oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

仏像から野球の投手へ

2006-11-17 | アメリカ社会
話題の松坂投手。ボストンの新聞紙『ボストン・グローブ』の一面に2日連続で写真付きで記事が掲載され、地元マスコミも注目しています。ボストンの球団が60億円払って日本人投手の入団交渉権を得る・・・。以前言ったように、明治時代に日本の仏像や浮世絵などを熱心に収集していたのがボストン出身の方たち。そんなボストンが、100年後にはアメリカの国技である野球の投手を日本から雇うなんて、昔の日本美術収集家が知るとびっくり仰天?ちなみに写真は、ボストン美術館に展示されている絵画です。アメリカやヨーロッパで日本ブームが起きた19世紀終わりのパリジェンヌ(だったっけ?)がモデルです。「これが日本のkimonoよ!この扇子も素敵!どう、おしゃれでしょう、オホホホホホホホ!」と言う声が聞こえてきそうですね。

日本といえば、資料収集で100年ほど前(日本は明治時代)のアメリカの雑誌や新聞を読んでいると、日本関連の記事を多く目にします。わたしのリサーチとは直接関係がないのでざっと読むだけだけれど、日本に対して興味津々で肯定的に書かれている記事が多いです。「(日本人が食べる)生魚をアメリカ人が嫌悪しているのは、アメリカの魚市場が不衛生だから(言い換えると、日本の魚市場は衛生的)」など、「日本人の味方じゃん」って書き方をしている記事を今日は目にしました。明治時代の日本は「文明国」のアメリカに追いつこうとしていたようだけれど、だからといってすべてのアメリカ人が日本を単に見下していたんではないんだな、と感じます。

ちなみに、わたしは明日がボストン最終日。明日の夜、ニューヨーク経由でフィラデルフィアに移動します。

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