暇なざれごと

ごくごく日常の話とか色々ありのノージャンルの戯言(?)日記です。

ミュージカル阿国

2007年03月26日 22時19分38秒 | Weblog
木ノ実ナナさん主演の話題の「ミュージカル阿国」です。

前回(2003年)見た時に「ナナさんが年だから、これも最後かな」って
覚悟して見ていたのですが、万博での「LIVE!阿国」で再び公演に
なり、再演を確信して2年近く経っての再演です。

実は、「阿国」の本公演自体は4回目となります。
一番最初は、上々がでなかった1995年になりますね。
ということで、何度か見たことある人間の立場としての視点ですので、
ある意味独断と偏見です。
(「いつも、そうじゃん」と言うのはなしw)

今回の重要な点は、シナリオの重点が変わったっていうことでしょうか?

今までは、どちらかって言うと主演の木の実ナナさん・・・・つまり
「阿国」中心となっていたのですが、今回のはのちに二代目阿国と
なる「お丹」が多くなっています。
元々の原作である「二人阿国」が「お丹」側なので、原作に忠実に
なってきているのかもしれませんし、木の実ナナさんの事も考慮されて
いたのかもしれません。

なので前回までの時は、さほど登場の少なかった「お丹」の登場回数
が多くなっていました。
その為に、逆に変な風になってしまったセリフ回しもありましたけどね。
あと、元々内容的にエロティックなのですが、今回はその変更で
さらに卑猥な方向にいっている部分もありました。
(他のブログとかで「卑猥」とか言われていた。)

当然、今回の変更により「お丹」の登場が増えたことので、それに
応じれる女優さんが必要なのですが、この女優さんがまた良かった。
大和田美帆さんって言って、女優の岡江久美子さんの娘さんという、
いわゆる2世女優さん。(お父さんも大和田獏さんだから、サラブレッド
ですね。)
2世って言うこともあり、今回の「お丹」がオーデションに選ばれたって
言っても、正直期待はしていませんでした。

ごめんなさい。 _| ̄|○

私の認識が甘かったです。本当に演技の上手い実力派の女優さん
でした。
さすがにオーデションで受かっただけあるわ。

今までの公演の「お丹」って言うのは、天下一になる為に今まで
お世話になった「阿国」を裏切り蹴落とす敵役のイメージ。
でも、それは「自分が自分であり続けるためにしたこと」と言う風に
悩む「お丹」の悲しく寂しい心が見えそうになりそうな演出。
そしてそれに伴う演技。

今回の「阿国」で輝いていたかもしれません。
今までの「お丹」役の人にはなかった二蔵へのとび蹴りも最高でした。
(せいぜい、今までは足蹴り程度でした。)

私ですから、大好きな上々颱風も見逃すわけもありません。
実は今回見に行った3月25日は、ボーカル役では「お宮」役の
白崎映美さんまお誕生日でした。

が。

誕生日のことすっかり忘れ、プレゼント買ってくるの忘れた。_| ̄|○
誕生日の日に滅多にライヴとかないから、チャンスだったのになぁ。

今回も舞台に立つ上々颱風の3人(紅龍・西川郷子・白崎映美)は
大暴れでした。
(あとのメンバーは、舞台にはいるけど後で演奏のみになります。)
でも、今回はややサトちゃんが中心になっていました。
今までは二人のうち、どちらかって言うとエミちゃんが中心で動き
演技していましたので、ちょっと不思議な感じでしたが、サトちゃんの
地(?)が出たらこんな風だろうなぁって思ってしまったのは、
ここだけの話。

当然、初演から17年と長い時間もあるので、上々颱風も音楽の面で
色々と成長している部分があり、その部分がまた「阿国」の音楽として
の厚味が出たように感じましたね。
音楽の部分でも、ちょっと変わった変化もありましたしね。

最後にサービスで上々颱風が歌う曲は、この日は「愛よりも青い海」
でした。(他にも何曲かやるらしいけど、ランダムぽい?)
エミちゃんの衣装は、おととしの新作衣装の白いカントリー風ドレスの
ヤツですが、間奏の時にくるくるまわって踊る時になびくロングの
スカートが凄くきれいでした。
当然、うっとりとしましたよ。

久し振りに演劇系見たので、凄く楽しかったですね。

「阿国」は4月からは、京都南座でもやるのだけど、行きたいけど
お金なくて断念です。

うー、また見たいよぉ・・・。

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