お名前: 吉弘 辰一 [p26-dnb04tenjmi.fukuoka.ocn.ne.jp] 2002/2/11/(Mon) 22:31
今年になって、国産杉の原木相場が下がりつづけています。
直近の相場は福岡県内の、ある森林組合によれば実質売上平均単価が杉材で9000円近くになり始めた様です。 この単価では山主に支払われる金額は限りなくゼロに近づきます、 檜は未だ手取り余裕が有るみたいですが立木総数に占める割合から考えればほんの一部です、 なんでこんなに成ったか? 需要の低迷が大きな要因ですが一つには 国の補助間伐事業で低質材が大量に原木市場に、ここ数年流れ込みました、 元々国の補助事業で大規模製材工場が各地に出来ましたので、心ある工場を除きほとんどの、これらの製材工場が質の良し悪しに限らず数量をこなさなくては成らない状況で生産を続けてきました(たとえ赤字でも)。やれ乾燥だ、やれ品質の向上だとお題目を唱えてきたわけですが、現物素材の質の変化には余り関心が無かったようです。と言うより現状認識が足りなかったかもしれません。
形状変化の大きい低質材が建築材製品市場に流れ込めば最終的にはマーケットが価格で価値を判断します、それが製品価格に反映され、ひいては原材料の木に反映される訳です…。 マーケットの価格形成は正直な側面をもっています、この価格低下で良質材までもが影響を受け始めました。
その結果、益々良質材の伐採は少なくなり、価格に見合った?低質材が市場に放出される結果となり、価格に見合わない良質材を切る人は少なくなり、行く行くは国産材マーケットには見かけぬ存在となる日が近いようです…。 困ったなァ~。
今年になって、国産杉の原木相場が下がりつづけています。
直近の相場は福岡県内の、ある森林組合によれば実質売上平均単価が杉材で9000円近くになり始めた様です。 この単価では山主に支払われる金額は限りなくゼロに近づきます、 檜は未だ手取り余裕が有るみたいですが立木総数に占める割合から考えればほんの一部です、 なんでこんなに成ったか? 需要の低迷が大きな要因ですが一つには 国の補助間伐事業で低質材が大量に原木市場に、ここ数年流れ込みました、 元々国の補助事業で大規模製材工場が各地に出来ましたので、心ある工場を除きほとんどの、これらの製材工場が質の良し悪しに限らず数量をこなさなくては成らない状況で生産を続けてきました(たとえ赤字でも)。やれ乾燥だ、やれ品質の向上だとお題目を唱えてきたわけですが、現物素材の質の変化には余り関心が無かったようです。と言うより現状認識が足りなかったかもしれません。
形状変化の大きい低質材が建築材製品市場に流れ込めば最終的にはマーケットが価格で価値を判断します、それが製品価格に反映され、ひいては原材料の木に反映される訳です…。 マーケットの価格形成は正直な側面をもっています、この価格低下で良質材までもが影響を受け始めました。
その結果、益々良質材の伐採は少なくなり、価格に見合った?低質材が市場に放出される結果となり、価格に見合わない良質材を切る人は少なくなり、行く行くは国産材マーケットには見かけぬ存在となる日が近いようです…。 困ったなァ~。