桃おやじの歴史散歩

我が町は 記紀に記載の七代孝霊天皇黒田廬戸宮の比定地。
古代史を中心に、奈良の観光や地域情報を気ままに書いています。

「八尾」 奈良、田原本

2017-09-14 22:43:20 | 地域
「八尾(旧町)」「安養寺」(八尾) 「笹鉾山古墳群」

2.「浄土宗法性山専求院、「安養寺」(八尾)」 
八尾の集落の北東部、寺川の西河畔、国道24号線鍵交差点を西へ入った寺川の信号脇に少し大きな本堂が見えます。

寛永10年(1633年)の創立と、この辺りでは比較的新しい創建ですが、元は行基の開基で、五瑞夫天皇の時代に現在地に移転したと伝えられます。

清和源氏の祖、多田満仲の末孫 富長氏の祈願所として建立されたもの。

寺領に沿って西側を下ッ道と寺川が交差して通り、100mほど下流には今里の浜が有って、物資の集積場として栄えた問屋街へと続く道際に成ります。

約1000坪の境内に、綺麗な外観の木像入母屋作り本瓦葺の本堂庫裏、鐘楼、寺仏堂等の諸堂を供え、本尊の阿弥陀如来、寺宝の釈迦涅槃図、33所観音像を始め、明治初年に廃された川向かいの淨国寺おも引き継ぎ、多数の石仏石像を有して居ます。

中でも、国重文の木造阿弥陀如来立像は、鎌倉時代の名匠 快慶の作に成ります。


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