続いて西駒郷さんへ
国のコロニー構想の中、S43に開所された
「障害者支援支援施設 長野県西駒郷」
先日も感じた部分ですが、建物の老朽化を強く感じます。
利用者の高齢化、重度化が進む中、広大な敷地も含め今後のサービスの方針が待たれますが・・・
「長野県西駒郷整備検討会」
が約一年、開かれていない、、、とのこと。
知的に障害を持った方が、それぞれ必要な支援を受けながら、豊かな暮らしと社会的な自立を目指すことができるよう、早期に方針が出されることを要望したいと思います。
メモより何点か
・昭和42年、500名の入所定員でスタート・コロニー構想
・H16 、ノーマライゼーションの考え方の下で5年間で250人を地域移行へ、、、ということでの計画策定
・H17.4 指定管理者制度が導入されて社会福祉事業団が運営
・H31.4 四期目の指定管理機関となった
・75人が正規職員42%・・・少ない
・居住系125名定員 現在97名
・日中系215定員 現在198名(上の97人も含む)
・地域生活移行者の推移、昨年度は2名
・重度化、高齢化が進んでいて、平均年齢は入所50歳、通所46.8歳
・入所は松本圏域が多い
・通所者は上伊那圏域が多い
・障害福祉は1~6で大きくなるが、入所者の平均は5.5、通所者の平均は4.4
・重度の中でも重い方、強度の方が28名いる。
・この方たちの支援を何とかしないといけない、、、という切羽詰まった思いを持っている
・宮田側は古い授産施設が残っている、月平均の工賃は(昨年)21125円、(平成27年)15510円
・就労継続支援A型として設置されている「信州まめ匠」(豆腐やどら焼きなど製造販売)は、利用者と雇用契約を結び、月約91165円の賃金となっている
・課題
⇒強度障害の方を、(民間が無理ということで)個々の支援力を高めたい
⇒あり方検討会は平成28年に設置され、それに基づきH30 から長野県西駒郷整備検討会を立ち上げたが・・・。
⇒効果的で効率的な運営が行えていない
Q.500名から地域移行し、現現在97名が入所しているが、全ての人が地域移行がふさわしいのか?
A.全ての人が移行が良いとは思っていない。自己決定を大事にしている。が、それぞれの施設には自分の意思で入ってきているのではない。施設が良いのか、外が良いのか、自分で判断できるように。年をとって地域がいやなら、無理やり出さない。自分で選べるような判断材料を持たせたい。
Q.自己決定をするのにあたって、地域から通うには地域の理解が大切。応援が必要では?
A.行政的な部分では、「公なサービスを増やして欲しい」とお願いしている。徐々に増えてはいる。困ったときに駆け込める場所(相談支援施設など)が必要。県が相談支援センター、そこから枝分かれした支援センターを設置している。
A.入所施設にも、地域へ出たらそれでおさらばではなく、何か困れば飛んでいく、、、という体制を国も県もそう考えている。