NPO九州森林ネットワーク

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九州森林フォーラムで諸塚を訪れて

2005年02月01日 11時22分41秒 | <日々徒然・イベント>
 森林フォーラムに参加し、そのあとも引き続き諸塚の各地を見せていただきました。本当に得るものが多い滞在でした。わたしがこれまで見てきた山村に対して、諸塚の元気さには衝撃を受けました。山村や林業の関係者にお話を伺うと、だいたいどこでも最後は愚痴になります。諸塚では、ほとんど愚痴らしきものを聞きませんでした。これは本当にすごいことだと思います。どうしてこうなのか、もう一度よく考えてみたいと思っています。
1)南川の集落での神楽練習見学。こんなにもたくさんの若者が参加して、年配者から全員が熱く練習をしているとは!そのとき聞いた「神楽を通じてこそ、息子は父親を絶対的に尊敬できる」ということ、また「神楽をやっていなかった父親が、息子とのコミュニケーションを求めて神楽を始めた」という話に、神楽の効用がよく表れていたと思う。

2)シイタケ専業農家・Nさんのお話。FSCは、始めはよく分からなかったが、最近理解できるようになった。中国シイタケ問題の際、日本産ということを証明できなくて苦しんだ。スギでも同じことが起きうる。認証で産地を明確にすべきだと思った。これがなかったら、おそらくFSCには動かなかった。(これは本来は産地認証の話かも知れないが、こういう受容のあり方もあるのだと感心した)

3)公民館長の全村協議会の会長は、村長と同じぐらい偉いと事も無げに言われたこと。公民館というものが分かったようで分からなかったのだが、これでわかった。

4)山腹に転々と小さな集落がある風景。この村の伝統といまのがんばりが視覚的によく分かる。」

土屋俊幸(東京農工大学)

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1 コメント

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はじめまして (じん)
2005-02-27 23:05:43
はじめまして。トラックバックさせていただきます。

諸塚村、数年前、内山節さんの出演された「森の時間、ひとの営み」だったかのETV見て、一度行ってみたいと思ったりしています。

森林関連ということで、お暇な時には、ぼくのブログものぞいてみてください。
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