今、自衛隊の在り方を問う!

急ピッチで進行する南西シフト態勢、巡航ミサイルなどの導入、際限なく拡大する軍事費、そして、隊内で吹き荒れるパワハラ……

*海自の「航行の自由作戦」を「承知していない」とする、恐るべき安倍の言動を徹底的に追及しよう!

2018年09月18日 | 主張
*海自の「航行の自由作戦」を「承知していない」とする、恐るべき安倍の言動を徹底的に追及しよう!
ーー暴走する制服組、自衛隊の統合幕僚長・海上幕僚長を即刻、解任せよ!



毎日新聞からー
「南シナ海での潜水艦の訓練は15年前から、昨年も一昨年もやっている」と明かした。今年発表した理由は「十分承知していない」(安倍)
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・中国との一触触発の事態となる可能性がある、海自の「航行の自由作戦」を、自衛隊の最高指揮官たる安倍が承知していない、知らない、としたら、完全な「軍部の独走」である。
これだけでも、自衛隊の統合幕僚長・海上幕僚長を即刻、解任しなければならない。

・だが、安倍サン、本当に知らなかったのか? 「十分に承知していない」というのは、あらかじめの、国会での(中国政府からも)追及逃れではないのか?

・米軍の南シナ海での「航行の自由作戦」は、オバマ政権下でも、トランプ政権下でも、厳しい、厳格な政治的・軍事的判断の下で行われている(例えばマイケル・ファベイ著『米中戦争はもう始まっている』文藝春秋刊)。

つまり、現下の南シナ海を巡る政治的・軍事的緊張、一触触発的状況のなかで、「航行の自由作戦」は、中国との軍事衝突をはらむ重大な軍事作戦として行われているのだ(この是非はここでは問わない)。

これを承知していない、知らない、というのは、まさしく自衛隊の最高指揮官としての「職務放棄」であり、シビリアン・コントロールの崩壊だ! 即刻、統合幕僚長・海上幕僚長などの自衛隊制服組の解任を行え!

そして問題は、海自制服組が、米海軍との連携の下で、米軍の強い要求により「航行の自由作戦」に踏み切っている事態だ。この米軍の「航行の自由作戦」への作戦参加の要求は、米軍のこの作戦開始以来、一貫して続いている。

――ここ数十年以来、もっとも米海軍との連携を重視してきた海自は、米軍の要求を拒むことが出来ないほど飼い慣らされている。言い換えれば、自衛隊の中でも「米海軍の補完戦力」化が、もっとも進んできたのが海自だ(1980年代の対ソ封じ込め戦力としての、対潜哨戒機(P-3C)100機態勢など)。

こういう状況下で、公然と開始された南シナ海での自衛隊及び米軍との「航行の自由作戦」への踏み切りは、繰り返すが、必然的に中国軍との軍事衝突を引き起こす。
まさしく、中国とのアジア太平洋地域の「覇権争い」に、日本政府・自衛隊が、軍事介入を開始したという、恐るべき事態が進行中なのだ。

日中国交回復40周年を迎え、日本政府との関係を回復しようと強いる中国政府も、この自衛隊の「航行の自由作戦」に厳しい批判を加えつつある。

再度問う!
政府・自衛隊は、即刻「「航行の自由作戦」を中止せよ。
中国封じ込め戦略である、自衛隊の南西シフト態勢(先島―南西諸島の要塞化)を中止しせよ。
暴走する、自衛隊制服組を解任し、根本からシビリアン・コントロールを立て直せ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南シナで潜水艦訓練 初公表
毎日新聞2018年9月17日 19時44分

海自が訓練したとみられる海域

呉基地所属「くろしお」と護衛艦3隻が実施
 海上自衛隊は17日、南シナ海の公海上で呉基地(広島県呉市)所属の潜水艦「くろしお」と護衛艦3隻が対潜水艦戦の訓練を実施したと発表した。海自潜水艦の南シナ海での訓練が公表されるのは初めて。海自は「特定の国を念頭に置いていない」としているが、秘匿が原則とされる潜水艦の行動を公表するのは異例で、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を強くけん制する狙いがあるとみられる。

 海自によると、くろしおは、南シナ海やインド洋で長期派遣訓練中のヘリコプター搭載護衛艦「かが」など3隻と合流。13日に護衛艦やヘリによる潜水艦の捜索訓練や、潜水艦が護衛艦に接近して攻撃する訓練などを実施した。

 くろしおはその後、3隻と別れ、17日にはベトナムの軍事要衝カムラン湾の国際港に親善目的で寄港した。海自潜水艦のベトナムへの寄港は初めてで、南シナ海で中国との間に領有権問題を抱えるベトナムとの防衛協力の強化をアピールする狙いがある。

 中国は、南シナ海のほぼ全域を囲む形で引いた「九段線」の内側は中国の「歴史的権利」が及ぶと主張し、近年は南沙(英語名スプラトリー)諸島や西沙(同パラセル)諸島などを埋め立てて人工島を造成。港湾や滑走路の建設を進めており、航空機や艦艇の活動も活発化させている。

 これに対して米軍は、中国が造成した人工島の12カイリ(約22キロ)内をイージス艦などで航行する「航行の自由」作戦を繰り返し、中国軍の動きをけん制してきた。今年に入ってからは、米ハワイで実施された多国間訓練への中国海軍の招待を取りやめ、南シナ海上空で戦略爆撃機を飛行させるなど、けん制を強めている。

 防衛省関係者によると、今回の海自の訓練海域は人工島からは離れているが、九段線の内側だったといい、シーレーン(海上交通路)としてこの海域を重視する海自が米軍に連動してあえて訓練を公表したとみられる。防衛省関係者は「海自の潜水艦が南シナ海で活動できる能力があることを示すだけで、中国軍への抑止効果が期待できる」と話す。

 ただし、今後も海自が周辺海域で活動を活発化させれば、中国との間で緊張が高まる恐れもある。

 安倍晋三首相は17日のテレビ朝日の番組で「南シナ海での潜水艦の訓練は15年前から、昨年も一昨年もやっている」と明かした。今年発表した理由は「十分承知していない」とした。【前谷宏】
https://mainichi.jp/articles/20180918/k00/00m/010/045000c…

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「海自の潜水艦訓練「特定の国を想定せず」…首相

 安倍首相は17日夜、テレビ朝日の番組で、海上自衛隊の南シナ海での潜水艦訓練について、「自衛隊の練度を向上させるものであり、特定の国を想定したものではない。実は15年前から行っている。昨年も一昨年も行っている」と説明した。」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180917-OYT1T50124.html…

9月17日(月)のつぶやき

2018年09月18日 | 主張