長谷川、百田氏の招致要求へ=NHK問題、PTも設置―民主(時事通信) - goo ニュース
安倍晋三首相は、教育改革で「道徳心や愛国心の教科化」を提唱している。
しかしNHK会長や経営委員の言動、それに対する政府の見解を見ていると、この「道徳心や愛国心」というものの正体がうかがえる。
我々がお互いが仲良く社会生活を営んでいくためには、行動や言動に注しなければならない。いかに基本的人権で「表現の自由」が認められていても、他の者に不快感や反発、警戒心を与えるようなことは、現に慎まなければならない。そういう慎みを持つことこそ、心の「道徳心と愛国心」という事になる。
それを「個人の自由」で片づけてしまうのでは、何が「道徳心で愛国心」なのか判らなくなる。
安倍へ晋三首相はまた、「憲法解釈変更と憲法改憲」を目指している。
何故「憲法解釈と憲法改正」するべきなのかというと、「現日本国憲法」は占領軍の押し付け憲法だからだと言っている。これを言いだしたのは、この人の祖父「岸信介」という事だ。
岸信介は、戦争指導者集団の一員だったとして東京裁判で有罪になり投獄された前歴を持つ。それがこのように「押し付け憲法」と言って自主憲法制定論者」になった。
だがよく考えてみると判るだろうが、「現日本国憲法」は、占領軍が二度と戦争に関わることのない平和な国にと、「再興と復興」のために立案して成立させたものだ。その我が国の「再興と復興」を目指した現憲法によって、我が国は現在のような繁栄ある国家になっている。
それを愚痴ったり不服や不平不満を漏らすという事が、安倍晋三首相の言う「道徳心と愛国心」という事らしいから、あきれ返る。
現日本国憲法に愚痴や不平不満を言ったりするようなことは、食事で「あれは食べる、これは嫌だ」と身勝手を言うのと同じ事になる。何でも「ありがたい」と言っていただくのが「道徳心と愛国心」と言わなければならない。
私は終戦時期生まれで、その混乱がまだ収まらない時期に地震に見舞われ、更に混乱に拍車がかかった。育ち盛りの時の私たち子供は、自宅の畑の大根を引き抜き、それを洗って生で食べて空腹を癒したものだ。とてものこと贅沢は、言えたものではない。
こうした時期の生まれでなく、また資産にも恵まれていた安倍晋三には、今に起こるかもしれない東南海大地震に見舞われなければ、本当の「道徳心も愛国心」も身に染みてわかることはないだろう。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-140205X396.html
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