MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

メディアへの警鐘

2005-10-15 03:32:17 | 政治・経済
今日は1時半と帰宅が遅く、日課ののネットサーフィンを今やっと済ませたところです。いつもならこれで寝るのですが、どうしても書いておきたいことがあるのでもう少し起きていようと思います。


みなさん、今日の朝の朝刊の見出しを覚えているでしょうか?


「楽天、TBSに統合提案~共同持ち株会社方式で~」


はい、これでした。これが今日の朝のトップニュースでした。確かに大きな出来事だったと思います。しかし、みなさん、今日が何の日だったか覚えていますか?


そう、今日は郵政民営化法案が参議院で決議される日だったのです。しかし、今日の朝このニュースをマスコミがトップニュースで報じることはありませんでした。そして、メディアの警鐘が十分に鳴らされることもなく、この法案は参議院を何事もなかったように通過してしまったのです。

俺は、確かに朝の楽天・TBSの話は大きすぎたから仕方ない面もある、しかし、夕方のニュースでは大丈夫だろうと思っていたのです。しかし、今日の帰宅後、5大新聞のネットニュースを見てみると、郵政民営化法案成立のニュースが一つの記事で間に合わされていました。反対されたときは、メディアはあんなに頑張って書いていたのに。



俺は、今回のこの郵政民営化法案は国会で成立して終わり、って話ではないと思います。さまざまな問題を抱えている…。その問題を白日の元にさらけ出すのがメディアの役割なのではないかと俺は思っています。

その中で、唯一きちんとしたコラムを載せたのが毎日です。ジャーナリスト岩見隆夫のコラムが載っていました。彼は今回の郵政民営化のドタバタ劇に対して、きちんと問題点を指摘していました。

俺は、郵政民営化法案が国民の深い理解もないままに、見切り発車的に成立してしまった今の事態に警鐘を鳴らさなければならないと思います。メディアは、否決時にはあれほどまでに取り上げていたのに、今回のニュースの量のなんと少ないことか。メディアはチェック機能を十分に果たしたといえるのか。今回のメディアのこの法案への姿勢には納得がいきません。郵政民営化法案の成立は歴史の大きなポイントであって、決して軽視されるべきではありません。

メディアは特ダネばかりを求めるばかりではなく、本来の役割をきちんと果たすべきなのではないのでしょうか?

甲斐駒・仙丈

2005-10-13 11:17:05 | 旅・鉄道
遅くなりましたが、先週の甲斐駒・仙丈の感想を書きます。

俺たちは初日に仙丈ヶ岳、二日目に甲斐駒ヶ岳に登りました。行程はやはりきつかったです。二日ともいいペースだったと思います。ただ、二日目の甲斐駒では、俺はだいぶへばりましたが(笑)まぁ、しかし、二日ともピークに行けたので大満足です。

仙丈は午前中は晴れ、昼~午後曇り、夕方晴れといった天候で、天気はまずまずといったところでしょうか。森林限界を越えたあとに感じるアルプスの風は気持ちよかったです。甲斐駒や鳳凰、北岳、富士山もよく見えました。初SLの一男はなかなかの健脚でしたね、やられました。また、リーダーは茶目っ気たっぷりでした。

仙丈から下りた後の北沢長衛小屋では食糧が作ってくれたビーフシチューがおいしかったです。食糧補佐も体調が優れないなか、よく手伝っていました。ちなみに、俺の作った米は完璧でした。また、余ったものを全部食い尽くすSLの精神には感動しました。

甲斐駒は朝4時半に登山を開始しました。真っ暗の中、急登を登り続けました。昨日の疲れもあって死にかけました。なんだかんでいいペースで登ってました。甲斐駒は白い花崗岩の山ですが、そこまで行くまでけっこうかかりました。双児山~駒津峰~白いところといった感じで森林限界を越えてからもまだけっこうかかります。白いところは独特の景色でした。疲れていたので十分には景色を見れなかったのが残念です。ピークはガスっていました。帰りもガスで白い砂礫とあいまってルートを間違いそうになりました。注意が必要です。そのあとはバスの発車が13時ということでいいペースで下山しました。

下山後は仙流荘で温泉に入り、新宿へバスで赴き、力で打ち上げと相成りました。モーパラの予定だったのですが、みんなSAでメシを買ってしまったので中止になってしまいました。俺はモーパラだと信じていたため、SAでメシを買っていなかったので腹へって死にそうでした。リーダーが打ち上げはHUBでいいよね?とか言い出したときはさすがにプチッときました。俺は長野から東京まですき焼きのことだけ考えて空腹に耐えていたというのに…。なんとかみんなに無理を言って力にしてもらい、一人で食いまくりました。


さて、三日間とはいえ、なかなか濃い山行になりました。景色もいいし、メシもうまかったし、充実感はすばらしいものがありました。そうなったのもよい仲間に恵まれたからでしょう。メンバーには重ねて感謝したいと思います。どうもありがとう!


(甲斐駒・仙丈の写真をアップしました。左のアルバムからどうぞ。)

教職授業の中心で靖国を叫ぶ

2005-10-07 23:48:59 | 政治・経済
今日は1、2、3、4、6限の授業・・・。実際には1限と6限にしか出ていないのですが、やはり朝から晩まで学校にいると疲れます。2、3、4、5限に関しても授業に出ていないとはいえ、ずっと図書館で勉強していたので、都合今日は8時間くらい勉強していることになります。なかなかの勤勉家ですね。やっぱ勉強は大事です。

で、今日の話は6限の話。6限は教職の授業で総合演習Kという授業です。教職とはいえ、教育の話ではなく生徒が学ぶ方法を考えるというとっても幅の広い授業です。俺がとったKクラスの授業は日中問題を取り扱う授業で、ある問題について賛成派と反対派に分かれてディベートを行うというもの。ディベートというと先日の嫌な記憶がフラッシュバックしますが・・・。

さて、この授業で取り扱う問題は二つ。一つは南京大虐殺はあったのかなかったのか?、首相の靖国参拝に賛成か反対か?の二つです。俺は、先週の授業は山に行っていたために出席できなかったので、勝手に「首相の靖国参拝に賛成」というグループに分けられていました。またです。俺は首相の靖国参拝に反対なんですよね。

靖国問題に関しては書くと長くなるので詳しくは書きませんが、ある理由で参拝には反対をしています。



俺は、日本の総理大臣が戦没者に慰霊を捧げることは日本の代表者としての当然の責任だと思っています。歴史に対しての責任から私たちは逃げてはいけない。しかし、俺は、総理大臣に靖国神社には行って欲しくない、正確には、「今の」靖国神社に行くことは許せない。それはなぜか?


A級戦犯がいるからか?中韓が反対していて関係が悪くなるからか?


違う!そんな理由ではない!

俺が問題にしているのは靖国の教義である。靖国の問題性は「戦前からの連続性」だと俺は主張している。実は、靖国はあの戦争を肯定している。あの戦争は正しい戦争であったと。挙句の果てには、あの戦争のために敵によって多くの日本人が犠牲になりました、その方たちに慰霊を捧げましょう、と悪げもなく言っているのだ。ふざけるんじゃないぞ、と。日本人によって外国の人間だっていっぱい死んでいるんだよ!日本人にとっても外国の人にとってもあの戦争が無駄な戦争だったと思う。確かに太平洋戦争は自衛戦争だったと思う。あの状況では戦争せざるをえないだろう。しかし、その前の満州事変、日中戦争は自衛戦争ではなくどう見ても侵略戦争。日本の戦争行為を肯定することはできない。結果として、あの戦争で多くの人の命が奪われた、戦後の日本はそのことへの反省がそのスタートだったはず。あの戦争が正しかったなんていう日本人はほとんどいない。しかし、いるところにはいる。それが靖国なんです。

あの戦争を反省することが出来ない靖国。そんなところに祀られている戦没者たち。靖国に詣でることははたして本当に彼らへの慰霊になるのか?戦前の戦争が肯定されていた社会の考えを靖国は60年たった今でも引きずり続けている。俺は日本の総理大臣にそんなところに慰霊に行って欲しくない。

教義の変更を要請しても、靖国は教義の変更はできないと頑なに拒むだろう。このままでは多くの日本人が眠る靖国の杜は過去の腐った遺物と化してしまう。俺は靖国が腐っている以上、他の新たな慰霊施設を作るしかないと思う。現状では千鳥が淵の戦没者墓地に詣でるのがベストであろう。総理大臣が戦没者に慰霊を捧げるのは当然の責務だ、しかし行く場所があの戦争を反省を顧みない神社では、総理大臣がどんなにいい言葉を並べてもすべて嘘になる。

この問題を指摘しているジャーナリストがいる。我らが田原総一朗先生である。田原さんは小泉首相に対して、やすくに大百科という靖国神社が発行している冊子を見せて、番組内で質問した。

田原「こう書いてあるんだけど、小泉さんはあの戦争は正しかったと思っているの?」
小泉「いや、あの戦争は侵略戦争で間違った戦争だった」
田原「じゃぁ、なんであなたは靖国に参拝するの?」
小泉「あの戦争で犠牲になった方たちへの慰霊のために参拝しているんです」

小泉さんもやすくに大百科を見るのは始めてだったらしくかなりのショックを受けていた。戦争への反省に基づいて参拝しているつもりだったが、実は参拝している神社が戦争を全然反省していなかったのだからそれも当然である。このやり取りで日本の総理大臣は靖国の教義を間違っていると認めたことになる。それでも靖国は教義を変えないと主張し続ける。教義を代えたら靖国は靖国でなくなってしまうから。でも、今の靖国は間違っている。間違っているものを変えて何が悪いというのだろう。靖国は潔く自らの非を認めて、総理大臣が、天皇が心置きなく参拝できる、あの戦争を反省し平和を求める教義へと方向性を改めなければならないと思う。そうでなければ、靖国は過去の遺物として消えてもらうしかない。



とまぁ、やっぱり長くなってしまいましたが(本当はこんなもんじゃ足りないくらいもっと長いんだけどね)、俺の靖国への考えの基本が分かっていただけましたでしょうか?こういう考えなので、ちょっと人とは靖国への見方が違うわけです。俺の入ったグループはみんな特に意見もなくて、靖国に行ってもいいんじゃないの?くらの人が多かった。で、なんか意見ある人いないの?とリーダー格の人が言ったので誰も手を挙げないなら俺が!ってなわけで今日は教職授業の中心で靖国を叫んできてしまいました。10分くらいしゃべったかな。ウザイかなと思ったけど、意外にみんな真剣に聞いてくれて意見も出てくるし、けっこう充実した発言になりました。こういう問題を語るのはやっぱ楽しい!普段の生活じゃ語れないのでね。これから半期の授業ではあるけど金曜6限頑張っちゃおうかな、と思います。



PS.リーダー格の人にいっしょに帰らないか?と言われ、帰りの馬場歩きで質問攻めにあった。かなりまいった。自分の考えを言うのは好きだけど、相手の意見がないと会話成立しないっちゅーねん。彼は質問するのみで自分の意見を言わねーしよぉ。安全保障が専門なんだよ~、という彼は4年なのに安全保障の基本も知らないし、口だけの男なんじゃねぇか?とちょっと疑わざるをえなかった。

ゼミで大失態!

2005-10-05 18:02:29 | 政治・経済

今日のゼミのテーマはゆとり教育。

 

今日のゼミは、ゼミ生を無作為に賛成派と反対派の二つに分けてディベートをする、という形式で行ったのだけど、ここで俺が大失態・・・。俺は賛成派に振り分けられたのだけど、実は俺はゆとり教育にどちらかというと反対の人間なんです。そのためかなり苦労しました。途中まではゆとり教育に賛成の立場に立って、ゆとり教育のいいところを意見できていたのですが、反対派の言っている意見にも当然俺の本来の考えに近い意見があるわけで、そうなるとやはり反論できません。そして、困った挙句、「ぶっちゃけ俺、ゆとり教育に反対なんだ・・・」と言ってしまい・・・、

 

 

 

ディベートぶち壊しっ!

 

 

 

思っていても言ってはいけませんでした。俺ワールド全開。こうなる前にあらかじめ反対にしてくれって幹事長に言っておけばよかったとかなり後悔。そのあとの俺の意見はみんなにも聞いてもらえるわけもなく・・・、全敗。だって嘘だもん、聞いてくれるはずもない。

 

 やっぱり言葉ってのは重いなぁ。


無事下山

2005-10-02 16:20:32 | 旅・鉄道
ただいま下山をして温泉に入ってバスに乗ったところです。

今全身筋肉痛、足にはマメが数個…。

これから東京へ4時間かけて帰ります。
詳しい感想は帰ってから書きます。

ちなみに、今日の打ち上げはモーパラ(しゃぶしゃぶ、すき焼き食い放題の店)らしいです。体が肉を欲してます(笑)