中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

ロールモデル無き海外就職

2016-02-11 | 現地採用事情

▲海外で生きると疑問ばっかり感じるようになる

現地採用として、海外に行ってしまうと、なんというか…。
仕事がある限りいつまでもこっち(外国)に居る事ができます。
駐在員と違って任期が無く、自分で進退を決めないといけないからです。


■遠くないぞ、海外就職
日本企業も、古くは80年代から海外展開をしている会社はありました。

ただ、これだけグローバルだ、英語だ、中国語だ、いや、チャイナプラスワンだから東南アジアだ、爆買いだ、セブに留学だ…、と海外に関する情報が当たり前に入ってくるようになったのは、2008年(リーマンショック)以降でありますし、もっと言えば2010年以降、ウェブテクノロジーの進化が大きいのではないでしょうか。

こうした時代の流れが海外で働く事を身近にさせた共に、こうした働き方に興味を
持つ人が増えたという事なんでしょう、これは肌感覚ですが、そう思います。


■ロールモデルが無い
子供のころよく言われませんでしたか?

「良い高校、良い大学、良い会社…そして定年」。
いわゆるレールに乗る人生です。


このレールは、たくさんの方が乗車し、おりた事のある線路です。
終着駅が良いところに行けるのか、はたまたそうではないか?
これはわからんのですが、とりあえず終点までは行けそう、アンパイだと思います。

これに比べて海外就職のお先真っ暗さよ!
行くも闇、振り返れば谷。
洞窟を松明無しで進んでいくような、ダンジョンです。


このダンジョンはまだ誰も踏破したことがないんです。
社会人になってから、ひたすら海外畑を歩き続け、定年まで行く方は中にはいらっしゃいます。
が、現地採用、海外就職といった生き方で50年近くある社会人生活を歩ききった方はそうそう居ないはず。


なので、お手本にすべき生き方も無いし、お手本にしようとする時には、どうしても「日本に帰る」がちらつく。

■割り切れる方にはオススメ
海外就職をする、海外で長く生きる、これ自体は別に仕事がある限り問題ないし、暗中模索の日々でしょうが、割り切れる方には良いと思います。

ただ、安易に、海外が流行っているから、海外経験があった方が良いから、という理由で来たところで、このお手本の無さに愕然とし、帰りたくなるかも知れませんね。
特に、日本で安定してちゃんと真面目に、働いていた方、そして、その期間が長かった方ほどそう思うと思います。


なので、やはり僕は多くの人に海外就職は向かないのだろうな、辞めた方が良いリスキーな選択肢なのだろうなと思うこともよくあります。



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海外就職に向かない職歴(2)

2016-02-10 | 現地採用事情

▲お洒落にグローバルにはたらこうぜ!

昨日に引き続き、この話題を。
最近、またふつふつと更新したい欲求が高まってきました。
すぐに弊えるのかもしれませんが。

■海外に向く経歴
海外で採用される人は、昨日書きました。

結局は営業や技術など、対人的な仕事です。
日本人をわざわざビザとってあげてまで雇うんだから、稼いでこい、そういう話です。


■海外に向かない職歴
向く経歴の逆ばりですね。
対人スキルを磨かなくても何とかなる職種で、原価系部門(稼がない部門)の人です。

専門的でない、総務・人事・庶務・営業事務など事務系。
テクニカルスキルやシステム構築の経験が無いヘルプデスクレベルの社内IT担当者。
ブルーカラー職種全般。
現業系。
ライン系。
などなど。

ましてや語学も全く出来ないとなると、あまり仕事を選ぶ余裕はないでしょう。

■でも諦めないで
僕も新卒で入った会社では原価系の部署に配属されました。
その後は、企画などの部門に移りましたが、基本的にバックオフィス系の仕事を数年続けた後、
海外に渡りたくなって語学留学をしました。

苦労して見つけた仕事は光の速さでクビになり。
その後苦労はしましたが、なんとか営業担当者をしております。

大手の人材会社に仕事紹介を頼んでも、中々仕事が決まらない求職者って嫌われます。
金に化けないですから、手ばっかかかって、なんだよ、ってなっちゃうんですね。
次から次に登録者は来ますからね。システマチックに、ぼーんとやってる訳です。

こんな時、意外と悪くないのは中小の人材会社。
中小の会社は、登録者が少ないので、時間も余ってますし、何より必至。
それはそれは、ある種滑稽にも親身になってくれると思います。

■最後に
年齢や語学力、あとは企業側の採用事情もありますが、海外で仕事は、本人が強い意志を持って
諦めずにしつこくあたれば、なんとか決まると思ってます。


現地採用で海を渡るのは、良いか悪いか、得か損か、難しい判断です。
ただ、行きたいなら、えいやーと行ってみてもいいんじゃないですかね。


明日が明後日になり、明後日が明々後日になり、気づいたら動けない年齢になっちゃうかも知れませんしね。

ある種刹那的に生きてみたら良いんじゃないですか。


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海外就職に向かない職歴(1)

2016-02-09 | 現地採用事情


海外就職に向く職歴、向かない職歴ってやっぱあります。
語学が出来ても、出来なくても、大事なのは職歴だったりします。

■日本人を雇用する理由
日系、現地系、外資系を問わず、日本人を雇う理由は…
「日本人対応要員」
「日本クオリティの技術・サービスを伝える」

この2つのポジション以外は基本的にありません。

■日本人対応要員のポジション
要は、営業ってことです。

日本人、日系顧客からお金を持って来れる人。
外資系であっても、ジャパンチームに所属して売り上げをあげる人。


■日本クオリティの技術・サービスを伝えるポジション
これは、日本の技術が欲しい製造系なんかは分かりやすいですが、
マナー研修、日本語教師などですね。

■2つのポジションに共通するもの
対外折衝があるポジションということです。
あらゆる仕事に対外折衝はありますが、基本的に外国人向けの仕事で、
事務・内勤系は少ないです。
わざわざビザを取ってまで、入社させる訳ですから、稼いでこいよ!
ってことです。

■海外で仕事が見つかりにくい人
ここまで書くとだいたい分かるかと思いますが、事務とか総務、あるいは
現場系の仕事の人は厳しいです。

何故厳しいか?というのは次回書きます。
ただ、厳しい厳しい言って諦めてしまったら話はそこで終わってしまいますよね?
トライしたい人は、勇気をもってトライしてみれば良いんじゃないでしょうか?

別にうまくいかなくたって死ぬ訳じゃないんですしね。


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海外転職をするなら…、人材会社は小さいところを使おう!

2016-02-07 | 現地採用事情



海外転職のコネタ、小技です。
例えば、中国の話ですが、就労ビザの要件は、【2年以上の職歴+大卒】です。

■就労ビザ取得条件の何故
名目上、外国人が自国人の仕事を奪ってはいけないため、ビザをとって働ける外国人というのは、
スーパーなスキルを持つ高級人材でないといけません。

例えば、単なる営業担当者であれば、「担当」レベルなんだから外国人である必要なくね?ってのが
基本的な考え方です。


これを証明するのが、学歴だったり、これまでの経歴だったりするんですね。

■じゃあ普通の私はどうしよう?
さしたる海外経験がある訳でもないし、語学だって自信無い。

ましてや、大卒じゃないし…。
ああ、結局「優秀な人」じゃないと無理なんですね…。


でも海外で働いてみたい。こんな方は少なくないのでは?
なんて諦めるのは未だ早いです。

■海外就職情報を集めよう
海外就職情報ってなかなか集めにくいですね。
ひとつは、まだまだ少数派であること、数年で帰国する人が多いため、体系的な情報が集めにくいためですね。

やっぱりこういった情報は人材会社に聞くのが、彼らはいちおうプロフェッショナルですから、
一日の長があるでしょう。


■小さい会社の方が意外と情報を持ってる
これはマジです。

人材会社は、企業に適切な人材を紹介し、入社したら手数料を貰う成功報酬型ビジネスを行っています。
小さい人材会社は登録者が多くないため、一人の候補者に手をかけます。

何が何でも、担当した登録者を自社で決めたい、成約して成功報酬費用を受け取りたいんですね。
そして、入社が決定しても、日本とは違い、ビザなどの問題があります。
小さい人材会社は一人の担当者がすべてを一気通貫で担当する事が多いため、こうした情報やノウハウもしっかり把握していて相談しやすいと思います。

■特に、経歴やスキルに不安があるひとほど小さい会社向き
経歴やスキルが完璧でないと、大手の会社は相手にしません。
次から次へと登録者がありますから、売りやすい人をしっかり決めていくだけで売り上げが上がりますので。

小さい会社は、逆にあまりたくさんの方に登録してもらえないので、しっかり相談に乗るし、なんとか転職先
を見つけようと、努力してくれるはずです。


■まとめ
小さい会社は会社としてのブランドがあまり無いので敬遠する方もいらっしゃいますが、
適切な転職先を見つけてくれれば文句は無いはず。
求職者のために動く機動力のある会社を探してみては如何でしょうか。

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