鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

【21-2】下がりました

2009年11月09日 | 21-1(第49回)~21-3(第51回)

(21.12.30 kusa様の2009-12-07のコメントに基づき、(九)訂正)

 いつもと同じく知人に問題を見せて貰い、部屋に籠もって解きました。出題形式は全く変更ありません。答え合わせもいつもながら2ちゃんです。その後、標準解答も見せて貰いました。2ちゃんにはなかった許容解答がいくつかありましたが、2ちゃんの情報は正確でした。

(一)音読み      18点/20点
(一)訓読み      10点/10点
(二)書き取り     30点/30点
(三)国字       10点/10点
(四)語選択      10点/10点
(五)四字熟語    18点/20点
(五)同 意味     10点/10点
(六)熟字訓      10 点/10点
(七)熟語と訓読み    9点/10点
(八)対義語・類義語 18点/20点
(九)故事諺      20点/20点
(十)文章読み     点/10点
(十)文章書き     14点/20点

計 185点

 文章題の出典は、

正岡子規「芭蕉雑談」
菊亭香水「世路日記」
津田真道「地震の説」

でした。子規は2回目ですが、他の二人は初出です。全く存じません。相変わらず渋いですねえ。



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
受験しました (へいちゃん)
2009-11-08 21:46:55
白魚一寸さん

 ご無沙汰しております。今回1級2回目の挑戦してきました。2ちゃんの予想正解を元に自己採点してみましたが、やはり3点は足りないようです。「完全征服+H16年度以降の過去問」はほぼマスターして、かつ四字熟語、熟字訓ではもう少し幅広い知識も勉強して臨んだのですがあえなく玉砕でした。やはり過去問中心では、もう一歩足りないですね。
白魚さんの”onlyな訓”シリーズも直前で勉強させていただき、粳(Y)、雹(K)などはそのお蔭で正解できましたが、まだまだ実力が足りないことも認識させられました。
最後の王道である、3点セットを利用しての”自力での蝨潰し作戦”をする根気はなかなかないので、まずは次回合格圏内必達を目指して、新出問題対応実力アップのため、「本試験型」でも買って幅を広げて行きたいと思います。
返信する
次回こそ (白魚一寸)
2009-11-09 00:17:06
>3点は足りない

ここまで行かれたら、知識としては合格水準に達しているのではないでしょうか。知識を確実にされることと、それでも間違いますから、多少間違ってもいいくらいの知識を更に増やすことだと存じます。

>「完全征服+H16年度以降の過去問」はほぼマスターして、

過去問全部お持ちなのだから、全部解かれないのかなあ。「征服」には穴がありますよ。

>「本試験型」でも買って幅を広げて行きたい
>3点セットを利用しての”自力での蝨潰し作戦”をする根気はなかなかない

「本試験型」を解かれて間違った問題について、三点セットに含まれているものだけ憶えていけば、へいちゃんの実力なら合格されるでしょう。余裕があれば、「合格ノート」や「問題と解説」もされた方がいいと思います。

尚、蝨潰し作戦は、新たな語彙は増えるけど、今までの知識と混乱したり、今までの知識を忘れちゃったりするんですよね。私の今回の反省です。

>”onlyな訓”シリーズも直前で勉強させていただき、粳(Y)、雹(K)などはそのお蔭で正解できました

ありがとうございます。Onlyな訓は少しは必ず出るのですよね。毎回直前にageようかなあ。

今後も楽しみましょう。
返信する
このモチベーションを維持しなければ (へいちゃん)
2009-11-09 20:18:07
>多少間違ってもいいくらいの知識を更に増やすことだと存じます。

その通りですね。わかってはいたんですが、ぎりぎり合格するか否かという程度の実力ではやはり難しいということですね。

>余裕があれば、「合格ノート」や「問題と解説」もされた方がいいと思います。

早速、「本試験型」買ってきました。「合格ノート」は書店になかったのでamazonででも購入しようかな。「問題と解説」まではちょっと手が出ないかなと思っています。

”onlyな訓”はあと鞦(K)もそうでしたね。直前学習だけで3問も稼げたのでこれなら合格か、と糠喜びでしたが、最初の読み問題で、12/30も間違ってしまったのが合格ラインに届かなかった最大の要因でした。

今回、今後の学習方法を考えるにあたって、このblogを改めて遡って読ませていただいて、その内容の濃さ、有用さに本当に頭が下がる思いです。貴blogの本当の意味での素晴らしさに今頃気付くなんて遅きに失するところですが、ここまで辿り着かないと、その意味がわからないという面もあり、1級の奥深さをまた知った気がします。

あとは今のこの悔しさ、モチベーションを来年2月までなんとか維持していきたいものです。
返信する
正当恁麼時 (白魚一寸)
2009-11-09 23:40:37
>「問題と解説」まではちょっと手が出ないかな

確かに「問題と解説」は使いずらい問題集です。私も合格してから使い出しましたし、やらなくても大丈夫でしょう。

>最初の読み問題で、12/30も間違ってしまった

それはいけません。然し、読みをそれだけ落として、合格点に肉薄されているということは、書き取りはお出来になるのですよね。だったら、読みを8割とれるようにすれば合格でしょう。音読みは、同じ音符の読み分けが眼目だと思いますので、「音符字典」が役立つと思います。訓読み対策は以前記事にしたことがあります。このコメントの名前のところのリンクご参照頂ければ幸甚です。

>このblogを改めて遡って読ませていただいて

ありがとうございます。ただ、古い記事は、最近の記事と矛盾していることを書いているかもしれません。気付いたら直したりしているのですが、漢字と同じく、何を書いたか忘れてしまっているのもあります。

>1級の奥深さ

1級は限がないんですよね。漢字が読めたとか書けたとか、興味のない人には馬鹿馬鹿しいと映るでしょうが、学びというのはそういうことの繰り返しだと思っています。人類は、ずっと昔からそうやって学んできたんでしょうし、だからこそ、ロケットも飛ばせることができるのでしょう。

>あとは今のこの悔しさ、モチベーションを来年2月までなんとか維持していきたいものです。

多少上から目線で物を申しておりますが、叱咤激励とご理解頂ければ幸甚です。
返信する
もう一言おつきあい下さい (へいちゃん)
2009-11-10 21:13:50
あまり個人的な事情について長々とやりとりをさせていただくのも申し訳ありませんが、万が一、他の初学者の参考になるかもしれませんのでもう一言コメントさせていただきます。

>過去問全部お持ちなのだから、全部解かれないのかなあ。「征服」には穴がありますよ。

完全征服に取り組み始めてから、このblogやmixiのSIMOさんのコメントで完全征服がどういうものであるかを知りました。
過去問を入手した当時は試験まで時間がなく過去問そのものに当たる余裕がなかったのと、完全征服に取り組んだ後には、文章題を除き、9割がた同じ内容である過去問に取り組むのはある意味時間の無駄という面も大きいと思い、H15年度以前の過去問には取り組んでいませんでした。確かに、完全征服は完全網羅ではないので、改めて取り組む意義はそれなりにあるかもしれませんが、現状では初見である市販の問題集から始めて行きたいと思います。

「音符字典」は小生も購入しました。最初、ある程度1級漢字に慣れてからでないとかえって混乱すると感じたため、これまではあまり利用していませんでしたが、ある程度慣れたこれからは活用していきたいと思います。

H19~H16年度の過去問に取り組んでみて、”書き”が一番弱いことがはっきりしたので、書きさえできればなんとかなる、と思い込んでしまったんですが、今思えば、相対的に”書き”の出題の可能性のある範囲は狭く、同じ勉強量であれば、出題の可能性のある範囲の広い”読み”に対する勉強量が足りなかったなということですね。

>多少上から目線で物を申しておりますが

いえいえ、白魚一寸さんの足許にも及ばない実力のまだまだヒヨっこですので、今後もご指導を宜しくお願いいたします。


返信する
肬贅 (白魚一寸)
2009-11-12 22:51:30
>長々とやりとりをさせていただくのも申し訳ありませんが、・・

へいちゃん様でしたら、いくらでもどうぞ。一記事に最高29のコメントが付いたこともあります。

私は、学習方法は人それぞれだと思っています。へいちゃん様は、今回の結果を踏まえて、合格のために確固たる方針をお持ちでしょうから、私があれこれいうのは野暮なことは承知しておりますが、何を書いても宥されそうなので、贅言を弄します。

>完全征服に取り組んだ後には、文章題を除き、9割がた同じ内容である過去問に取り組むのはある意味時間の無駄

ただ、四字熟語については、特に「征服」の穴は大きいと思います。今回も6-3Kの炊金饌玉が出題されています。

>初見である市販の問題集から始めて行きたい

「本試験型」は、最近の問題より難しいと思います。私は、18-1で合格してから、「本試験型」を解き出しましたが、8割は取れず凹んだ記憶があります。時々、過去問をやってみるのも気分転換になろうかと思います。

>「音符字典」は小生も購入しました。最初、ある程度1級漢字に慣れてからでないとかえって混乱すると感じた

確かに、同一音符に沢山の1級漢字があるのもありますから、一気にはとても憶えられませんね。ただ、1級の初出漢字を学習する度に、「音符字典」にレを入れていく使い方もあるように思います。先ず一つレを付けて、次に同一音符の別の漢字が出てきたときには、またレを付けて、既にレを付けたものと、音訓を比較するという使い方もあるんじゃないかなあ。尤も、私は、レをつけまくる学習法ですが、辞典や問題集に全く書き込みをされない方もいますよね。色々ですね。

>相対的に”書き”の出題の可能性のある範囲は狭く、同じ勉強量であれば、出題の可能性のある範囲の広い”読み”に対する勉強量が足りなかったな

読み書きの出題範囲の差に気付かれるとは流石です。読みは、「辞典」と「四字熟語」の1級音訓見出し語の8.5~9割は読めるようにする必要があるのではないでしょうか。約1800~2000字程度でしょうか。

書きは、それよりはかなり少ないような気がしています。読めればよく書けなくてもよいと思う漢字は今も探して「辞典」に書き込んでいますが、過去問を総覧してから「辞典」を見ていると、これは出ないんじゃないのかなあという気がするものが結構あります。

ただ、出るとか出ないとか考える時間があったら、私の場合、いつのまにか忘れてしまうものを何とかしないといけないのですが・・
返信する

コメントを投稿