手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

お台所の神様のお札を頂きに

2014年02月08日 | 日記

品川の旧東海道にある「千躰三宝荒神」様

荒神様は台所の火・水の神様

台所に荒神様をお祀りすると衣食住に不自由しないと母から言われていました

その母も亡くなり、父もお札を頂きに来れなかったので名代で参りました

良いお天気で風もなく穏やかです

ココは「雲海寺」といいます

お祭りではない日に伺ったので道行く人もまばら

「千體荒神王靈場」とあります

「體」は旧字体の「体」です

「骨」は上部の骨格を示す象形文字に肉を下に加えたもの

「豊」は器に穀物を盛った象形文字で、供え物が豊穣な様を示します

 山門の上に躍る獅子

そもそも荒神信仰って?

西日本、特に瀬戸内海沿岸地方で盛んだったみたいです

火の神や竈の神様である荒神信仰+仏教+三宝荒神信仰(修験道) 

  

海雲寺の創建年は、1251年(建長3年)

この日は入りませんでしたが、本堂の天井がカッチョいい!のです

天井一面が纒(まとい)の頭のデザインが描かれています「挌天井纏鏡板」

これも荒神様が「火」繋がりだからでしょうか?

  

境内に「力石」という丸い石があったので「なんだろう?」と見る度に思っていました

上記を読むと、昔この石が力比べに使われていたらしく

元気な若者の汗が染み込んだものなので、石を触ることで元気を貰えるかも?とあります

ココだけでなく、江戸時代から力石を用いた力試しが日本全国の村や町で行われていたようです

個人が体を鍛えるために行ったり、集団で互いの力を競いあったりしたもの

神社の祭りのイベントで石で力試しが行われたそうです 

これにお札を入れてくれました 

色々説明が書かれています

お台所のお札の隣はお手洗いのお札でした

門札は近所に貼られているのを知っているだけでしたが、ここで頂けるのですね(初めて知りました)

      

一番右側の割り箸に色紙(赤・緑・黄色)が付いているのは「御幣」

折り畳まれている紙を開き、荒神様の御幣の形に折ってお祀りします

荒神様の大祭は「3月27日 28日」

火繋がりかな?「ふいご祭」なるものもあります(コチラは11月)

工場安全 所内安全 ボイラー安全祈祷だそうです

道標によると、右は「青物横丁・品川宿」

左に行くと「鮫洲」・くらやみ坂を経て大井町とあります

「品川」は高輪に対応して「風光明媚な品良き土地」という意味 または

領主が品川氏だったからとか言われています

「鮫洲」は砂水(さみず)が変化した または

近所でサメがながれついたから と命名されたそうです

今日は「くらやみ坂」を通って帰路につきます(今では夜でも全然暗くはないけれど)

旧東海道のみに設置されている道路の側溝のフタ

波模様が海に近い旧東海道らしさがありますね

古い道には古い家が残っています

緑青の雰囲気がイイデショ?

戸袋の模様が蛇の鱗のような・・・

「イイ仕事してますね~」とひとりごちして 今日の御用は終わり(^_^)v


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