Groovy Days

2008年7月23日マキシシングル『青空』をリリース!
柳生伸也のblog

皇帝引退

2006-09-10 01:12:41 | 雑記
ミハエル・シューマッハが今年を最後に引退表明した。
確かに、もう随分長い間、F-1のトップを走りつづけた人物だけに、そろそろか、と言う気もしないでもないけど、やっぱりちょっと寂しいよね。
恐ろしく正確なドライビングは、他の誰も真似する事はできないだろうと思う。

知らない人から見れば、F-1なんて車の性能さえ良ければ誰だって早く走れる、と思うかもしれないけど、実はそんな事ない。
多分、俺たちはあの車をまともに走らせる事だってできないだろう。
加速にも減速にもコーナーにも、体がついて行かないと思う。
下手をすればコーナリング時の横Gで首の骨を折るかもしれない。
最高速からヘアピンに突っ込む時のブレーキで体にかかる縦Gで内臓がいかれるかもしれない。
もちろん、あんな車でデッドヒートなんて(特にモナコみたいなエスケープ・ゾーンのないコースでは)考えられない事だろう。

ともかく、ミハエル・シューマッハの引退で、F-1はまた新しいフェーズに入ることだろうと思う。
けど、まずは残りの3戦で、彼が有終の美を飾る事ができるか、見守る事にしたいと思う。