暇なざれごと

ごくごく日常の話とか色々ありのノージャンルの戯言(?)日記です。

漫画家・末次由紀盗作問題。 その3

2005年11月18日 16時08分58秒 | Weblog
*前の記事:その1その2はこちらです。

これで最後になるかと思います。
(何か変化があれば書く事になるかもしれませんが。)
先日、漫画関係の仕事をしている知人に、今回の事を話してみました。

知人は、「確かにその人がしたのは許されることではない。だけど、
出版社のした処分は厳しすぎるよね」って言いました。

私が、「いわゆるトカゲの尻尾きりみたいなものですか?」と聞いたら、
「そうだね」と知人さんは答えました。
確かに今回の出版社サイドのやり方は、そいうところもあるのですが
「そこまでしたのだから」っていう私の意見も言ってしまいましたよ。

さらに知人から、この人は前々からパクリとかの噂は業界ではあった
という話を聞きました。
ならなんで、「その噂がたった時に、出版社はなんらかの対応は
しなかったのかなぁ」って思いました。
「道具がなまじあったから、やっちゃたのかな」とも言っていました。
それは確かにいえるのかもしれない。けど、それは本来仕事に
おけるプライドというべきか、そいったものを持っていたらしないと
思うのですが・・・・・・。
道具があってもしない人はしませんから。

ただ、今回の出版社がそいう対応したことによって、今後似たような
ケースが起こったら同じようなことするのかな。
大物看板作家だとしても。

ならないと判りませんけどね。

ちなみに「今後の収入とかどうなるんだろう?」って知人が言って
いたのですが、どうやら海外版とかは、まだ扱っており、なんらかの
収入はあるそうです。
来年あたりの税金は、なんとかなるのかな。わからないけど。
ただ今後、このようなレッテルが貼られたので復帰できたとしても、
仕事はしにくくなるとはいえるでしょう。

トレースした代償はあまりにも、大きすぎたのです。
軽い気持ちから始めたのかもしれません。
たぶん、それが仕事を失うこととは、考えなかったのでしょう。
でも、それは絵を描いてそれでお金を貰う人では、やってはいけない
ことだったのを気づくべきだったと思います。

今回の事で、傷ついたファンの子もいるって聞いています。
その子達のことを考えて欲しかったと思います。

あくまで「夢」を与えている仕事なんだから。

月並みの言葉ですけどね。大切なことだと思うのです。
忘れていけないことだと感じて欲しい。

私は、ただそう思いました。
検証の方は、しばらくは見て行きたいと思います。


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2 コメント

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末次氏の問題に思う (元漫画ファン)
2005-12-14 16:15:42
 はじめまして。末次由紀盗作問題についていろいろサイトを見てるうちにこのブログを発見しました。  したがって一月もズレたコメントになりますが、お許しください。                  僕も高校時代に漫画製作の真似ごとをしたことがあります。ボクシング漫画でしたが、素人ですから複雑なポーズなんかどうしても描けない。やむなく某先生の作品からポーズを真似させてもらったり、「ボクシングマガジン」なんかを買って来て、ダウンから懸命に立ち上がろうとするキャラクターのポーズを、雑誌の写真を参考にして描いたりしたのを思い出します。 しかしそういった資料をそのままトレースしようなんてことは、考えた事もなかったですね。雑誌の写真や他の漫画作品はあくまで「資料」であり、ポーズを模倣する以上のことはしてはいけない、と素人なりに考えていましたよ。ポーズの模倣といっても、例えば腕の位置を変えたりとか、それなりに工夫もしたものです。                      それから考えると、今回の末次氏の行為はプロとしてあるまじき行為と言うか、漫画を本当に愛していたら出来ない行為だと思います。おそらく長年トレースを続けている内に感覚が麻痺してしまったのでしょうが、困ったことです。               それとこういう問題は、下手なりに漫画の真似ごとをした経験のある人と、絵なんか全く描いたこともない人とでは受け止め方に差異があると思います。模写とトレースでは使うエネルギーの量が全然違うと言うことは、絵を描く趣味を持たない人にはちょっとわからないでしょうから。    
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ありがとうございます。 (上々娘)
2005-12-15 02:11:07
元漫画ファンさんが、いっていることはその2で

私が語っていることと同じかなって思うのです。

読まれていると思いますが、読まれていないなら

読んでみてください。



私も絵を描く人間ですし、今回でた知人もそいう意味では同じ人っていうべき人です。



前までのは私個人の意見が主だったので。



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