。
これは大事です。
そのとき戦争賛成しとって、今になってそのことほおっかぶりして、平和平和って、それは嘘かもしれません。
そりゃ、中にはほんまに反省しているところもありますけどね。
でも、多くは違う。
で、とにかくそういうことです。
びっくりしました。ただ一人、すごなと思いました。
信念ある人やと。

 


解説
友岡さんは、牧口常三郎氏は戦争に反対して当局に逮捕され拷問を受けたというように言っていますが、本当のところは違います。

1943年5月、神社神道を批判したことで機関誌『新教』が廃刊となる。6月、日蓮正宗総本山大石寺に呼ばれた牧口と戸田らは、管長鈴木日恭と堀日亨同席の下、庶務部長から「学会も一応、神札を受け取るようにしてはどうか」と申し渡されるが、これを拒絶する(神札問題)。その後、創価教育学会は登山を禁止された。
同年7月6日、伊豆下田での座談会開催直後、伊勢神宮の神札を祭ることを拒否したために、治安維持法違反並びに不敬罪の容疑で下田警察署に連行される。同日、戸田らも検挙。この一連の弾圧で21名の幹部が検挙された。牧口は獄中においても転向を拒否し、1944年11月18日、東京拘置所内の病監で栄養失調と老衰のため死去した。
(Wikipediaより)

牧口先生は、戦争そのものに反対したのではなく、宗教的潔癖性から法華経を用いなければ日本は戦争に負けるという信念のもと行動し、治安維持法違反並びに不敬罪の容疑で検挙されたのです。
獄中でも転向を拒否したのですから、友岡さんの言うようにすごい人物だと思います。
私も尊敬しています。
それを、創価学会では、「戦争に反対して逮捕され獄死された」と話を脚色して、「反戦平和」のシンボルに担ぎ上げたのです。

友岡さんともあろう人がそのことを知らないはずはないのですが、創価学会の会合では、創価学会の公式見解しか話さなかったのでしょうか。
少し、残念です。


獅子風蓮



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