MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

早慶戦

2005-10-31 11:54:45 | 日々是決戦
書くのが遅れましたが、昨日は野球の早慶戦を見てきました。土曜日に早稲田が5対2で勝ったので、早稲田はこの試合に勝てば早慶戦勝利となります。


早慶戦は春と秋の2回ありますが、見るなら絶対秋です。秋の早慶戦で野球部、応援部とも4年生は引退となります。そのため部員は全力でプレーor応援をするのです。

試合は慶應が一回に1点先制しましたが、その裏の上本の先頭打者ホームランで同点、その後も1点を追加して2対1。先発越智は立ち上がり制球難に苦しみ、フォアボールを多く出しましたが、2回には自信のバットで1点を追加。3対1となり、投球にも余裕が生まれ、ナイスピッチングを展開。結局打たれたヒットは2本のみというすばらしい結果を出しました。満足の出来で8回表に大谷に交代となりました。

そしてドラマは8回の裏。早稲田最後の攻撃回。応援部の伊藤豪主将の「もっともっと紺碧歌いてぇーだろっ!!」という魂の叫び、野球部は4年生総動員の代打・代走攻勢…、見るものの心を打ちました。しかもその回には、4年生の力に応えた田中豪が1点をもぎ取り、観客は大騒ぎ、最高の紺碧を歌うことが出来ました。

そして迎えた9回の裏、マウンドにはもちろん佐竹。自慢の豪腕は健在です。フォアボールを出したものの、ヒットを許さず気迫のピッチングを見せました。佐竹は本当に安定感のあるピッチャーでした。

一方の慶應ですが先発はエース合田。彼も今日が最後の試合でした。サブマリンともこれでお別れです。今日の内容は彼にとって不本意なものだったかもしれませんが、ファンは合田の名前をきっと忘れないでしょう。3回以降は新エースとなった加藤、彼はこれからも早稲田の壁として立ちはだかります。打線の方は4番岡崎が不調…、ヒットを打ったのは宮田、金森宏の二人のみでした。フォアボールでの出塁が多かっただけに悔やまれる内容だったと思います。盗塁を多くしていたのが印象的でした。

そして、試合後には早慶戦で勝ったときのみしか歌われない「早稲田の栄光」を肩を組んで歌いました。ちなみに、春は観客のレベルが低く、歌わない「なんちゃって早大生」も多いのですが、秋は観客のレベルが高かったので綺麗な栄光を歌うことが出来ました。栄光はやはり名曲です。俺は早稲田の歌の中でもナンバー1だと思います。すばらしい!

(なお、負けたときに歌う「えんじの歌」も名曲ですよ。去年は負けたのでえんじを歌いましたが、みんな泣いてて、かなりジーンときました。来年はえんじがいいかも。)

その後は秋恒例の4年生の引退式、野球部、応援部、観客の4年生が指揮台にあがり肩を組んで校歌を歌います。俺はこの光景が大好きです。来年は俺も指揮台の上に上がって校歌を歌おうと思います。この光景が見たくて秋の早慶戦に足を運んでいるといっても過言ではありません。

というわけで、秋の早慶戦は感動もんなわけです。早大生たる者4年生になったら必ず足を運ぶべきだと思いますね。卒業式なんかよりみんなで感動を分かち合う秋の早慶戦の方が泣けますよ(笑)来年は大勢で来たいな、と思いました。


(写真は8回裏の早稲田の攻撃、中央が応援部・伊藤豪主将)