中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

日本を出発する頃合い(現地採用でも、社会人留学でも)

2014-09-29 | 社会人留学
バックパッカーのバイブル、「深夜特急」という本がありますが、作者の沢木耕
太郎が「香港マカオ編 文庫版1巻」の巻末対談で、
「海外に出る年齢はいつが良いか?」
について言及しています。

■沢木耕太郎って誰?
日本の小説家です。横浜国立大学を卒業して、せっかく富士銀行に入行したの
に、即退社して、香港からロンドンまで、バックパックで旅行をした日本人
バックパッカーの先駆者です。

■深夜特急って何?
1986年に発表された小説です。香港からロンドンまでの紀行小説で、文庫版は全6冊。
「今すぐ仕事を辞めたくなる」第1巻の評価がすごく高いです。
発表から30年近くが経過し、社会情勢や交通事情が大きく変わった今も、日本人バック
パッカーのバイブルとして、語られ、読み継がれています。

■沢木はいつ出発した?
26歳のときに、「自宅にあった小銭までも掻き集めて」香港に行きます。目的地
はロンドンです。

■20代後半での出国
彼は、20代後半での出国が良いと話しています。
自分の体験から、そう感じているようです。

「20代前半ほど、若くはない」「30過ぎほど老けてない」。

20代後半と言えば、大学も卒業し、仕事を始めて少し時間が過ぎ、
社会の事もなんとなく分かってきた。でも、何かが足りない。つまらない。

■僕は20代後半で最初で最後の留学をしました
旅行であちこち回るうちに、どうしても海外に住みたくなってしまいました。

1年くらいかけて「社会人の語学留学」「海外就職」について調査をしました。
現地採用に「身を落とすと」、薄給でキャリアも積めず、「お先真っ暗」になる
可能性が高いことが分かってきました。


「お先真っ暗」になっても、「海外で暮らしたい、海外で仕事がしたい」という
のが結論でした。


20代後半で、仕事にすこし自信がついたこともあり、挑戦してみたいという気持ちがあったのも事実です。
ただ、語学力をつけるために、一度留学をした方が良いのかなという結論に至って、いきなり 就職ではなく、
留学することにしました。

■20代後半では見える世界がきっと違う
自分のお金で留学をしたこともあり、勉強する姿勢が違いました。
あんなに机に向かったのは大学受験以来だったかもしれません。
それに、ある程度 「中国語をモノにできなければ、お先真っ暗というか漆黒」
と感じていたので、むしろ日本で働いていたころよりも一生懸命だったかもしれません。

また、友人関係に悩まされることなく、友人とは仲良くしつつも、べったりにならず、
勉強することができました。

逆に若いと周りに流されてしまったかもしれません。
大学以来数年ぶりの学生生活でしたが、何かちょっと昔と違いました。

■やっぱり20代後半は出国するには良い頃合い
語学学習については、早いうちに始めた方が良いです。若いうちに。
失った時間は取り戻せないので、「思い立った今が一番若い」ということです。

しかし、交換留学とか駐在といった、日本に根が残っている状態を除き、出国する時期としては
20代後半が良いのではないかと思います。

自分で選んでいるので、良い意味で周りに惑わされないし、友人関係も一歩引きつつ、自分にとって
最良な人材を自然と選べるようになっています。

また、「後には引けない年齢」でありながらも、「ギリギリ引ける年齢」でもあり、失敗だと判断したら日本に戻って再スタートをすることも「ギリギリ可能」です。

よって、大卒後2,3年働き、25~27ぐらいまでに出国。
30くらいまでに結果を振り返り、次の可能性を探るような動きができると良いのではと思います。

実際のところ、僕はそれよりも少し遅れてこちらに来ました、そこについては後悔があります。

もし、自分よりも少し若い人がこの文章を読んでいるのならば、と思って、記事にしてみました。


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shengshowchina@yahoo.co.jp

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