まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
問合せ先:m.m.s@tea.ocn.ne.jp

豊野高等専修学校

2020-02-28 | 教育・出産・育児

「こんな学校があるんだ!」
というのがまさに率直な感想。

で、
「なんで!?」
というのが次の感想。

豊野高等専修学校さんを訪問し、理事長さんや校長先生らと懇談。

「新しい自分と会える なりたい自分がみつかる 自分らしくいられる」
と説明資料にはあります。
また、
自分に自信が持て、自分を好きになる生徒を育てる
生徒が「行きたい」と思う学校をつくる
・教育課程や連携の充実を図り、将来につながる進路指導をする
というのが学校運営方針(学校が目指すもの)

終戦直後に女子に手に職をつけて貰いたいということで、服飾から始め、6年前に共学となった同校は現在、
不登校問題など
「子どもたちにとって何が、どんな環境が必要か?」
「不登校の子を何とかしたい!」
について、真摯に向き合っている学校でした。

こちらの特徴をメモより
・高等専修学校、大阪府にはいくつもあるが、長野県には一校しかない
・中学を卒業した生徒のための専門学校だが、
・こちらは通信高等学校と連携していて、単位を修得でき、大学受験の資格は得られる
・午前は通信高校の単位のためのレポート学習
・なので、生活のリズムを掴み辛い生徒も対応できる
・午後は、専科の授業や体育など
・情報、美術、服飾、介護(3年から)がある
・これに出たくて、午前も頑張って来れる生徒もいる
・通信高校と異なるのは、高校で行われる行事(文化祭、修学旅行など)は全てある
・少人数の対応で、一人ひとりに丁寧に対応している
・カウンセリングの先生も充実していて悩みを話し易い
・中学の時には中間教室や事情障学級に通っていたり、不登校だった子が多いが、ここには登校できる子が多い(一覧あり)
・入学後に改善し、次の進路へ進んでいる子が多い
・高校を途中で辞めてしまった子も受け入れる
子どもたちを社会につなげている
・昨年の11月に行った生徒のパネルディスカッションの内容は、生徒が何人も自分の変わったことを話しているのですが、、、感動です。
・中学校で不登校だった生徒が率先して台風被害のボランティアで小学校を訪問したり。
・義務教育の学校長などをしていた方も、ここでは驚きの連続
・昨日と今日と違う顔を見せることはもちろん、朝と夕方でも全然違う表情を見せてくれる生徒もいる

「なんで!?」と思ったのは、
・平成元年度の高等専修学校への都道府県助成状況は、長野県は平均の86630円/人の約半額の46440円/人
・最高額の大阪府は306700円/人
・・・この差は何!?
・数千万円の差がある!!
・先生方の給与は、20万円/月もいかない程なので、離職率が高い
・若い先生はやりがいはあっても・・・

とても大事な場所である、、、そんなことを強く感じました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿