中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

亡霊化する現地採用

2016-02-15 | 現地採用事情


現地採用として就職すると、思いのほか、いろいろな問題が湧いてきます。

■ローカルの生活が合わない
暮らし始めてしばらくすると、旅行で来ていた時は気にならなかった、その国の悪いところが段々見えてきます。

美味いと思っていた食事が不健康に感じたり、(日本と比べて)自由に映った現地人の暮らしは、
ただ無軌道なだけで何の計画性もなかった…と、気づいてしまったり。

物事は表裏一体、良いところがあるから悪いところもあるんです。

■日本人同士の付き合い
海外には、駐在員が居て、現地採用が居て、留学生が居て、自営業・起業家が居て、と
日本では中々、会わない(合わない)タイプの人と知り合います。

海外日本人社会でのヒエラルキーはこんな感じです。

1.成功している自営業・起業家
2.大手駐在員
3.駐在員帯同家族
4.中小駐在員
5.成功していない、あるいは立ち上げたばかりの自営業・起業家
6.現地歴が長い現地採用
7.留学生
8.来たばかりの現地採用


来たばかりの現地採用は一番下。
現地事情にも精通していないし、場合によっては言葉もいまいち。

しばらく続けていれば、8から6へのクラスチェンジは簡単ですが、5より上に上がるのは難しい。
種類が違う為です。

1,5,6の人は、現地人配偶者がおり、独自世界を築いている事が多いです。
1,5,6,7の人は、現地人の友人がおり、日本人以外のコミュニティを持っている方も少なくないです。


8に属している間、結構ツラいです。
付き合う相手が、皆格上になってしまうためです。

■悩み、そして亡霊に
8に甘んじる時間は、3〜4年でしょうか。

収入格差、ポジションの差、あらゆるものを比較して、8が6に変わる前に、帰国を選ぶ人は少なくありません。

8からランクが上がらずに帰国すると、不完全燃焼感がどうしても残ってしまうのでしょうね。

海外で1、2年働いて、帰国。しかし、また数年するとふつふつと海外に行きたい病が発症し、再渡航。
これを僕は亡霊化と呼んでおります。

こうやってダラダラと時間を浪費し、残念な職歴になってしまう方は少なくないです。

8から6は、5年目程度を目安に自動的にクラスチェンジしますから、何故、自分が海外就職を志したのか、
人との比較は止めて、自分の信じる道を歩けば良いんじゃないですか、と思ってます。



<お問い合わせはこちら>
shengshowchina@yahoo.co.jp


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