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まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
問合せ先:m.m.s@tea.ocn.ne.jp

お出かけ政調会2020㏌上伊那②障害者支援支援施設 長野県西駒郷

2020-10-12 | 視察・研修・勉強会

続いて西駒郷さんへ

国のコロニー構想の中、S43に開所された
「障害者支援支援施設 長野県西駒郷」

先日も感じた部分ですが、建物の老朽化を強く感じます。
利用者の高齢化、重度化が進む中、広大な敷地も含め今後のサービスの方針が待たれますが・・・
「長野県西駒郷整備検討会」
が約一年、開かれていない、、、とのこと。

知的に障害を持った方が、それぞれ必要な支援を受けながら、豊かな暮らしと社会的な自立を目指すことができるよう、早期に方針が出されることを要望したいと思います。

メモより何点か

・昭和42年、500名の入所定員でスタート・コロニー構想
・H16 、ノーマライゼーションの考え方の下で5年間で250人を地域移行へ、、、ということでの計画策定
・H17.4 指定管理者制度が導入されて社会福祉事業団が運営
・H31.4 四期目の指定管理機関となった
・75人が正規職員42%・・・少ない
・居住系125名定員 現在97名
・日中系215定員 現在198名(上の97人も含む)
・地域生活移行者の推移、昨年度は2名
・重度化、高齢化が進んでいて、平均年齢は入所50歳、通所46.8歳
・入所は松本圏域が多い
・通所者は上伊那圏域が多い
・障害福祉は1~6で大きくなるが、入所者の平均は5.5、通所者の平均は4.4
・重度の中でも重い方、強度の方が28名いる。
・この方たちの支援を何とかしないといけない、、、という切羽詰まった思いを持っている
・宮田側は古い授産施設が残っている、月平均の工賃は(昨年)21125円、(平成27年)15510円
・就労継続支援A型として設置されている「信州まめ匠」(豆腐やどら焼きなど製造販売)は、利用者と雇用契約を結び、月約91165円の賃金となっている

・課題
⇒強度障害の方を、(民間が無理ということで)個々の支援力を高めたい
⇒あり方検討会は平成28年に設置され、それに基づきH30 から長野県西駒郷整備検討会を立ち上げたが・・・。
⇒効果的で効率的な運営が行えていない

Q.500名から地域移行し、現現在97名が入所しているが、全ての人が地域移行がふさわしいのか?
A.全ての人が移行が良いとは思っていない。自己決定を大事にしている。が、それぞれの施設には自分の意思で入ってきているのではない。施設が良いのか、外が良いのか、自分で判断できるように。年をとって地域がいやなら、無理やり出さない。自分で選べるような判断材料を持たせたい。

Q.自己決定をするのにあたって、地域から通うには地域の理解が大切。応援が必要では?
A.行政的な部分では、「公なサービスを増やして欲しい」とお願いしている。徐々に増えてはいる。困ったときに駆け込める場所(相談支援施設など)が必要。県が相談支援センター、そこから枝分かれした支援センターを設置している。
A.入所施設にも、地域へ出たらそれでおさらばではなく、何か困れば飛んでいく、、、という体制を国も県もそう考えている。


箕輪ダム

2020-07-22 | 視察・研修・勉強会

県営ダムの見学会、、、ということで、本日は箕輪ダムで見学会が行われたので、箕輪町のK議員と行ってきました。

朝から夏を思わせる青空。

ダムも

コロナ対策もあり、建物の中の説明などは行わない、、、とのことで、少々残念でしたが

現在建設中の小水力発電なども確認できました。
こういった形で自然エネルギーの活用を県は進めています。
ゼロカーボンに向けても、信州にあったエネルギーだと思いますので、さらに進めれば!と思います。

その後、箕輪町のとある飲食店へ。
コロナの影響で今月一杯で店を閉める、、、とのことで、ショックでした。

将来を見据えてやらねばならぬこと、
そして、
今、とても困っていること、、、政治の役割は大きいです。


信濃美術館は来年4月オープン予定

2020-03-12 | 視察・研修・勉強会

本日は午前中に会派有志で、現在建設中の信濃美術館(ランドスケープ・ミュージアム)を視察。

ランドスケープということで、周りの景観や環境にマッチするよう設計されています。

また、美術館から善光寺などが綺麗に見えるようにもなっています。


善光寺の東に、来年4月、開館予定です!


伊那養護学校

2020-02-06 | 視察・研修・勉強会

村議会議員として、またPTAの郡の役員の時にお邪魔したことはありましたが、県議会議員になって行こう行こうと思いながら行けてなかった伊那養護学校へ行ってきました。

本来は電話などをしてアポ取って、、、なのでしょうが、近くを通ったのでとにかくご挨拶をし、後ほど聞きたいことは電話で、、、と思って飛び込みました。
が、、、校長先生が対応してくださりました。
(急な応対なのに、ご丁寧に対応くださり、心から感謝申し上げます)

しかも、、、一時間以上。。。
本当にありがとうございました。

・送迎について
・早朝や夕方などの時間外の預かりについて
・保護者の要望について
・先生方の働き方について
・職業科について
・高等特別支援学校について
・技能検定について
・一般就労が他県に比べて
・校舎規模における適正人数について
・自閉症などの症状の子が増えている
・外国籍の子も増えている
・外国籍の子の親も入っているスクールミーティングを行っている

などについて、お話を伺ったり、質問をしました。
来週の木曜日13日から始まる定例会で、
所属する環境文教委員会にて質問等したいと思います。

郡内の小中学校、高校と人数が減っていますが、
養護学校は本年、これまでで一番子どもたちの人数が多い状況です。
が、、、郡内の小中学校、高校と比べると、全体的に行き届いていないのが現状。。。

様々な理由でこちらへ通う子が、
少しでも自信をもって卒業ができるよう、
少しでも良い環境が実現できるように提案していきたいと思います。


会派1、2期視察研修R02.01④ 兵庫県庁にて(兵庫型教科担任制、犯罪被害者支援について)

2020-01-28 | 視察・研修・勉強会

岡山県庁から慌ただしく移動し、兵庫県庁へ。


・・・昼食を食べている間がないことに、後で気が付いた、、、というほどバタバタと移動。

兵庫県庁では、2点
①兵庫型教科担任制について
②地域安全まちづくり条例における犯罪被害者支援について

【兵庫型教科担任制】

教科担任制 + 少人数授業
・教員にとって・・・多面的な児童理解に基づく組織的・協力的な指導の充実、教員の専門性を活かせれる
・児童にとって・・・教員との人間関係の広がりや学習の深まりによる成長
・学校にとって・・・発達や学びの連続性を確保するための小・中学校の円滑な接続
↓↓
学習指導の充実・生活指導の充実
↓↓
小学校から中学校への円滑な接続

これから
・観点としては、子どもたちの学力を支える、などを行ってきた
・国は働き方改革、専門的な分野も言っている
⇒兵庫型教科担任制を行っている兵庫県は、どう組み替えていくか、、、ということが課題と思っている。
・多くの先生に関わって貰うことも目的なので

Q.課題は?
A.学力向上への肯定的にな評価は9割だが、学力向上に直結しているとは考えていない。学校の先生とすると、複数の先生がかかわるので多面的な児童の指導ができる、などの評価がある。
今までの一人から複数がみる、、、ということは、考え方を変えることになるので不安に思う教師は当初いた。
今後、文科省の高学年の教科担任制、専科加配はいいが、担任が持つ授業が少なくなってくることが懸念材料。

Q.35人学級は県費で?
A.県。国で言っている教科担任制は、空き時間がある。兵庫型は、入れ替わるので空きはない。

Q.授業の組み立ては?
A.それぞれの学校による

Q.学年を超えては?
A.単学級があるし、学年を超えてもある

A.気になる児童がいると、先生同士で情報共有をする。
A.国の制度化で、専科となるのでちょっとずれがある(働き方改革なので、、、)
A.全県的な小中一貫:姫路市などは進んでいる

・・・

例えば算数の授業を複数持つことは、先生の専門性を活かすことはもちろん、先生の授業の準備は一つ分となることから、先生の負担も減らすことになる。
B先生とは合わない児童も、C先生とは気が合う、、、などもある。

長野県はもちろん、全国的にも広がっていないことが、不思議に思うぐらい良い制度だと思いました。

地域安全まちづくり条例における犯罪被害者支援について

・犯罪被害者への支援については、条例ですでに明記していた。
・現在、18ぐらいの都道府県で条例化されており、犯罪被害者支援についての条例、まちづくりの推進計画、両方に明記してあるのは3県くらい
・出発点は、犯罪だけではなく、生活困窮による支援、、、といったところだった
・地域安全課は、県警とのつながりが深いこともあり、県警から派遣された職員(警察官)もいる

Q.県で地域安全まちづくり条例があることで、市町村は?
A.41市町の中で30の市町が条例もしくは規則を持って対応している。
A.長野県だけ地域安全まちづくり推進計画がなかった。
A.ほとんどの都道府県でH14~16でつくっていた。法律も16年にできた。
A.県が条例を16年につくっていて、ここ数年、市町村も作成が増えてきた。

・ここ数年、被害者団体の会が条例化について声をあげている。
 「まず作って欲しい!」と言われる。
 「首長などが変わる時に考えが変わってしまっては困る。」とのこと。
 兵庫県は独自にまちづくり条例に一文いれているのに・・・・

・県内88か所の医療機関と連携している

・寄り添いが中心で、急性期の案件が多い。
・メンタル面、心理相談が多い

・ひょうご性被害ケアセンター「よりそい」は警察から委託を受けた「被害者支援センター」と接していて、連携がしやすい

・防犯カメラの設置支援もしている(市町村ではなく、地域の防犯グループなどへH22から設置費用の1/3、あくまでも防犯活動への支援)