Groovy Days

2008年7月23日マキシシングル『青空』をリリース!
柳生伸也のblog

名古屋市科学館へ

2013-01-31 01:03:22 | 雑記

随分前にリニューアルされたんですが、中々機会が無くて行けなかった名古屋市科学館に、先日ようやく行く事ができました。
完全に閉館して、長い間改装をしていたので、僕が子供の頃から慣れ親しんだ、あの大好きだった科学館はもうどこにも無いんだろうと思いつつ中に入ってみると・・・。

意外なくらいに、建物の構造は昔の古き良き科学館の面影を残していました。
展示物の多くは新しく作られたものでしたが、昔からずっとある物もちゃんと残されていて、体験型の展示物は子供の頃の僕がそうしていたように、今の子供達も楽しそうに体験していました。
中には1960年代や70年代からそこに展示されている物もあって感慨深かったです。

館内の見学とプラネタリウムのセットのチケットを買って入館したんですが、プラネタリウムは人気があって最終回しか予約が取れず、投影が終了する時間は科学館の閉館時刻の後になってしまうと言う事で、プラネタリウムを出た後では館内を見学する事ができないと言う事でしたので、先に館内を全て見て回りました。

子供達に分かりやすく科学的なこと、生物的な事を教えると言うコンセプトは昔のままでしたが、新しい展示物もかなり良く出来ていて、中々興味深かったです。


火星探査車の操縦を擬似的に体験できる模型と言うのがあったのでやってみたんですが、地球から火星探査車を操作すると生じるタイムラグが再現してあって、レバーを動かしてしばらくすると反応する、と言うのが中々面白かったです。
実際に火星と電波で通信するとなると、地球と火星が一番近い位置にある時で約4分、遠い時なら44分ほどタイムラグが出来るはずですから、操作の難しさはこの模型の比ではありませんね。

模型にはカメラが取り付けられていて、探査車が見ている物をそのまま見る事ができるんですが、基本的には荒涼とした砂漠のジオラマの景色が見えます。

楽しく動かしていると、学芸員さんに声をかけられて『実は、どこかに火星人がいますから探してみてくださいね』と教えてもらったので、レバーを操作してモニターを確認しつつ探査車を動かしてみると、確かに銀色の火星人がいました。
写真の探査車のすぐ前にあるのがそうです。
もしも名古屋市科学館に行かれる事があって、火星探査車の模型を操作する事があったら探してみてくださいね。

しかし、平日で少し来館者が少なかったからか、僕は良く学芸員さんに声をかけられて、色々と話をしました。
貴重なお話も聞けて良かったんですけど、僕は話しかけやすかったんでしょうかね?

と、そうこうするうちに、プラネタリウムの開始時刻が近づいて来たので、自分の席に着きました。


これが今回の科学館のリニューアルの一番の目玉でしたので、大変楽しみではあったんですが、少し寂しさもあったんですよね。
と言うのも、昔のプラネタリウムは、如何にも公共施設のプラネタリウムと言う感じの、少し野暮ったい出し物で、学芸員さんの語り口もどこか垢抜けないのが魅力だったんですが、このプラネタリウムは最新鋭のもので、きっと内容もかなりお洒落に一新されているんだろうと思っていたんですが・・・。

実際に始まってみると、まさしく名古屋市科学館のプラネタリウム、と言う感じの演出、解説で、何となく嬉しい気持ちになりました。
今回はオリオンの話だったんですが、きっと夏に行くと、夏の大三角の話になって、デネブの事を話すときにはあれをするのかなと、分かる人には分かる、分からない人には全く分からない事を考えていました。

ただ、投影するための機械は最新型なので、映像は昔のものとは比べ物にならないほどはっきりとしていますし、昔のものでは出来なかったような物凄い演出もありました。
ぜひ多くの人に観てもらいたいと思いましたね。

ただ、気になったのは、館内が暗くなってすぐ、僕の左後ろと真正面から大きないびきが聞こえてきたことです。
暖かくて暗くて、心地良いのは分かりますけど、せっかくだから彼らにも眠らずに最後まで観て欲しかったですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。