さて？これから

　６歳からずーと琴弾いて・・とうとう右親指が変形・痛い。その上上腕相変わらず痺れて・・今日は三木稔先生の曲練習しようと思ったに、超早い曲で頭も指も思うに任せず泣きそうふと思い出した。若い頃二人の子供をほったらかして、長唄の師匠の所に入り浸りで過ごした時代・師匠は右手首がパンパンに腫れて撥を持つ手が如何にも痛そうであった。お師匠さん（おっ師ゃんと呼んで居た）は芸技時代からの長唄三味線の弾き放しで職業病と言った。今でこそ楽譜で稽古をするから月に何度も稽古日は取らないが、私の１０代は口伝式で総て暗譜・故に１ヶ月に２０日稽古・殆ど毎日でした。師は『鷺娘』の曲は細かい撥さばきで、時に手に力入らず撥を落とすこともあった。私は若いから師匠の痛みが理解出来なかったが、今になってわかる・近いうちに杵屋の師匠の墓参り行こう・私の芸を育ててくれた恩人なのに平素の不躾を詫びる気持ちだ。少し年を感じて寂しい・・人間こうやって老いて行くのかなァ？広島の妹の姑の訃報有り,よけいに心が寒い。
我が社中の忘れ物名人、もどき？爪の忘れ物いつ気が付くかな？
夜帰宅して葡萄パンのブドウだけプチプチとムシッテ食べて,何だその食べ方は？と叱られた