「退陣を」、続く抗議集会=憲法裁判断に影響も―韓国
昨日10日のこちらの新聞のコラムには、こんな記事が出ていた。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/column/110805.html
【越山若水】故ロナルド・レーガン元米大統領の夫人でこの春亡くなったナンシーさんは、1人の占星家を重用した。その助言がホワイトハウスの日程も左右したのは有名な話▼それが元で首席補佐官が辞職する事態まで招いた。内情を暴いた本は大きな反響を呼んだが、大統領はすでに退任していた。いまではちょっとした秘話である▼レーガンさんは大統領に就任して間もない1981年、銃撃されて重傷を負った。この事件が占星家を使うきっかけだった。夫の安全を守りたい夫人の一心からだ▼撃たれて入院中、レーガンさんが夫人に言ったというジョークも忘れがたい。「避けるのを忘れていたよ」。失政もあったのに、陽気な大統領は最後まで米国民の人気者だった▼引き比べて明暗の際立つのが朴槿恵(パククネ)大統領である。親友の国政介入疑惑を巡り弾劾訴追案が韓国国会で可決された。国民の怒りに気(け)おされてか、与党も半数近くが賛成に回った▼まだ憲法裁判所の罷免判断が残っている。とはいえ権限を失ったいま、名ばかりの国家元首として過ごすつらさは、いかばかりだろうと想像する▼韓国で民主化宣言が出されたのは87年。国民にとってきのうの弾劾劇は、勝ち取った民主主義を守る戦いであり、勝利だった。ろうそくの光がソウル市街を埋めた映像がまぶたの奥に残る。朴氏には心に痛い光のつぶてだっただろう。
韓国ではこのように政治に対して30万人以上もの大規模な抗議を、更には地方からもトラクターやトラックを連ねてデモに参加し、ろうそくの灯に託して行っているが、日本の抗議行動は小さなものでしかない。
集団的自衛権行使の閣議決定にも、安保法案採決などに対しても、5万人くらいの抗議行動でしかなかった。TPP法案などに対する地方からの参加者もなく、野党議員任せにしていた。
しかしその中には少年少女などや、赤ちゃんをおんぶした主婦たちが参加していたけれども、その他の若者たちはスポーツ、アイドル歌手、それらの観戦や映画などに熱中していて、政治の結果が自分たちの将来にどのように繋がるかという事には無頓着になっている。
安保法案の上に、憲法改正されたら、きっと徴兵令を定められ、嫌でも戦地に行かされられる。そうなるのを、覚悟しておかなければならない。
安倍首相は今月下旬真珠湾を訪問して、日本軍の攻撃で亡くなられた方々に対して慰霊をするという。しかし謝罪はしないという。
戦後レジュームと言っていたが、今全国各地に残る終戦間際の空襲の際の不発弾があり、その処理には明確な態度もないままに済ませている。
靖国神社に参拝して「英霊ら対して尊崇の念を捧げる」なんて言って済ませているが、この英霊方を犠牲にしてしまったという謝罪の念は込めようともしていない。
「お前らは死に損なんだ、それを参拝してやっているのだから、ありがたく思え」という態度になっている。これは空襲で亡くなられた方々に対しても、そういう態度にしかなっていない。
これは、南スーダンに自衛隊員を送り、駆け付け警護させようというところにも出ている。
今の日本でも、韓国のように何10万ものろうそくの灯を掲げて、安倍政権打倒を叫ばなければならない。
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