野田市中戸 せとピアノ教室の講師ブログ

千葉県野田市中戸(旧・関宿町)にある、アットホームな個人ピアノ教室 講師のブログです。

鍵盤楽器の祭典 (2)

2013年07月08日 | コンサート

(1)のつづき

   【ピアノの詩人・ショパン】                                                                        エチュードから4曲「エオリアンハープ」「黒鍵」「別れの曲」「革命」   ノクターンOp.9-2     幻想即興曲 他全9曲

   【ヴィルトゥオーゾの世界ラフマニノフとリスト】                                                        ラフマニノフ : 前奏曲Op.23-5   音の絵Op.39-1                                                    リスト : ラ・カンパネラ   愛の夢第3番   ハンガリー狂詩曲第2番

 この難曲オンパレード! 「愛の夢」もそれなりに難しいですよね。あとの4曲は、ヒエ~です、アハ

リストといえば、当時「彼に弾けない曲はない!」と言われるほどのピアノの名手。当時の演奏会は複数人の奏者が演奏する形だったのを、一人の奏者が何曲も演奏する現在の《リサイタル》という形態をつくったのもリストですよね。

長身で端正な顔立ち、しかもピアノがうまいときたら、もてないはずもなく、相当の女性ファンがいたそうで、時には、失神してしまう女性もいたとか。当時のジャニーズってとこですかね。

でも、何か思うところがあって、俗世を捨て、僧侶になるんですよね、この人。面白い人生ですね。

ラフマニノフもまた、20世紀の名ピアニストの一人です。どの曲も美しい旋律ですよね。

ピアノ協奏曲第1番を発表した時、かなりの悪評で、彼はかなり落ち込んでいたのを、友人の精神科医から励まされ、立ち直り、そのあと作ったのが、ピアノ協奏曲第2番です。そのお医者様に感謝せずにはいられませんね。

つい先日、第2番と第3番を、彼自身が弾いているCDを購入して聴いてるのですが、さすがです!

さて、最後は【アンコールコーナー】                                                                  ショパン : ノクターン第20番   ブラームス : ハンガリー舞曲第5番

そして、今回のめだま、8人のピアニストによる4台16手!

司会されてた加藤昌則さんがこのために編曲された、ヨハン・シュトラウスメドレー♪

4台のピアノを扇形に並べて、1台にお二人、4台で8人、16手。

ヨハン・シュトラウスの音楽といったらウィンナーワルツ。3拍子が揺れますよね。それが見事に合っていました!

さすがプロフェッショナル  素晴らしかったです。

幼児から90歳を超える幅広い年齢、そして、関東はもとより、東北や山口県の方からもいらしていた多くの観客、私も含めて、大満足のコンサートでした。

楽しかった~\(^o^)/

   

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鍵盤楽器の祭典 (1)

2013年07月08日 | コンサート

7月7日、サントリーホールにて、第9回イマジン七夕コンサート2013《鍵盤楽器の祭典》を聴いてきました。

毎年7月7日に開催して、今回が9回目だそうです。知りませんでした、スミマセン

ってことは、毎回内容が違うのかな?今回がたまたま鍵盤楽器なのかもね

とにかく、こんなに大勢のピアニストが一堂に会すコンサート、私は初めてでした

奏者は全部で11人。

チェンバロ奏者の水永 牧子さんの他は、10人のピアニスト

岡田 将さん   菅野 潤さん   田崎 悦子さん   永野 英樹さん   干野 宜大さん   宮谷 理香さん   山本 貴志さん   

若林 顕さん   ベン・キムさん   イリヤ・ラシュコフスキーさん

司会進行は、フルーティストの山形 由美さんと 作・編曲家の加藤 昌則さん

 

プログラムは、鍵盤楽器なるものが作られた1500年代・ルネッサンスからバロック~古典~ロマン~印象主義~20世紀まで、ザッと500年の歴史を学びながらの名曲アルバムといったところ。

紀元前1世紀にオルガンが作られたのだけど、これは、ふいごで空気を管の中に送り込んで音を出すしくみ。でも、この2世紀前の紀元前3世紀には、水の圧力で空気を送る「水オルガン」なるものがあったんだって。

勉強になるなあ。

オルガンは、その後いろんな形態に発展し、1300年にチェンバロが発明されました。

今日はそのあたりからということで、トップバッターは、チェンバロ演奏から。

         【チェンバロの音色】                                                                   チェンバロは弦を引っ掻いて音を出す弦楽器的構造、ピアノは弦をたたいて音を出す打楽器的構造なので、似て非なりってことですね

チェンバロの音色、癒されました~

         【ドイツ・オーストリアの音楽】                                                             バッハ、モーツァルト、シューマンの代表曲を各1曲

         【偉大なるベートーヴェン】                                                               ソナタ8番「悲愴」 ソナタ14番「月光」  ソナタ第23番「熱情」  それぞれ第1楽章

ベートーヴェンの耳が聞こえなくなってしまったのは、水銀中毒のせいだったのでは?大好きな川魚に含まれた過剰な水銀摂取。彼の遺髪を調べたところ、水銀が検出されているとのこと。

私はこの話、知ってたけど、一緒に聴いてた娘たちは知らなかったそうで、これも勉強になりました

ベートーヴェンはピアノの進化に大きく貢献しているんですよ。初期の頃のピアノは61鍵しかなく、彼はそれを1番高い音も1番低い音も使っています。じゃあもう少し鍵盤を増やそうと職人が68鍵にすると、やっぱりベートーヴェンは1番高い音から1番低い音まで使って作曲する。そんなことで、鍵盤はドンドン増えていったわけです。だからベートーヴェンのソナタを順番に聴いて(弾いて)いくと、どんどん音域が広がっていくのがわかるんですよ

         【フランスの調べ】                                                                    サティ:ジムノペディ第1番  ドビュッシー:月の光 ・ 亜麻色の髪の乙女 他  プーランク:即興曲第15番

今回演奏された中で1番若い(?)プーランク。1899生~1963没。今年、没後50年というアニバーサルイヤ―

この「即興曲15番」は、副題が、「エディット・ピアフに捧ぐ」とあり、あの有名な『枯葉』の旋律をモチーフに作られている。これを演奏した山本貴志さんも、すっごく酔いしれながら弾いていた

何度聴いても、エエ曲やん

 

さて、夜も更けてきたので、今日はこのへんで。

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