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さまざまなことを「流さずに」考えてみよう。"slow-thinking"から"steady-thinking"へ

10.3.1  TVタックルでの外国人参政権特集(その3)(終)

2010-05-04 12:28:31 | 白河アーカイブス

「その1」から足かけもう3ヶ月目となってしまった。ここにリンクを貼っておく。

その1

その2

youtubeのリンクはこちら



スペースの都合で今回の記事に回したのが以下の部分である。まさに「極めつけ」である。張による以下の発言をごらんいただきたい。


(1995年に、外国人参政権について判断された最高裁判決についての話で←詳しくは、「その1」「その2」を参照)

穀田恵二
「憲法論で言うなら、それは法律にないことについては憲法違反だと、そういう意味を少なくとも1995年の判決は言ってる。だから傍論でそれを言ったのは大事なこと。それが解釈なんですよ」

三宅久之
(上の穀田の発言を受けて)「そんなことありませんよ。あなた憲法の読み方知らないの?(手元の本を見ながら)『(日本国憲法第15条1項) 公務員を選定し、及びこれを罷免することは国民固有の権利である』。その国民とは日本国民であるというふうに最高裁は判断してる」

張景子
「違う違う。(手元の本を見ながら)『国民とは、国籍保持者のみのことではなく、社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるをえないものを言う』と書いてあります

三宅・高市
「それどこに書いてあるんですか?」

張景子
憲法の15条の1項に」(一同ざわざわ)



※(テロップ)日本国憲法 第15条1項
公務員を選定し及びこれを罷免することは国民固有の権利である


三宅久之
「何言ってるの、そんなことはどこにも書いてありません。それはあなたが作った憲法だよ。あなたが言ったのは偽造憲法だ、そりゃ。日本国憲法に書いてないよ、そんなこと」

張景子
解釈は色々あるってことですよ


・・・あえてまじめに問うてみたいが、

日本国憲法第15条1項 「公務員を選定し、及びこれを罷免することは国民固有の権利である。」

という表現を、どう「解釈」すれば、

「国民とは、国籍保持者のみのことではなく、社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるをえないものを言う」

という表現に変えられるのだろうか???こういう解釈のねじ曲げ方が、「中国人」にとっては普通なのか?????しかもこの人、一応、自称「東アジア評論家」なのだが・・・。


中国って、こんだけ言語能力がめちゃくちゃでも「私は評論家です」という主張が通る程度の言語文化しかないのか?(笑)


・・・だとしたら、言語能力において、致命的な欠陥を持つと推測される多数の在日中国人には、ますます投票権など与えるわけにはいかないだろうに。



タネあかしをしておこう。この「自称評論家」は、「ヒッグス・アラン事件」という訴訟において、判決文に

「国民とは、国籍保持者のみのことではなく、社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるをえないものを言う」

と書いてあったものだから、これが「裁判所の判断=法的拘束力を持つ文言」であると思いこみ、意気揚々と語ったのだが、

実は、この部分は、「原告の主張の整理」の部分に過ぎないのである。つまり、「原告はこう言っていますよ」と引用しているだけであって、この文言は、「裁判所の判断」などでは全然ないのだ。

ヒッグス・アラン事件 上告審判決

■ 上告代理人美並昌雄、同後藤貞人、同氏家都子の上告理由

第一、原判決について

(中略)

[18] 前述したごとく、社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるを得ない者は、民主主義の原則により自己決定権、その手段としての参政権を有する。「定住外国人」が日本の政治社会における政治決定に従わざるを得ない者であることは、その生活実態が日本国民と同一である以上自明のことであり、よって、参政権を有する。

[19] そして、上告人が「定住外国人」に該当することは永住許可を受けていることから明白であり、上告人は、憲法第15条の選挙権を有するのである。


と、上告人(原告側)が言ってるだけですよ。
張景子さん。



おそらく、上記のページの存在を誰かから聞きつけ、「上告理由」というタイトルを忘れたまま、

「このページにこう書いてあるってことは、判決でこう言ってるってことなんだわ!!」

と早合点しただけなのだろう。


どんだけ言語能力が低いのだろうか。この、自称「東アジア評論家」とやらは。。。


今回だけではない。この張という自称「東アジア評論家」(この肩書きも、いかにも言ったもの勝ち的な安っぽさを漂わせているが)は、以前も報道2001に出て、中嶋嶺雄(中国研究者、元東京外語大、ICU学長)と中国について議論したときも、自分の都合が悪くなるとオホホ笑いだけをして何も反論せず、在日中国人の恥をふりまいていた。

張「あ~らそうなんですか、オホホホホホ」

中嶋「・・・」(反論ないの?)


・・・どっかの奥様の家で、紅茶でも飲みながら、頭の悪い会話をしているわけではないのだが・・・


反論できないときにただオホホホ笑って「あなた、そんなバカなこと言ってるの?」っていう雰囲気だけ作ろうとする「自称評論家」って・・・言葉や、論理的な議論に対する根本的な姿勢や誠実さが欠けているとしか言いようがない。

まるで、民主党議員レベルではないか。


以上、ここまでをその3とする。



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