まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
問合せ先:m.m.s@tea.ocn.ne.jp

令和3年 2月定例会 閉会

2021-03-17 | 議会

9:10~議長・副議長選出所信表明会。
議長に立候補した宮本衡司議員(自民党県議団)
副議長に立候補した清水純子議員(県民クラブ・公明)
がそれぞれ所信表明。

10:30~本会議:正副議長選
まずは小池清議長が辞任し、新議長として宮本議員
小池久長副議長が辞任し、新副議長として清水純子議員
がそれぞれ就任。

11:00~会派総会

(各派交渉会や議運などが行われ)

16:15~会派総会

会派で小池副議長を慰労。

16:40~本会議:所属委員会や正副委員長、役員の選任:閉会

17:00~退任正副議長の見送り

といった流れで進みました。
コロナ禍における一年間、様々なイベントや事業が縮小や中止となる中、
例年の活動ができなかったことは心残りかもしれませんが、
そうはいってもご苦労も多々あったと思います。
本当にお疲れさまでした。

・・・・・

調整時間であった午後、会派の宮澤県議と県立美術館(4月10日オープン)を見学させて頂きました。

屋上からは善光寺が望め、

その屋上はカフェで購入した軽食も食べることができ、各種イベントにも対応できるそうです。

会館内はまだ準備中ということですが、フリースペースが多くあり、自由に訪れることができます。

霧のアート、、、どう扱われるか、またイベント時に来たいと思います。

・・・昨日の平田オリザさんの話にもありましたが、
田舎と都会の差は文化や芸術に触れる機会があるか否か、、、という点もあります。
県立美術館ですので、多くの県民が芸術に触れる機会が増えることを期待したいです。


議会内改選がなければ閉会日、学生に刺激を貰いました!

2021-03-16 | 議会

本日、令和2年度補正予算と令和3年の当初予算(一般会計で総額1兆423億円余り)など、知事提出議案61件が賛成多数で可決されました。

詳細は下記、議会ホームページの委員長報告等へ。

https://www.pref.nagano.lg.jp/gikai/chosa/teireikai/houkoku/r302/houkoku.html

本来ならば閉会となる日ですが、
毎年春の議会は、正副議長が辞表を出して
正副議長選挙+議会内構成替え
を行う議会ということで、まだ閉じられず。

その後、正副議長の辞表が受理(提出)され、
新しい正副議長の立候補が締め切られ、
明日、正副議長選が行われることになりました。

正副議長が決まれば、その後、議会内の構成(所属委員会など)が決まります。

・・・明日、次男の小学校卒業式がありますが、残念ながら欠席です。。。

・・・

18時から

をweb受講。

平田オリザ氏の講演と、伊那弥生ヶ丘高校、伊那北高校、伊那西高校の生徒らによるプレゼン・取組み発表、
そしてディスカッション。

とても興味深く拝聴させて頂きました。

以下メモより

・現在の日本のシステムにおいて、入試が変わると学習内容が変わる
・実際に、幾つかの人気大学の入試が変わってきている中で、学習塾などの指導も大きく変わってきている
→→制度設計が不十分などの理由で大学入試改革が先送りになったことはつくづく残念と感じました
→→でも、文科省が問題意識と改善策について認知していることを知らなかったことを反省
→→大人がもっと変わらなければいけません
→→あと、、、コロナ禍で日本のデジタル化の遅れは顕在化しましたが、世界との教育格差もあると実感

・今は「何を学ぶか?」から「誰と学ぶか?」の方が意味がある
・子どもたちが楽しむために楽しんでいる大人との関わりを
→→大人が楽しんでいるか?楽しんでいる大人を増やさないといけません

・教育は矛盾を含んでいる
・個性を重視すれば格差は広がる(個性は家庭で育まれるから)
→→子育て世代として耳が痛いですが、もっと大人も考えるべきですね

・当たり前をそのままではなく、付加価値をつける
・そのために子どもたちには知性を身に付けて欲しい
→→付加価値をどう想像し付けるか、その知性を子どもたちには育んで欲しい

・日本では、人と同じように、、、と教えられる
・良くて、、、人と違っても良い、、、と教える
・本当は、、、人と違うことが良い、、、である
・そういったことは、幼稚園保育園からアクティブラーニングなどをどんどん使って身に付けるべき

・そこに住む人が人生を楽しんでいる町は、世界中にある
・子どもたちは変わってきている
・変わらなければいけないのは私たち大人
・大人が魅力的な町を創っていれば、子どもたちは戻ってくる
・子どもたちが地域外へ出てしまうといって囲い込みを考えるのではなく
・子どもたちが戻ってきたくなる魅力的な町をつくる

個人的には、どんなフィールドでも良いので、
自分が「これ!」と思った世界で活躍できる人を、
この地域、長野県から育つような環境を創りたいと思っています。

平田さんの話は大変勉強になり、また、子どもたちの話は大きな刺激になりました。
大人(自分)も頑張らなければいけません!!


令和3年 2月定例会 委員会審査⑤

2021-03-12 | 議会

委員会審査五日目。

所属する産業観光企業委員会は、本日は企業局関係について。

未来への投資
・水力発電所の建設等の推進
(H28で14箇所→R7で36箇所)

先端技術の大胆な活用
・水力発電所のスマート保安推進事業
・水素ステーション実証事業

リスクマネジメント
・安全、安心の確保に向けた取組み

地域への貢献 地域との連携
・地域連携水力発電マイクログリッド構築事業
・再エネ普及拡大に向けた技術支援
・電気事業への理解と関心の向上促進
・水の恵みを未来へつなぐ交付金
・一般会計への繰り出しによる地域貢献
・新たな電力供給の在り方の検討

といったことが電気事業における三年度の主要事業としてあげられています。

水力発電所については、上伊那では多くの発電があり、また予定(新規・改修予定)されています。
新規:辰野町・蛇石発電所、箕輪町・信州もみじ湖発電所、飯島町×2、駒ヶ根市、南箕輪村
改修:伊那市×3、飯島町
など。
長野県の豊富な水資源を活用したエコなエネルギーとして、更なる可能性があると感じています。
※収支が黒字になるように水量や規模、建設費などをトータル的に判断し建設しています

また、水道事業については、広域連携の推進、市町村等水道事業者への支援、、、などが、地元上伊那では関係する主要事業。

 

長野県企業局は60周年ということですが、新エネルギーなどで貢献すると共に利益による地域貢献(一般会計への繰り出し)がされており、こちらも更に期待したいです。
(長野県こども未来支援基金:毎年5000万円:H28 ~R07 )
(地方創生支援(昨年は県立学校のICT化支援):R02:4億円)

・・・・・

委員会終了後、企業局がPRのために所有するFCVの試乗など体験

県内には、水素ステーションはほとんどありませんが、
水素の充填は3分ほどで800㎞(エアコンなど使うので実際は500㎞ぐらい?)走るということ、
自動車メーカーも力を入れ始めている、、、とのことで、エコカーとして期待したいと思います。
・・・しかし、、、車の購入価格が下がらないことには、一般には難しいかな、、、とは思います。
(宮城県など都道府県で補助金を出しているところもあるようです)


令和3年 2月定例会 委員会審査④

2021-03-11 | 議会

委員会審査四日目。

所属する産業観光企業委員会は、本日は昨日に続き観光部関係について。

竹内議員につづき、清水も発言(質問)。

Q.コロナ前からの課題として、日帰り観光への移行、国内からの観光客の減少が挙げられていて、アフターコロナとしてデータを活用しながらエリア連携、面で観光消費額を増やす、長期滞在を狙う、、、というが、日帰り観光などは継続してニーズがあると考える。どう捉えるか?
A.気軽に来て貰える、、、は大切で、これがリピーターになる。ワイナリー巡りなど日帰り観光のニーズにも応えられるメニューを各地域で増やす。それらを面でみて長期滞在へ、、、つながれば。

Q.安全安心な観光地づくり支援事業について
飲食店に対しては安心のお店のアップグレードを行っているが、宿泊業はどうか?
A.安全安心は今後もずっと重要。現在、県民割が利用できる宿泊施設について、登録時にチェックリストで確認し、同意書を書いて貰っている。安心安全をウリにしたい。

Q.みどりと文化の感動体験ツアー創出事業について
今までにない「特別な体験」で、地域や社会に貢献する旅行、、、とあるが、具体的には?
A.旅行者が求めるものが変わってきている。今まではちょっと体験だったが、しっかり体験する。また、例えば雪下ろしを体験する、、、などもメニューになる。

Q.林務部で進めるセラピーロードなどがあるが、観光部として長寿県として発信すべきでは?
A.コロナ禍で健康は大きなコンテンツになる。産業労働部も含め、取り組みたい。

O.事業者のコロナ禍でのちょっとしたアイディアをまとめて欲しい。
A.感染症対策としてのスキーウェアレンタルの仕方など、問い合わせがある。また、SNSの発信が上手なところは誘客につながっている。

・・・・・

個人的にはそんな質問等を行いました。

スキー場などの状況は、次のシーズンも同じような状況が考えられます。
今年の経験を踏まえ、地に足の着いたスタートが切れるよう、アイディア共有・情報共有ができるようお願いしたいと思います。

長野県らしい魅力あふれるアクティビティや自然を、観光客のニーズを的確に捉え、また、琴線に触れるよう発信したいですね。


令和3年 2月定例会 委員会審査③

2021-03-10 | 議会

委員会審査三日目。

午前中は引き続き産業労働部・労働委員会の審査。

共田副委員長の発言(質問)。
その後、本郷議員から退職される職員さんに対し、
振り返りと後輩に対するメッセージを求められ、
三名の職員さんが発言。

お話を聞いていて、
県のため、地域のため、そして県民のために責任感をもって働かれた姿が重なり、
とても頼もしく感じました。

・素晴らしい仕事に就くことができた
・地域のため未来のために
・若い時のHOTな気持ちを忘れず
・誰かどこかの真似で満足して終わりではなく、常にクオリティを高く
・仕事を通じて人生を豊かに
・県のため、県民のために働けたと誇りを持っている
・責任とやりがいを持ってできた
・価値観の多様性、正解がない、、、ということがあるが、正解がたくさんあると思う
・信念をもって仕事をして欲しい
・長野県は精密工業に大きなポテンシャルがある
・コロナの前から水面下にあったものが、コロナで加速度的に表面化した
・高い付加価値があるものを

そんな話が印象的でした。
約40年、皆さん、本当にお疲れさまでした。

午後は、観光部の説明を受け、その後、本郷議員と宮本議員が発言(質問)

Q.gotoトラベルの見通しと県の観光をどう進めるか?
A.再開までは県民割やバスタクシーへの支援を続け、感染が拡大していない近隣へ広げる
A.再開されれば、連泊や小規模宿への補助、または癒しなどで他県との差別化を図り、誘客を行う

Q.インバウンドについて?
A.「安全」「安心」が選ばれ、情報発信も重要
A.今はオンラインに軸足を置きながらリアルの対応ができるようにしたい

Q.アフターコロナの観光地づくりをどう進めるか?
A.首都圏からちかいというアドバンテージを活かすが、それだけではダメ
A.自然だけでなく歴史なども併せ、ブラッシュアップしていく
A.例えば、花火を見るだけでなく一緒につくる、、、などし、そういった企画を広域的につなげる
A.エリア全体での観光消費額を増やすことを目指す

Q.足腰の強い観光地づくり、中長期的な視点は?
A.今は、感染拡大、縮小、、、を繰り返し、細かい対応が求められている。が、その中で、それぞれの業種の方々と度々話し合っている。これは大きな財産。コロナ以前からの課題が顕在化して加速しているが、逆にチャンスと捉える。
A.稼ぐところはどこか、エリア連携で顧客データを有効に活用しながら明確にしていきたい

Q.意見交換、陳情や要望からこれからのヒントは?
A.リフト無料などをしているスキー場があるが、無料になったお金をどこかで使って貰う仕組みが必要→街中の商店と連携など
O.アドバイスをしてあげて欲しい。

Q.アドベンチャーツーリズムについて?
A.欧米では人気。滞在時間と消費を見込める。トレッキングだけでなく県ならではの体験や歴史文化を組み合わせる。お客の琴線に触れるメニュー、コースを考えたい

Q.コロナで観光は変わると考えるか?
A.生活と観光の境目がなくなると感じる。自分にとって居心地の良い場所・人、なども観光となるだろう

・・・

そんなやりとりが印象的でした。
個人的に、、、非日常を求める観光もあるだろうし、生活と境目のない観光もあるだろう、、、と思う。
訪れる人が何を求めてくるのか。
ふらっと訪れる人の琴線に触れるメニュー、がっつり体験や観光をしたい人の琴線に触れるメニュー、または若者、壮年、年配の方などがそれぞれ期待するメニュー、、、

価値観の多様性との話が午前中にありましたが、多様性に対応するには様々なメニューが必要。

でも、、、そんなに多くは難しい、、、

何を用意し、何を切り捨てるか、、、信州らしさを活かし、そしてデータを活用し、
持続可能なメニュー、観光産業が興るようにしたい、、、と感じました。