桃おやじの歴史散歩

我が町は 記紀に記載の七代孝霊天皇黒田廬戸宮の比定地。
古代史を中心に、奈良の観光や地域情報を気ままに書いています。

「初瀬川(大和川)堤防公園」 奈良県田原本町

2017-09-08 22:37:55 | 地域
「初瀬川(大和川)堤防公園」

田原本町の東の端を流れるのが大和川(初瀬川)。

田原本町内は、東から順に大和川(初瀬川)、寺川、飛鳥川、曽我川と言う4つの一級河川が通って居ます。

  川と川の間には穀倉地帯が広がり、環濠を有する集落が離れても2-300mと言った間隔で点在。

川は農作物や集落までも襲い、幾度も流れを変え、多大な被害を与える一方養分をたっぷり含んだ豊穣な土壌をはぐくんで来ました。

集落は、要塞としての環濠もさることながら、意外と川幅の狭い環濠が多く、洪水や干ばつから守り、生活用水として利用する事の方が重要だったようです。

集落には、環濠のほかに、遊水地や内堤(受堤)等を作り集落を守って居た様ですが、今はその名残すら見る事が出来無くなりました。

大和側も幾度も流れを変え集落を呑みこみ、蔵堂、東井上、法貴寺等の集落を分断して流れて居ます。

近年では、1982年8月の台風による決壊で、農地や集落に大きな被害をもたらし、法貴寺周辺の河川改修をして現在の流れに成って居ます。

河川堤防には諸所公園が設けられ、近くの住民や、通る人達の憩いの場に成って居ます。


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