１２億円

『脳を鍛える大人のDSトレーニング』ゲーム。
そういうものがあることを知ってはいるが、やったことはない。
ゲームは小学校５、６年の時に、友達の家で
ファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」を
一生分の時間をかけてやりまくったので、今はもうしない（笑）。

またこういうゲームが果たして本当に脳を鍛えるのかどうか、
少し疑わしいと指摘している専門家もいるようだ。
まぁしょせんゲームだし、川島教授とやらにも興味はなかった。

ところが先日のニュースで、川島教授が『脳トレ』シリーズで生じた
監修料約1100万ドル（12億円）の受け取りを辞退したそうなのだ！

　　川島教授は約1100万円の給料だけで満足だと述べ、
　　「家族はみな怒ってますが、私は、金が欲しいなら
　　　働いて稼げと言っているんです」と語っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000002-wvn-sci&kz=sci

家族が怒るというか呆れるというか、そういう気持ちもよく分かる。
またこの川島教授ご本人はゲームもされないようだ。

　　「ゲームの恐ろしいところは、いくらでも多くの時間を注ぎ込めることだ。
　　　ゲームをすること自体が悪いとは思わない。
　　　問題なのは、ゲームをすることで子供たちが、
　　　勉強や家族との会話といった大切なことをできなくなってしまうことだ」
　　と、川島教授は言う。

全く興味のなかった川島教授、どうやら心はとっても健康なようだ。
本当に大切なものをよく知っている方なんだろう。
そして人間の弱さをもよく知っておられるのだろう。

１２億円辞退。私だったらどうするだろう？
いろいろ考えて、私も潔く辞退するか、とも思った。
それでも、「両親にも義母にも分けてあげたい・・・」
などと、様々な思いが去来してきた。
あるいは、あのことに、このことに・・・。
やっぱり川島教授、参りました