塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 探検・体験 江戸東京 武家諸法度

2015-02-17 05:47:23 | ミュージアム巡り_2015
 江戸東京博物館は、今年の3月28日にリニューアルオープンする。
そのため常設展示が休みの中、1階の展示室に同館が所有するものを
資料として「探検・体験 江戸東京」と題した品々が展示されていたの
で観賞(1月24日)した。
 普段は展示されることが少ない資料や珍品などもあり、ストロボ
(フラッシュ)なしならカメラに収めることもできたので、プチ得した
気分で拝見できた。
 参勤交代の制度は次の法令から始まったといわれる「武家諸法度」
(寛永12年・1635、Copy of the Buke Shohatto)。

 江戸幕府が諸大名を従わせるために定めた法律。三代将軍・徳川家
光の時に、参勤交代を義務とする制度が盛り込まれている。
 そういえば、昨年の邦画で「超高速!参勤交代」(本木克英監督、
佐々木藏之介主演、松竹)という抱腹絶倒の映画があり、何度もDVD
で観賞している。参勤交代の主旨は、藩の財政を枯渇させ財力を抑え
るのが目的だった。

 展示されていたパネルには、安政6年(1859)に鳥取藩が地元から
江戸への参勤交代(21泊22日、180里(約702km)、1日平均32km)
で使ったお金が1,957両だったという。幕末の1860年時代の1両は
約4,000円。

 次の図は、「参府行列図」(19世紀、小田切春江/画、徳川美術館・
原資料所蔵、Painting of a Daimyo Procession Entering Edo)。
 徳川御三家のひとつ、尾張藩の殿さまが江戸へ参勤する行列の様子
が描かれている。絵巻の中にはおよそ900人が描かれている。
江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)

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