NPO九州森林ネットワーク

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ケーナ 作る楽しみ 吹く楽しみ

2005年01月08日 20時40分06秒 | <趣味・仲間>
 「ケーナ」みなさんご存じでしょうか。
 中南米で演奏されている縦笛、「コンドルは飛んでいく」で使われている楽器です。日本では、俳優の田中健が有名ですね。昨年の春、無性に楽器を演奏したくなり、そのとき、選んだのが、ケーナでした。
そのケーナにどっぷりとはまっています。朝夕の犬の散歩、ケーナを持って出て、河原でほぼ毎日吹いています。なぜ、ケーナだったのか自分でも解りませんが、やり始めるととても面白い楽器です。
 シンプルな構造で、竹筒に尺八に似た歌口を設け、穴を前6後ろ1開いただけのモノです。単純な形ですが、いざ、ケーナを探してみると、しっかり鳴るモノはなかなか見つかりません。ほとんどの演奏家は、自分で、作っているようです。田中健も、現在は俳優の平泉成さんが作ったモノを使っているようですが、かつては作っていました。シンプルな楽器だからこそ非常にデリケートで、一寸した形状の差が、音に反映します。吹き手とケーナの相性があるようで、自作しないと気に入るケーナはなかなか手に入りません。自分もこれまでに、十数本のケーナを自作している方に分けてもらいました。幸いにも、3本のお気に入りと出会いましたが、まだ、しっくりこない所があります。今、自分の部屋には、50本ほどの竹筒が転がっています。まだ、納得出来るモノは出来ませんが、自分で材料を切りだし、時間を掛けて乾燥。音をイメージしながら、歌口や指穴を調整し、演奏してみる。
 山の恵みに感謝し、スローな楽器を楽しんでいます。本年も宜しくお願いします。
(村田/鹿児島)