横浜焼売(シウマイ)物語2023

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

たまくすの木

2015-06-02 | 横浜ラブ
この木はたまくす、といいます。


旧英国領事館、現在の開港資料館の中庭にそびえています。

樹齢は恐らく156年以上。

ずいぶん半端な数ですが。ピン!と来た人はヨコハマ通もしくは地元の真面目な小学生だった人。

ペリーは神奈川で幕府の役人と面会し、江戸城で将軍に面会。ここ横浜で和親条約を結ぶ事に成功します。

その場所を知る手がかりが、このたまくすの木。

この木のそばで日本(徳川幕府)とアメリカ合衆国が、和親条約を結んだ、と文献に残っています。

やがて英国領事館が建てられましたが、たまくすの木はそのまま残されました。

大正12年。関東大震災で領事館は全焼、たまくすも焼け落ちたと思われましたが、新芽が残り再び成長。

大戦下の横浜大空襲の時も焼け残りました。

まさにヨコハマの歴史をつぶさに見つめてきたシンボルツリーなのです。


本日6月2日は横浜開港記念日です。

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横浜開港資料館たまくすの木

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4 コメント

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知らなかった^_^; (まつ)
2015-06-03 06:19:03
災害、危機を乗り越えてきた歴史の証人たまくす君。
たくましかったのですね。

これからもどんな時代が待っているのか、
見つめていってほしいものです。
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ピン! (月乃和熊(ツキノワグマ))
2015-06-03 21:02:06
わたしゃ、あなた様のブログを拝見していたので、ピン!ときました♪
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まさかの (岩崎摂)
2015-06-07 08:10:17
>まつさん
復活は関東大震災の後。
幹も黒焦げでほとんど燃え落ちてしまったそうで、誰もが諦めていたところ根っこの一部から新芽が吹いていたとか。これを大切に育てた当時の人たちもすばらしいですね
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ポン! (岩崎摂)
2015-06-07 08:24:27
>月乃和熊どん
月乃和熊さんなら、きっと勘づくはず!と思ってましたよ♪
実際の樹齢は数百年とも。開港当時は今より約10メートル南東にあったそうで、昭和5年、英国領事館再建のおりに現在の位置に移植されました。
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