MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

早慶戦

2005-10-31 11:54:45 | 日々是決戦
書くのが遅れましたが、昨日は野球の早慶戦を見てきました。土曜日に早稲田が5対2で勝ったので、早稲田はこの試合に勝てば早慶戦勝利となります。


早慶戦は春と秋の2回ありますが、見るなら絶対秋です。秋の早慶戦で野球部、応援部とも4年生は引退となります。そのため部員は全力でプレーor応援をするのです。

試合は慶應が一回に1点先制しましたが、その裏の上本の先頭打者ホームランで同点、その後も1点を追加して2対1。先発越智は立ち上がり制球難に苦しみ、フォアボールを多く出しましたが、2回には自信のバットで1点を追加。3対1となり、投球にも余裕が生まれ、ナイスピッチングを展開。結局打たれたヒットは2本のみというすばらしい結果を出しました。満足の出来で8回表に大谷に交代となりました。

そしてドラマは8回の裏。早稲田最後の攻撃回。応援部の伊藤豪主将の「もっともっと紺碧歌いてぇーだろっ!!」という魂の叫び、野球部は4年生総動員の代打・代走攻勢…、見るものの心を打ちました。しかもその回には、4年生の力に応えた田中豪が1点をもぎ取り、観客は大騒ぎ、最高の紺碧を歌うことが出来ました。

そして迎えた9回の裏、マウンドにはもちろん佐竹。自慢の豪腕は健在です。フォアボールを出したものの、ヒットを許さず気迫のピッチングを見せました。佐竹は本当に安定感のあるピッチャーでした。

一方の慶應ですが先発はエース合田。彼も今日が最後の試合でした。サブマリンともこれでお別れです。今日の内容は彼にとって不本意なものだったかもしれませんが、ファンは合田の名前をきっと忘れないでしょう。3回以降は新エースとなった加藤、彼はこれからも早稲田の壁として立ちはだかります。打線の方は4番岡崎が不調…、ヒットを打ったのは宮田、金森宏の二人のみでした。フォアボールでの出塁が多かっただけに悔やまれる内容だったと思います。盗塁を多くしていたのが印象的でした。

そして、試合後には早慶戦で勝ったときのみしか歌われない「早稲田の栄光」を肩を組んで歌いました。ちなみに、春は観客のレベルが低く、歌わない「なんちゃって早大生」も多いのですが、秋は観客のレベルが高かったので綺麗な栄光を歌うことが出来ました。栄光はやはり名曲です。俺は早稲田の歌の中でもナンバー1だと思います。すばらしい!

(なお、負けたときに歌う「えんじの歌」も名曲ですよ。去年は負けたのでえんじを歌いましたが、みんな泣いてて、かなりジーンときました。来年はえんじがいいかも。)

その後は秋恒例の4年生の引退式、野球部、応援部、観客の4年生が指揮台にあがり肩を組んで校歌を歌います。俺はこの光景が大好きです。来年は俺も指揮台の上に上がって校歌を歌おうと思います。この光景が見たくて秋の早慶戦に足を運んでいるといっても過言ではありません。

というわけで、秋の早慶戦は感動もんなわけです。早大生たる者4年生になったら必ず足を運ぶべきだと思いますね。卒業式なんかよりみんなで感動を分かち合う秋の早慶戦の方が泣けますよ(笑)来年は大勢で来たいな、と思いました。


(写真は8回裏の早稲田の攻撃、中央が応援部・伊藤豪主将)

ファンタスティックな筑波戦

2005-10-30 22:28:51 | ラグビー
今日は19時より早稲田対筑波の試合を自宅でテレビ観戦しました。結果は64対17で早稲田の勝利でした。


正直な感想、この試合は「曽我部の曽我部による曽我部のための戦い」でした。清宮監督は試合前から今日の試合はSO曽我部を80分フル出場させると明言し、この試合を曽我部のテスト試合と位置づけていたようです。そのため、リザーブにはクッキー&銀さんの名前がありません。

曽我部は清宮監督の期待に応え、すばらしい活躍をしてくれました。さすがファンタジスタと呼ばれるだけのことはあります。俺は、曽我部の出る試合をこんなに長く見るのは初めてだったんですが、彼はレベルが違いますね!

まず8分には自らトライ、そして自らゴールを決めました。このトライよかったです。去年の大学選手権準決勝の森田を彷彿させるようなトライ。パスすると見せかけて自ら突っ込む、そのときの身のしなやかさはとても2年のブランクがあるとは思えませんでした。そして、コンバージョンはけっこう慎重に蹴ってました。五郎丸はそんなに時間をかけずに蹴っていたと思うんですが、曽我部はじっくり時間をかけて狙いを定めて蹴ってました。試合中も絶妙なキックを連発していましたし、蹴ってもよし!のようです。

その後はパスでBKのトライを演出。名物のロングパスもありました。あれは追いつけません。相手のディフェンスラインがそろう前にアウトサイドにボールを運んでしまうので、アウトサイドががら空きになってしまうんですね。ボールをもらった選手は走るのみって感じでした。

そして度肝を抜いたのが宙高く後ろに放り投げたパス…、衝撃でした。ラインアウトを前ではなく後ろに投げたようなパスでした。これが菅野に渡りトライ成功。もちろん筑波は前に放ると思っているのでついて行けるわけがありません。菅野もびっくりしたような顔でトライを決めてました。

また後半30分から隆道、三井、曽我部の啓光ラインがついに実現。三井も嬉しそうでした。ちなみに三井もトライを決めてます。これもパスを放るのかと思いきや相手の穴に飛び込むいいトライでした。思わずジャンプしてトライしてました(笑)三井、曽我部はやはり相性がいいですね。三井が出てから10分間で3トライ!(うち1トライは百合の幻のトライ、ノックオンではないぞ!)。

とまぁ、ここまでは曽我部のいいところを書いてまいりました。試合後のインタビューで清宮監督は「今日の試合は、いい所も悪いところも全部曽我部でしたね」とコメント。そう、悪い面も出てしまいました。筑波は曽我部のパスを狙ってたみたいなんですよね。どこに放るか分からないパスなんですが、どうも曽我部は感覚で投げる人らしく、あまり周りを見ないでパスを放ってしまう癖があるようです。今日の試合は見事にパスをインターセプトされ、筑波の10番が50メートル独走トライ…。相手にパスしちゃいけません。去年の大学選手権決勝でも後藤翔太がやってしまいましたが、僅差の試合でああいうミスが出ると命取りになります。

しかし、この点に関して慶應の上田さんは「あのプレイは曽我部のいいところでもあるんですよね」とフォロー。つまりハマルときはハマルが、ダメなときはダメなんだと、そう割り切るしかないということなんでしょうかね。

あと、BKが若いことが気になりました。スタメンは4年生が三角一人、後は全員3年生です、BKリーダーの不在は確かなようですね。曽我部は遊んでますし、曽我部ワールドを抑える人も必要かもしれませんね。曽我部はハイタックルをして注意されたりとまだまだ軽いプレーが目立ちます。首藤あたりに頑張ってもらわなきゃです。もし、今村が復活して三角がリザーブに落ちたら4年生0人になってしまいう危険性もあるし、3年生の成長を促したいです。


さて、まぁ、何にしても見てておもしろい試合でした。曽我部が出るとおもしろいですね。次の帝京戦も楽しみにしたいと思います。



PS.なお、西の雄・同志社大学も関西学院を相手に71対14で勝ちました。関西は今年も同志社の独走ですね。正面は今日は4トライだそうです。この人も相変わらずレベルが違いますね(笑)今年の大学選手権の決勝では、ぜひ同志社と当たりたいものです。

風邪

2005-10-29 23:15:20 | 日々是決戦
不覚にも風邪を引いてしまいました…。頭痛・鼻水・喉の痛みと一応すべてあります。明日の早慶戦にはなんとしてでも行きたいので、ぐっすり寝て治すしかないですね。まいりました。

知日派の講義

2005-10-28 23:20:51 | 政治・経済
今日の6限の「総合演習」は学習院大学の王瑞来先生をゲストに迎えての授業でした。

王先生は東洋史を専門にされており、東アジアの共通歴史教科書を作る活動を行われています。中国黒龍江省出身、日本に来てから15年になるそうで、本人曰く「私は知日派です。」とのことでした。親日・反日ではなくて、あくまで冷静な目を通して先生は日中関係を見ていると言っていました。

王先生の話は非常に興味深かったです。というのもマスコミが報道する中国人は反日の人々ばかりで、なかなか親日派の人の話は取り上げられないからです。このへんはマスコミの功罪が見え隠れしてますね。

王先生はまず日中の教育レベルの差を取り上げました。王先生は日本人は非常に礼儀正しく、マナーもすばらしいと述べられました。中国と日本では教育が違うのだそうです。

補足しますと、俺の知識から鑑みるに両者の教育の性質は正反対なんですよね。実は、勉強量から言えば中国人は日本人よりはるかに勉強しています。中国の都市部の受験戦争は日本の比ではありません。中国は完全な学歴社会ですからね。しかし、彼らはあくまで詰め込み勉強で、質ではなく量を求めているようです。対して、日本は量より質にこだわっています。例えば、教科書の内容が保守的であるというだけで日本中が大騒ぎになりましたが、中国は国家がメディアをコントロールしているのでそういった騒動は起きていません。つまり、現状では教育の内容への批評はほとんど行われていないということです。このことが中国の教育レベルの停滞を招いている原因なのではないか、と俺は思います。

また、王先生はナショナリズムの問題についても鋭い分析を加えました。先生は「ナショナリズムは世界の敵」であり、時代遅れだと述べました。世界がボーダレスの社会へと移って行く中で、国益ばかりを重視するのはよくない、例えば、中国の教科書に関しては、事実に関してはちゃんと書かれている、しかし、表現が悪い、事実と表現の間に距離があり、事実がきちんと伝わっていないとのこと。

他にも、中国と日本の宗教観の違いについても述べられて、日本では死んだ人に関しては、「死んだらその後はない」という考えですが、中国では「死んでもその後がある。悪人は死んでも悪人であって、彼らは地獄にいる人々だ」と考えられているんだそうです。王先生は日本の宗教観を何度か中国人に紹介したことがあるそうですが、ほとんど受け入れてもらえなかったそうです。もしかしたら、この隔たりが靖国問題の根源なのかもしれません。

また、文化の面について。先生の論調は日本の文化ががなかったら今の中国の文化は成立し得ないというものでした。俺的には、この話が一番興味深かったです。実は今の中国で使われている語句の半数近くは日本から逆輸入した語句なのだそうです。例えば、「科学」、「歴史」、「自由」、「民主」、「文化」、「電話」などです。これらの言葉は近代以前の中国にはなかった言葉です。中国は漢字しか文字がないので、新しい言葉を作るときにも漢字をあてはめて新しく作るのですが、英語の音訳で言葉を作ると、語数がやたら長くなってしまったり、意味が通らなかったりと不評でした。そこで日本からの逆輸入することにしたわけです。例えば「テレホン」は音訳だと「徳津風」で漢字を見ただけでは何のことだか分かりません。「電話」なら意味も通って分かりやすいですよね。中国の文化は日本なしには成立し得なかった、このことを先生はとても強調されていました。

最後に、先生は日中は「二つの川」だと例えられていました。そしてその間を結ぶ「運河」がたくさん通っている。文化の面を見れば分かるように古代から現代まで両国は切っても切れない関係にあった。そして、周恩来の「二千年友好、五十年対立」という言葉を取り上げ、50年対立してしまったけれど、2千年の友好に比べればそんなのは小さいことじゃないか、これから先、日中はもっともっと友好的関係を続けていかなければならない、と述べられ、講義は終了となりました。


う~ん、この授業は、本当にすばらしい授業でした。最近、極端な親日の本が出ていたりしますが、先生は冷静な分析に基づいた話をしてくださり、中国の悪いところだけではなく日本の悪いところも述べられて、例えば、反日とか中華思想という言い方はよくないということ、また、マスコミには大きな責任があるということ、マスコミは同じ部分ばかり報道して、少しずらした視点での報道ができていないということ、つまり、マスコミの報道に偏りがあるということですね。日本人も反省するところは反省しなければいけません。また、ネット上には反中、反韓的な書き込みが目立っているように思います。それらの書き込みを真に受けてしまう人だっているわけですよね。俺は、日本人は日中問題をバランスも持って考えるようにしなければならないと思います。バランスをもってはじめて中国を非難する資格があるわけですから。


俺もバランスに気をつけて日中問題を勉強していこうと思います。

稲穂祭 (早慶戦前夜祭)

2005-10-26 23:23:22 | 日々是決戦
今日は大隈講堂で行われた「稲穂祭」に行ってきました。

このイベントは、今週の土日に行われる野球の早慶戦の前夜祭で、早稲田の應援部と慶應の應援指導部によるデモンストレーションをはじめとする、全3部、計3時間から成る早稲田の一大イベントです。

俺はこの秋は一回も神宮球場に足を運ぶことが出来なかったので、早稲田の応援をしたのは久しぶりでした。途中手の動きを間違えたりしましたが、そこはひらにご容赦を。

いやぁ、しかし応援はやはり楽しいですね。みんなで一糸乱れずに応援する一体感、たまらないものがあります。私的にはダイナマイトマーチが好きです。理由はチアの振り付けがかわいいから。ダイナマイトマーチの振り付けだけなぜか異様にかわいいんです。ダイナマイトマーチは「ここで一発わせだ!ここで一発わせだ!がーんばれ、がーんばれ、がんばれわせだ!」ですね。お気づきでない方は要チェックです。

さて、この稲穂祭の3部では野球部の壮行会も行われました。主将武内を代表に4年生全員の紹介が行われました。神宮4連覇を知る最後の世代も早慶戦で引退なんですね、早稲田の黄金期は次はいつ訪れることやら…。

また、この壮行会では友人のOがステージ上に登場し、場内非常に盛り上がりました。彼は武内と肩を組んだりと、俺はうらやましい限りでした。あと、放送研究会の友人もステージ上に上がっていましたね。みんなで作る稲穂祭って感じでいいですね。


まぁ、いろいろありましたが、結局は稲穂祭最高です!無料で楽しめる稲穂祭、早大生なら一度は足を運んでみてはいかがでしょうか?


(写真は、稲穂祭後にもらった武内のサイン。ドラフトではヤクルトに1位指名されるそうです。意外に小柄な方でした。)

ローザ・パークスさん死去

2005-10-25 23:25:54 | 政治・経済
アメリカ公民権運動の母、ローザ・パークスさんが24日に亡くなった。


1955年12月1日、パークスさんの乗ったバスでの一幕がアメリカの歴史を大きく動かした。当時のアメリカには「分離すれども平等(separate but equal)」の原則のもと人種分離法が存在しており、南部を中心に、白人と黒人とで学校や食堂などの生活空間が分離されていた。

パークスさんが乗ったバスも人種平等法によって白人の席と黒人の席にそれぞれ席が分かれていた。パークスさんは黒人席の一番前に座った。そして白人席が埋まり、白人がもう一人乗り込んできたときにパークスさんは席を譲るように運転手から催促された。白人席が埋まったときは黒人は席を譲らなければならない決まりがあったからである。

パークスさんは席を譲ることを拒んだ。運転手は警察を呼び、そして、パークスさんは人種分離法違反で逮捕されてしまった。

この事件を発端にして、黒人による「バス乗車拒否運動」が始まった。これを指揮したのがかの有名なマーティン・ルーサー・キング牧師である。そして56年には連邦最高裁が人種分離法を違憲と判断し、キング牧師の「非暴力・直接抗議運動」は成功する。64年には公民権法が制定され、その後は、少数派の雇用・高等教育を推進する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)へとつながり、アメリカの人種間格差は大きく改善した。


しかし、パークスさんが亡くなった今もなお、差別の意識はなくなっていない。アメリカでは異民族への差別、棲み分けは相変わらずとしてある。最近では、ハリケーンカトリーナの被災地ニューオーリンズへの対応の遅れが取り立たされ、また、イラク戦争では捕虜の虐待が問題になった。多民族国家アメリカの人権問題には、依然として課題は山積している。

世界の警察アメリカは、これを機にもう一度、人種差別問題について考え直さなければならないだろう。

大隈塾「石破茂」

2005-10-24 23:37:01 | 政治・経済
今日は久々に大隈塾を15-201で受講しました。


今日の講師は石破茂前防衛庁長官。石破さんの話を聞くのは2回目です。前の1回は1年のときの大隈塾で、世間はイラク戦争が始まり大騒ぎの頃でした。前回の講義では大臣ということもあり、田原さん曰くの「石破さんは思っていても言えない」立場だったので、本音では語ることができなかったそうです。今回は、大臣ではないということもあって、本音で、それこそ放送されたらやばいんじゃないかというところまで掘り下げて、本気の講演を行ってくれました。

おそらく、石破さんのここまでぶっちゃけての講演が聞ける機会は大隈塾くらいなものでしょう。それには多分に田原さんの要請があってのことだとは思いますが、気合の入れようがびんびん伝わってきました。目に力が入ってましたね。


石破さんの講義の要約を載せてみました。


○自衛隊を国防軍にすべし。

○憲法の前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、日本の周りにある国ははたして平和を愛する国だけか?信頼できる国だけなのか?もし、公正と信義が裏切られたら日本はどうするのか?

○「押し付け憲法だから憲法を改正しよう」という考え方に対して→憲法には改正条項がある。日本は自分たちの意思で憲法を変える権利を持っていたじゃないか。しかし、憲法を変えようとはしてこなかった。それを、なぜ今さらになってアメリカのせいにするのか。それは筋違いなのではないか。

○改正条項には決まっていないことも多い。どこからが有効なのかという線引きをすべき。国会議員の3分の2以上の対象は出席議員なのか総員なのか?国民の過半数の分母は何なのか。国民投票の有権者の要件は?また、投票率が30パーセントくらいしかなかったとしても憲法を改正してしまっていいのか?

○9条の改正には反対だけど、その他の部分の改正には賛成、このような人の意見をどうやって尊重するか。

○9条の説明。9条とは何か?国権の発動たる戦争とは何なのか。

○第1次世界大戦のころに定められた不戦条約においては、国家は宣戦布告さえすれば戦争をする権利を持っていた。これが国権の発動たる戦争である。

○これに対し、自衛権は国家の自然権。もともとあるものだから放棄の仕様がない。

○今の日本の政府解釈、自衛隊は自衛のための隊だから陸海空軍ではないんだ、という立場。

○(外国ではJapaneseArmy、Navy、AirForce=陸海空軍と訳されているが…。)

○今は自衛隊が軍隊でないことを証明するための理由が複雑になりすぎている。もっと簡単でいいじゃないか。

○「わが国の安全を保持するために国防軍を所持する」これは9条1項には違反していない。

○自衛隊は国民の80%から支持をされている。民意があるのだから、変えなくてもいいじゃないか、という意見もある。

○自衛隊はは見た目は軍隊。しかし、もともとは「警察」。今もそれは変わらない。

○マッカーサーは朝鮮戦争のときに日本がガラ空きになるから、「国内」の治安維持のために「警察」予備隊を作った。

○では警察と軍隊の違いは何か?

○目的
「軍隊」→国の独立を守る
「警察」→国民の生命と安全を守る
  
○範囲
「軍隊」→海外(対外的任務)
「警察」→国内

○単位
「軍隊」→部隊(軍隊は一人では任務にあたらない、軍隊は集団で動く)
「警察」→個人(警察は一人でも警察官として任務にあたる)

○自衛隊法→「自衛官は」と個人単位で条文が書かれている。実際の戦地で自衛官が一人で任務にあたるなんていうことはありえない。

○自衛隊には「軍法会議」がない。

○もし、自衛隊が暴走したらどうするのか?

○任務には危険なものがある。もし自衛隊が逃げてしまったらどうなるのか?

○日本人の権利を守ってくれるのは誰か?それは日本国だ。もし、国家が倒れてしまったら、我々の権利はすべて吹っ飛ぶ。仮に、日本が北朝鮮や中国に支配されるような事態になったらどうする?

○軍が組織として成り立たなかったら国家は成り立たなくなってしまう。

○軍隊には厳しい規律が必要。

○軍法違反には最高で死刑もしくは無期懲役を。

○最高刑が懲役7年などの軽い刑だと、自衛官が「もういいや」と思ってしまうかもしれない。

○ちなみに、今の自衛隊の規律は何か?それは入隊時に行う「自衛官の誓い」というもの。口約束。今、自衛隊と国家は「信頼」で結ばれているのみ。

○憲法改正だけでは9条の問題は終わらない→憲法改正後、自衛隊法改正と軍法会議の設置を行わなければならない。

○集団的自衛権の問題について。集団的自衛権とは?

○日本と密接な関係を持つ国が他国によって攻撃されたときに、日本も一緒になって戦うことができる権利。

○集団的自衛権は国連憲章51条に定められた国家固有の権利。

○今の政府解釈では、日本は集団的自衛権を持っているが行使できないことになっている。

○もし、今、自分の彼女が目の前で誰かにぶん殴られているとする。彼氏はそれを見ていることしかできない。もしくは、誰かに助けを求めるのみしかできない。今の日本はこの状態。これはどう考えたっておかしいだろう。

○民主党の前原誠司氏の話。前原さんはどうして国会議員になったのかという質問に対して、彼は「日本の集団的自衛権の行使を可能にするため」と答えた。

○大臣のときは口が裂けても言えなかったことを言おう。

○集団的自衛権の行使を可能にするには憲法改正しかないという意見があるが、これは今の政府解釈が正しいという立場である。

○「はたして、今の政府解釈は正しいのか?」

○日本の今のスタンス。日本は主権国家である以上集団的自衛権を持っている。しかし、行使は出来ない。

○つまり、「憲法上持っているが、憲法上行使できない。」ということ。

○これは破綻しているのではないか?

○また、自衛隊→国防軍と名前を憲法上変えただけではダメだ。「名前は変わったけど、中身は変わってません」では世界には通用しない。

○さきの大戦では日本はバラバラに戦った。

○日中戦争においては、
「陸軍」→中国と戦っていた
「海軍」→米英と戦っていた

○海軍は分かっていた。米英と戦っても勝てるはずがないと。

○どうしてこんな無謀な戦争をしてしまったのか。

○日本人はキチンと考えることが苦手な民族である。

○これを防ぐのが文民統制である。

○国民に対して責任を負えるのは国民によって選ばれた文民のみである。

○しかし、もし文民が軍事の素人だったらどうするのか?軍を正しくコントロールすることは出来るのか?

○軍はキチンと文民に助言できるようでなければならない。

○大臣のとき、自衛官には何回も言っていた。「君たちは国民に対して責任を負わなければならない」と。


以上が講義の要約です。本当はこの後30分の質問コーナーがあるのですが、内容が多岐に渡るため、収拾がつかなくなるのでここまでとします。ものすごいボリュームですよね。そこらに売ってる本を買うより、1時間石破さんの話を聞いたほうが安全保障の問題点を理解できるでしょう。俺も価値観を根底から覆される内容ばかりでたまらなかったです。ノート10ページ使いましたよ(笑)やっぱり大隈塾はすごい…。ここで学んだ内容をこれからの勉強にぜひ活かしていきたいですね。

(なお、この記事は現在も草稿中…。まだ途中ですが、資料として掲載しておきます。)

地震

2005-10-20 01:04:00 | 日々是決戦
今日、茨城県南部で震度5弱の地震がありましたが、俺はそのとき高田馬場一危険なビルにいました…。

俺は、芳林堂4階で就活本を立ち読みしていたのです。芳林堂の入っているビルといえば、先週の日曜日に謎の点検のために休館になったり、エレベーターがものすごく古くて怖かったりと、地震が来たらかなり危ないと思わているビルです。ホント怖かったです…。

看板は揺れるし、お客さんはだいぶビビってましたね。階段を駆け下りてる人ととかいたし、やっぱりあのビルは危ないんだなって思いました。大地震が起きたときには運が大切です。どこで迎えるのか?ということですね。できればアパートで迎えたいです。アパートならたぶん死なないでしょう。早稲田では迎えたくないですね。友達が15号館で圧死とか嫌なんで。いや~、怖い怖い。俺が生きている間は平穏無事でお願いしたいものです。

教育学部 前期成績発表

2005-10-17 15:23:12 | 日々是決戦
今年から教育学部でも前期の成績発表が実施されることになり、今日がその発表日でした。俺は前期のみの科目は3つしか取っていなかったのですが、3つとも単位が来ました!うれしい!


結果は、優が2個に可が1個でした。優の2科目は「現代社会研究」の1、3という授業なんですが、共に半分くらいしか出席していなかったのに…、優が来るとは先生は神様に違いありません。誰でも書けるレポート課題を設定してくれた先生方に感謝!

飲ま飲ま、イェイ!

2005-10-16 23:39:09 | ラグビー
先日の記事で飲みたい!と書きましたが、やっと大願成就と相成りました。久々に三日連続で場所を変え、相手を変えて、毎日飲みまくりました。これで気持ちも満足。明日からの授業、就職活動を頑張れそうです。

さて、今日は力(りき)で飲んだのですが、なんとラグビー部の方がいらっしゃってビックリ!諸岡組の選手で、トップリーグYAMAHAの伊藤、現役で荒ぶるメンバーの大学No.1ロックの内橋、そしてBKコーチの中村の三人です。おばちゃんからも「伊藤君来てるよ!」と言われたのですが、さすがに選手のプライベートに首をつっこむわけにはいかないので自重しました。先日、清宮監督も来店されたそうで、またおばちゃんが俺の話題を振ってくれたんじゃないの?とか想像も膨らんだり(笑)ちなみに、隆道には俺のことを伝えちゃったらしいんで、このかなりの名誉に、ファンとしての責任を重々感じている日々です。

今日の大学ラグビーはなかなかの波乱含みでした。まず我等が早稲田は日体大相手に95-0と先日の青学戦の課題を乗り越えての完封勝ち。まだ観戦記を見ていないので分かりませんが、監督・選手も満足の出来なんじゃないでしょうか。

そしてライバル関東学院ですが…、なんと東海大に17-35で負けてしまいました。話になりません。法政も流経大に負けてしまったしリーグ戦は波乱の展開のようです。今シーズンは早稲田の独走なのかもしれません。

対抗戦では慶應が筑波に47-3とノートライに抑え、去年の借りを返しました。松永新監督体制は準備万端で早慶戦に臨んでくることでしょう。早慶戦が今から楽しみです。山田章仁のA戦起用があったのかどうかが気になるところです。

さぁ、そんなこんだで今日のラグビー情報をおさらいしたところで今日はもう寝ます。ここ最近は飲みのせいでまともに寝ていないもんで。変な格好で寝るのはもうごめんです。布団に入って今日は寝るぞ~!


(写真は春関東戦後、選手をねぎらう諸岡組の面々。手前より松葉杖の内橋、後ろを向いている伊藤、奥に黄緑のポロシャツの諸岡、菊池、中村。)