塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 江戸の罪と罰 洗冤録

2015-01-22 05:41:17 | ミュージアム巡り_2015
 中国の医法学書は、江戸城内にあった紅葉山文庫(将軍の図書館)
にも収められていた。
 次は、袖の中に入るほどの小さな本“袖珍本”の「洗冤録」(乾隆
49年(1784)序刊、全4冊、紅葉山文庫旧蔵)。同書は南宋の宗慈の
著であるが、清の陳明善がこれを袖珍本に編集して、救急治療法
などが増補されている。

 陳は、書の序で「洗冤録」を“屍傷の隠微、備へて其の中に載す”
と評している。持ち運びの便利な袖珍本にしたのは、検死必携の本
書をより使いやすくするためだった。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)

最新の画像もっと見る