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塩哲の空即是色

日々の徒然日記

Holidayの麺処巡り がんこ十八代目 で 塩

2012-12-23 20:34:03 | 麺_2012
 鈴鹿サーキットでの取材を終え、再び近鉄特急で大阪へ移動。と
りあえず荷をホテルに預けて難波・千日前へGO。

 大阪に伺うと必ず立ち寄ることにしている麺処が「がんこ十八代
目」。鰻の寝床のようなエントランスを進み扉を開けると、松由店
主の笑顔で出迎えていただいた。夏以来の訪問で、ご挨拶。

 「塩拉麺海老脂」700円と味玉100円のチケットを購入してカウ
ンターへ。松由店主からサービスということで一番搾りを頂きまし
た。10時前に名古屋駅できしめんを頂き、昼抜きで夕方の5時前に
麦酒を喉に流し込む。喉が鳴るなる、旨い、ありがとうございます。

 マッタリとなったところで、注目の一杯が登場。器の中のビジュア
ルが少し変わったかな。スープをすすると、本道を行くまさに“がん
こ正宗“の味、これだこれだ、旨いなあ。

 そしてチャーシューが素晴らしい。箸でつまむのも難しく、口の中
で瞬時に溶解していく。がんこチャーシューの中ではナンバーワンだ。
途中から別の器に醤油のこってりスープが登場し、麺をこちらの器に
つけて頂くと、がんこ新バージョンの味で驚いた。
 旨かった、ご馳走様。

Weekendの麺処巡り べんてん で 塩油そば

2012-12-22 12:59:09 | 麺_2012
 本日は朝から冷たい雨が降っている。こんな日は並びたくないな
あ。いつもの麺友さんへお誘いの電話をして、ご一緒に高田の麺処
「べんてん」へGO。
 11時前に店頭に到着すると、待ちなし。ドアを開けると空席あり。
この雨の中、すんなり入店できた。

 マスターにご挨拶して「塩油そば」850円を注文。丁度、茹で湯
の交換タイムで少々マッタリとした時が過ぎ、目の前に注目の一杯
が登場。

 器の底に溜まった塩ダレや具を持ち上げて、攪拌すること数十秒。
その後は、タレや具で染まった麺をすする。ワオー、私の味覚の蕾
を心地よく刺激する、旨いなあ。鷹の爪の輪切りも入り、多少のピ
リ辛感もあって身体も温まってくる。

 最後は麺を少し残して、スープを注いでもらう。マスターから少
なめか、多めの声が飛び、多めをコール。すると、麺がいつもより
多くのスープの中に浸かっていた。本日の寸胴スープ、旨い旨い。
至福のひとときを過ごせ、大満足、ご馳走様。

Weekendの麺処巡り むろや で 比内地鶏の塩

2012-12-15 12:56:05 | 麺_2012
 先週、四谷4丁目の「むろや」に伺った時、渕上店主から次週の
食材「比内地鶏」を使うことが告げられていたので、北の丸公園に
ある東京近代美術館工芸館の特別展を観賞後に本日伺ってみた。

 工芸館では、漆工芸作家の作品が来年の2月11日まで「寿ぎの
“うつわ”」展が開かれており、入館者も少なくじっくりと鑑賞で
きた。ここは写真撮影が許されており(一部禁止もある)、私にと
っては親しみやすい美術館で気に入っている。
 さて、愛知の「名古屋コーチン」、鹿児島の「薩摩地鶏」と並ん
で日本三代美味鶏のひとつ、秋田の「比内地鶏」。その肉は脂肪が
少なく、ヤマドリのような淡泊な味で、江戸時代の頃は年貢として
納められていたとのこと。
 1942年、比内地鶏が国の天然記念物に指定される。そこで秋田
比内地鶏の雄とロード種の雌を交配して生まれたのが“比内地鶏”
で、食用として生産されるようになる。

 とまあ、長い前置きは止めて早速、「比内地鶏の塩拉麺」を頂こ
う。SP麺「比内地鶏の塩拉麺」800円と味玉100円のチケットを購
入してカウンターの指定席へ。
 本日の淵上店主の表情は、先ほど鑑賞してきた美術館のタイトル
どおり寿ぎの“えへら顔”。これはスープの出来に自信がある証拠
で、期待大。

 で、登場した一杯、スープは少々白濁感があるが、すすると地鶏
の独特の風味とコクがあり、うまい旨い。このスープをベースに塩
だけでなく、むろや本来の醤油ベースのかえしで頂いても旨いだろ
うなあ。いろんなアレンジが出来るだろう。

 生姜の利いた鶏つくね、箸休めには良いものだ。二つも入れてい
ただきありがとうございます。旨かった、ご馳走様。
 店を出ると、遠くの方からバイシクルに乗ったFILEさんと遭遇。
どうも、お先です。

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2012-12-15 06:54:47 | 麺_2012
ミュージアム巡り トーハク_12秋 三番叟

 この秋に東京国立博物館(トーハク)の常設展を鑑賞した時、能面が
展示されていた。能面といっても、その数は思った以上に多くあり、
それぞれの役割に表情や形が変わり観ているだけで飽きない。その
続きを紹介。
 「三番叟」(さんばそう)とは三番目の叟(おきな)という意味。これ
は、「父尉」、「翁」に次いで登場するので名前が付けられている。
 色が黒いので「黒色尉」の名もあり、これに対して翁は白色尉とも
呼ばれている。滑稽味を含む役柄のために、少し下卑した顔に表され
ていることが多い。しかし、この面は品がある。
(台東区上野公園13-9)

Weekendの麺処巡り がんこ総本家 で 渡り蟹200

2012-12-09 13:29:17 | 麺_2012
 新宿・舟町の「がんこ総本家」で先週から、塩や醤油ベースのかえ
しを一切使用しない“ゼロ”拉麺が振る舞われている。名付けて「100
拉麺」と呼んでいるそうだ。まだ、頂いたことがない。

 そこで、本日は従来の100拉麺の食材に、渡り蟹を10kg寸胴にほ
り込んで煮詰めるという。その名も「がんこ200拉麺」1,000円。

 早速、総本家へGO。早めに店頭に到着すると、店内から一条家元
から声がかかり、入店。たった今、ボイル仕立ての渡り蟹をお裾分け
いただき、缶麦酒で乾杯。一足早いお正月を迎えたようだ。蟹ミソと
足の付け根の身が絶品、ウマイなあ。朝から、そんなサプライズがあ
り、また家元の拉麺講釈を伺い、再び店頭に並ぶ。
 私の後の方が同じ沿線とあって、麺談義に華が咲いた。その方、練
馬区関町南の「〇麺堂」のSP麺ハンターだった。
 さて、牛頭に明かりが灯り開店。

 目の前に登場した一杯、がんこ肉が多くのり、揚げ餅もトッピング
され麺が見えないほど。煮詰められた200スープをすすると、いつも
のガツーンとくる塩気が、ホノボノとしたさっぱり薄口で細微の塩気
のみ。こんな“がんこスープ”は初めてだろう。

 甲殻系の風味がしっかりと薫り、麺とスープを交互に頂き、その間
にがんこ肉をつまむと、肉からの塩気が広がり旨みが増してくる。こ
の200スープは、今後いろんなアレンジが出来る応用も利くようであ
る。揚げ餅もワンポイントになり、良かった、ご馳走様。
 退店するときに家元から、「大晦日は凄い一杯を提供しますから」
の声がかかった。こちらも愉しみ。