Bro2の暇つぶし

体質?遺伝?

先日、県立図書館で借りた本の中の一冊が、体質と遺伝を扱った小冊子。2015年刊だから比較的最近の本である。この本では体質についての過去からの学説・歴史から始まって、遺伝について最新の知見まで取り上げている。SNP一塩基多型については知っていた。点突然変異みたいなものだがこれは分かりやすい。次にポリジーン、多因子遺伝、これも分かった。さらに話は進み、エピゲノム、非コードRNAが登場する。この辺りの話は初耳だ。自分は88年当時生化学を大学で学び当時のレベルの分子生物学には多少触れていたがエピゲノムや非コードRNAになると概念的に単なる遺伝子という話を超えているなと感じた。
自宅にある生化学、生理学書には非コードRNAの記述はなく、辛うじて2010年刊の病理学書にサラッと書いてあった。
生化学、分子生物学の分野は日進月歩だから、基礎医学関連の本は10年に一回は買い換えて総復習する必要性があるかもしれない。
但し、知識として知っている事が必要なだけで、丸々洗脳される必要はない。学説に過ぎない部分もあるからだ。
まとめた印象は遺伝はDNAが全てではないということ。そしてDNAの働きに限っても、全てが判っている訳ではないということが理解できた。やはり、勉強や読書は大事だ。好奇心も大事。
これからも乱読して行きます。
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