新長官のインタビュー記事が地元紙に掲載されていました。地元の生まれでなにかを期待しているような記事でしたが・・・。
答えは、「現状の価格で外材と充分に引き合うようになった」「後は川上がどう供給できるか」「施業単位を集約・大型化し高性能機械を入れコストダウンをはかる」...これが林業再生の柱になる新しい風だそうです。先日の熊本でのフォーラムでの量で勝負のロジックそのままでした。
私は林業が専門分野ではないので詳しい経緯についての情報は持っていないので、勘違いかもしれませんが、昨年までは「外材と対抗するには無垢の乾燥材」で乾燥機を大量導入し、価格を回復させようとういう方針があったように思っていました。
でもここに至っての方針は「集成材の原料としての原木生産」に完全に重きをおいて、工場着8千円の原木流通が既定路線であることを明確に示したようです。これまでついてきた山元をなだめるためのB材C材のトリックが、談話にはなかったのがことの深刻さを物語っていて、よほどのA材以外は山元の段階で工場直行になり、つまり大半の素材が超低価格で流通されることがすでに認知されたのでしょうか。
これもあまり知識はありませんが、「需要過多で市場に木材があふれないようにする」という鳴り物入りの「新生産システム」とは、生産ではなく流通のための再編で”国産材時代”は”集成材の原料の時代”で考えられている気がします。今の経済で通用するか疑わしいケインズ理論のロジックです。
正直言えば、半世紀前の政策=拡大造林を清算するための処分政策の感は否めず、問題になっている球磨のような禿げ山は、まだまだ増えるでしょう。
唯一の突破口は、「森を守る木」であることを担保する森林認証システムの活用です。当面はをそれを理解する人に届けることが主になりますが、力を持てばそれを「流通の切符」にすることが可能です。天は自ら助くる者を助く、山は人に頼らず自らの頭で考え行動するしかありません。(諸塚村/矢房)
答えは、「現状の価格で外材と充分に引き合うようになった」「後は川上がどう供給できるか」「施業単位を集約・大型化し高性能機械を入れコストダウンをはかる」...これが林業再生の柱になる新しい風だそうです。先日の熊本でのフォーラムでの量で勝負のロジックそのままでした。
私は林業が専門分野ではないので詳しい経緯についての情報は持っていないので、勘違いかもしれませんが、昨年までは「外材と対抗するには無垢の乾燥材」で乾燥機を大量導入し、価格を回復させようとういう方針があったように思っていました。
でもここに至っての方針は「集成材の原料としての原木生産」に完全に重きをおいて、工場着8千円の原木流通が既定路線であることを明確に示したようです。これまでついてきた山元をなだめるためのB材C材のトリックが、談話にはなかったのがことの深刻さを物語っていて、よほどのA材以外は山元の段階で工場直行になり、つまり大半の素材が超低価格で流通されることがすでに認知されたのでしょうか。
これもあまり知識はありませんが、「需要過多で市場に木材があふれないようにする」という鳴り物入りの「新生産システム」とは、生産ではなく流通のための再編で”国産材時代”は”集成材の原料の時代”で考えられている気がします。今の経済で通用するか疑わしいケインズ理論のロジックです。
正直言えば、半世紀前の政策=拡大造林を清算するための処分政策の感は否めず、問題になっている球磨のような禿げ山は、まだまだ増えるでしょう。
唯一の突破口は、「森を守る木」であることを担保する森林認証システムの活用です。当面はをそれを理解する人に届けることが主になりますが、力を持てばそれを「流通の切符」にすることが可能です。天は自ら助くる者を助く、山は人に頼らず自らの頭で考え行動するしかありません。(諸塚村/矢房)
政策の失敗により結果として木材価格が下がっただけのこと。
林業の生産性の向上が図られた結果ではありません。また、生産性の向上努力を何もしていません。
今になって、これから「施業単位を集約・大型化し高性能機械を入れコストダウンをはかる」など、以前から言われていたこと。それができなかった、やろうとしなかったことの結果ではないのでしょうか。
「後は川上がどう供給できるか」林業家に責任を転嫁しています。
自らの無能を恥じず、その時その時でいいわけを考え、組織の生き残りを模索する姿勢は許してはなりません。
またそのようにさせた、林業関係団体の責任も忘れはいけません。
森林認証だけで木材価格アップを期待することはできません。それ以外の要件の方が重要と考えます。
1.国や団体に依存するのではなく自ら活路を開く努力がいる
2.厳しいのは山だけではなく、これまでの価格暴落の経済的な主張は通用しないので地球環境を守る林業をしっかり打ち出すべき
3.そのための手法として森林認証は有効
つまり、これは国や業界の批判記事ではなく、事実を根拠に、無駄な要求をやめ、こうするべきという具体的方針をもって、山が自ら範を示そうというものです。
そのひとつとしての森林認証の活用であり、目的は木材価格をアップしようではなく、認証によって森を守る義務を果たしていることを証明し、持続可能な森づくりのコストを社会が認めてくれるようにアピールしようということです。
それ以外の要件でいい提案があれば是非ご教授ください。(諸塚村/矢房)
ヨーロッパやアメリカ、カナダでは産業として機能しています。
本質的なことは勉強不足で判りませんが、確実なのは林業、木材加工業の生産性が林業先進国は高いことです。
また木材の利用率も高いことが上げられます。
原木は、製材品、製材品から集成材、チップから合板及び紙、おが屑及び木皮からペレットの製造、そして最終的な廃材が発電及び木材乾燥の燃料、最終的にその廃熱も地域暖房など、無駄なく使い尽くします。
また、今も生産性向上の努力、製品販売の努力が官民共同で行われています。
それに比べ日本はどうでしょう。
林業と関係ないものが批判しても始まりませんが、過去の政策の検証を行わなければ、新たな環境をメインにする林業の政策も結果ははじめから決まっていると感じます。
林業のとらえ方は異なるかと思いますが、林業の考え方を下記のホームページで記載しています。
http://www.d1.dion.ne.jp/~bwe/