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MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

外交崩壊

2007-09-09 19:25:09 | 政治・経済
安倍首相がテロ特措法の延長がかなわない場合は総辞職を示唆した。

民主党は、テロ特措法に対し、一貫して反対を訴えてきたため、この後、急に反対の姿勢を変えることは考えられない。テロ特措法は廃案とならざるをえない。

たった2ヶ月で、衆院再可決までもっていけるのだろうか…。

正直言って、現状の民主党の主張は、まったく理解できない。

そして、一番問題なのが、
国際協力と相反する、このような主張がなぜ、国民にこれまで支持されるのか?という点だ。

アフガニスタン・イラクへの支援は、日本の生命線だ。

資源を輸入に頼らざるをえない日本にとって、中東は、もっとも関係を重視しなければならない関係である。この関係を維持するために、莫大なODAを毎年、供出しているのである。

自衛隊の派遣は、金だけではなく、行動で支援の意思を指し示すことのできる、またとない国際社会への主張の場である。金だけの支援をしていればよいという時代はすでに終わっている。洋上給油の功績は、ドイツのメルケル首相、オーストラリアのハワード首相らが評価するように、アフガニスタン支援に欠かせないものとして、認識されている。

パキスタン海軍に至っては、自衛隊の洋上給油なしには、活動することができない。
(船が旧式であり、他の国の洋上給油設備では対応不可能)

自衛隊を撤収した場合、国際社会からの批判は避けられない。
国際貢献活動を否定する国が、「国連重視」を唱えたところで、いかなる国も信頼しない。
というか、国連中心主義などという、利害無視の滅茶苦茶な主張を繰り広げる国は世界に一国もない。

現実を見据え、将来を見据え、しっかりとした外交を展開していくことが重要だ。

もし、衆院解散となり、民主党が政権をとったとして、
その政権が、現状の外交方針を維持しようとするなら、
外交は暴走する。

昭和初期、理想論に燃えて、国土を焦土と化すことでしか救われない国があったことを忘れてはならない。理想論は美しいかもしれない、しかし、それだけでは、現実は動いていかない。

今の日本に、戦前の残影が見えてならない。






瀬島龍三氏 死去

2007-09-05 21:29:39 | 政治・経済
日本は、惜しい人物を失った。

今日の日経は瀬島氏死去を悼むコラムを掲載、
一面下の春秋も瀬島氏に関する記事であった。

それだけ、政治・経済界に残した功績は多い。

石川島播磨重工業の社長を務めた土光敏夫氏筆頭の臨調では参謀役として、国鉄・電電公社の民営化に奔走民営化の基盤を影で作り上げた。

伊藤忠を現在のような総合商社に育て上げたのも瀬島さんである。

関東軍参謀としてシベリアに11年抑留されたのち、伊藤忠に入社。伊藤忠のブレーンとして、繊維商社を総合商社へと押し上げた。この経緯は山崎豊子著の小説「不毛地帯」に詳しい。(まだ俺は読んでないんだけど…)

また、一つの昭和が去った、そんな寂しさを今日は覚えた。






↓毎日新聞 記事


瀬島龍三氏死去:「昭和の参謀」…政治、経済に足跡
 4日死去した瀬島龍三元伊藤忠商事会長は、戦前の大本営参謀としての経験を生かし、戦後の自民党政治の深奥で、時の首相のブレーン的存在として力を発揮したことで知られる。特に中曽根康弘元首相との関係が深く、中曽根政権時代の83年の首相電撃訪韓の際には首相の密使も務めた。

 戦後、11年間のシベリア抑留を経て帰国し、58年に伊藤忠商事に入社。専務、副社長、会長と上り詰める過程で、政権政党・自民党の実力者と深い交友関係を結んだ。

 80年代初頭の鈴木善幸政権時代、実力者だった田中角栄、福田赳夫両元首相は、官房長官の宮沢喜一氏(後に首相)に「本当の国家改造を目指すなら瀬島氏しかいない」と語り、土光敏夫経団連会長(当時)をシンボルとした臨時行政調査会(第2次臨調)の委員に瀬島氏を推薦した。同氏には「臨調の官房長官」との異名が付いた。

 中曽根内閣の国鉄、電電公社民営化でも活躍。中曽根氏は4日、瀬島氏の死去を受け「国鉄や電電公社の改革の実行段階に入ると、改革案の内容について助言してくれたし、自民党内の反対派を説得してくれた」と当時の貢献を明かした。

 一方、83年1月の中曽根首相訪韓は、前年の11月、首相就任直後の中曽根氏が瀬島氏に自らの意思を伝えたことに端を発している。瀬島氏は82年12月に2回、極秘裏に訪韓。当時の全斗煥(チョンドファン)大統領と会談し、首相訪韓の了承を取り付けた。

 竹下登元首相や民主党の小沢一郎代表ら旧竹下派系の政治家のアドバイザー役も務め、関係が悪化した竹下、小沢両氏の仲裁役にもなった。自民党からの政権奪取を目指す立場の小沢氏も4日、「中曽根内閣で初めて閣僚(旧自治相)に就任して以来、折に触れご指導をいただいた」と自民党時代からの交遊を振り返るコメントを出した。     ◇

 瀬島氏は大本営時代に培った人脈や政界とのつながりを背景に、経済界でもらつ腕を振るった。財界からは「日本のリーダーの一人を失い寂しい思い」(山口信夫・日本商工会議所会頭)との声が上がっている。

 伊藤忠商事入社後、瀬島氏は「日本は世界有数の経済国家に成長する」との確信の下、国際化社会に対応するため「関西五綿」と呼ばれた繊維商社の一つだった伊藤忠の総合商社化を推進。経営危機に陥った安宅産業との合併でも中心的役割を果たし、合併による損失を最小限にとどめるため、銀行などを相手にぎりぎりの交渉をまとめた。

 いすゞ自動車から持ち込まれた米自動車会社との提携話では、クライスラー、フォードとの交渉が挫折。米国の特命スタッフと協力し、執念で米ゼネラル・モーターズとの提携をまとめた。瀬島氏は後に「大プロジェクトの推進には、人の和とチームワークが大切」と振り返った。【中川佳昭、平地修】

8月15日

2007-08-15 22:55:00 | 政治・経済
今日は濃かった。

この濃さは18禁だ、間違いない。

実家から、横浜へ。

同期に今から靖国行こうぜ!

と誘われて、東京へ戻り…。

靖国で二礼二拍手一礼。
哀悼の意を表す。

東海道線で帰寮…。

ちなみに、実家に帰るまでの数日間も、
木曽駒行ったり、甲子園行ったりと、意味わからんくらい濃かったわけですが。

ちなみに、私、靖国は好きではありませんが、
戦没者に哀悼の意を表することは、国民の責務とすら考えてるくらいですので、
靖国行こうぜと、誘われれば、ついていきます。

俺は靖国マンセーの右人間というわけではないので、そこんとこ誤解なきよう。

とうひょ~

2007-07-22 21:13:14 | 政治・経済
※注:
今日の記事は公職選挙法に抵触しない前提で書いてます。
あくまで個人的な意見であり、特定の政党の応援を喚起するものでは決してありません。




今日は参議院選挙の期日前投票へ。

初の神奈川選挙区での投票でした。

今回の選挙は、知っての通り、かなりの激戦ということもあり、
なかなか結論を出すのに悩みました。

で、結局、自民党に投票!!

なぜ自民??

そう思われる方も多いでしょう。

むしろ、今勢いのあるのは民主ではないか?と思われる方も多いはず。

しかしね、政治とは勢いや雰囲気だけで判断してはならないのです。
絶対に。



今回の選挙で、民主党が勝ったら何が起こるのか。

それは部分的政権交代。

民主党は前回の選挙で、参議院において自民を上回る議席を獲得しており、
今回勝てば、自民・公明の議席数を上回る可能性がある。

その際、憲法改正の争点でもある、衆参の与野党ねじれ現象が起こることになる。

衆議院の過半数は自民、参議院の過半数は民主となった場合、
法案が、通過するのに、

衆議院で可決→参議院で否決→衆議院で再可決

という手順を取らなければならないことになり、
国家の意思決定スピードが遅れることになる。

その状況に、今の日本が対応できるのか?

民主党は、参議院で政権交代が起きた際の
対応方法のビジョンを一切示していない。




また、民主党の政策にどうも賛同できなかった。

自民党の首脳が言うように、
民主党の意見は、昔の民主党の意見をひっくり返したものである。

時代に合わせて、選挙に都合のいいように政策を変える、
現小沢体制を支持することはできない、できるはずがない。

民主党が政権交代をするべきは今じゃない。
まだ、その機は熟していない。

一世代前の前原体制であれば、俺は民主に入れたかもしれない。
前原体制は二大政党制を担うにふさわしい対案型政策野党だったから。

いまの小沢体制は、結局、批判政党にすぎない。

これでは、応援できない。

(消費税議論があまりにひどすぎる。小泉政権では、消費税を上げないと発言した首相を批判していた民主党、今や、消費税をすべて年金財政に充てる、かつ増税はしないと言い出す始末ですよ。やはり、小沢さんはリアリストではなく、ロマンチストなんです。ロマンだけじゃメシは食えないと思う。)




まぁ、上記は、所詮は、選挙の素人の意見なんで、
批判・異論さまざまあるでしょうが、まぁ俺はこんな感じで投票してまいりました。

ちなみに選挙区は、
候補者の経歴・政策を読んで、投票する候補者を選びました。

なかなか熱い経歴の持つ主がいたので、その方へ投票しました。



今回は、良識の府のこれからを占う天下分け目の選挙。
結果を注視していきたいと思います。

久間防衛大臣の辞任について思う

2007-07-03 21:49:07 | 政治・経済
今日、久間防衛大臣が辞任したとのこと。

原因は「しょうがない」発言とのこと。

彼の話をきちんと聞けば、「しょうがない」の真意もわかると思うが、講演会の中の1フレーズだけを取り出して非難するメディアの姿勢が汚すぎる。

今の世の中、納得できないことばかりだ。

俺も歴史的、国際的に見れば「しょうがない」という面は否定できないと思う。

久間氏は以前に「イラク戦争は間違いだった」と発言するなど、かなり自由な物言いをする人間である。確かに、そのような人は、防衛大臣としては不適格かもしれない。

日本という国は、歴史と軍事について語ることをタブー視している。

そのタブーに違和感を感じて、大学では政治学を中心に学んだりした。

しかし、卒業した今も、タブーは続いている。

俺は戦前を拒否したりしない。戦前の歴史には我々が鑑としなければならない教訓がたくさんある。臭いものには蓋を!で戦前の歴史を拒否することは、歴史に対して責任を果たせていない。

戦前の歴史について、自由に討論する空気がまだ醸成されていないこの国は、なんと時代遅れなのだろう。

もう終戦から60年が経過した。

そろそろ歴史を見つめなおしてみてもいいんじゃないか?

李香蘭

2007-02-11 22:34:38 | 政治・経済
今、テレ東で、李香蘭のドラマやってますね。

夏に満州を訪れた自分としては注目せざるをえない内容です。

李香蘭は、本名を山口淑子さんといい、撫順・奉天で育った、中国出身の日本人です。満州映画協会にスカウトされた後、歌手・女優としてデビューし、日中両国で多大な人気を集めました。戦後は一転して、漢奸として国民党によって処刑されそうになりますが、ロシア人の幼馴染リューバの手助けにより無罪放免となり日本へ帰国します。その後、再び女優として活躍し、結婚後はジャーナリスト、政治家へと転身、マルチな活躍を遂げました。ちなみに、現在87歳。歴史の生き証人として今はひっそりと暮らしておられるようです。

人々が、当時の満州を考えていく大きなきっかけとなればいいと思っています。このドラマは李香蘭の自伝をもとにつくられていることなどから事実性がかなり高いものなので、かなり参考になると思います。

俺も、満州国の掲げた、五族協和・王道楽土とは何だったのか、再び考えざるをえません。わずかに60年前の東アジアで何があったのか、現代を生きる人々はきちんと理解しなければならないと思います。歴史は語り継がなければいつかは風化する、そうならないために私たちができるのは歴史を考え語り継ぐこと、これを俺はやっていきたい。

李香蘭は戦後も華々しく生きましたが、甘粕正彦は敗戦後に服毒自殺し、川島芳子は国民党の手によって銃殺され、多くの満州国に関係した人々が処刑されました。戦前は日本が統治していた台湾においては、国民党の圧政にデモを行った本省人が大量に虐殺されています。多くの不要な犠牲の上に現代の社会は成り立っていることを思うと、悲しくなってきます。

満州、特に長春へはまた訪れたいと思っています。

あれほど歴史の重圧を感じた場所もなかったですから。
自分がそう遠くない当事者であるがゆえに、双肩にかかる重さはすごかったです。

今後もそういった場所に出会うことはあまりないと思います。

今度、台湾を訪れる予定ですが、そこでも、歴史の残り香に触れられればと思っています。

(上の写真は李香蘭や森繁久弥が所属し、甘粕正彦が服毒自殺した部屋の残る旧・満映)



(李香蘭がリサイタルを行った奉天ヤマトホテルには実際に宿泊した)


(多くの日本人が住んだ大連駅前の旧市街は今もその姿をとどめる)

団塊世代の大量退職を考える

2007-02-10 22:55:05 | 政治・経済
さっきまでNHKの「日本の、これから」っていう番組を見てました。

この番組は、有識者のみならず、一般大衆をスタジオに呼んで自由に討論を行うという番組で、さらに生放送であることから、一般大衆を巻き込んだリアルな議論を行うことができるという点でかなり画期的な番組です。

ちなみに、俺は某テレビ局で、これとまったく同じ番組をその放送局でも行うべきであるということを、その放送局の面接で訴えてたので、それゆえに感慨もひとしおです。やはり、こういった視聴者によりリアルに伝え、そしてリアルに考えさせる番組っていうのをもっと増やしていくべきだと思いますね。今まではメディア→視聴者の一方向でしたが、これからは双方の距離をより近づけていくこと、相互方向的な情報の活用を目指していくべきだと俺は考えるわけです。

俺は社科専でマスコミ学を専門に学んでいたわけではありませんが、政治学を学んでいく上でメディアの影響力は非常に大きいものであることを痛感してるし、メディアを一人一人がどう活用していくかをきちんと考えていかなければならないと思います。そのうえで、こういう番組は大切だと思います。既存の情報を脚色して垂れ流しにする番組が多いですが、やはりメディアの使命たる情報伝達をどのような形で行うのか、メディアは常に自己監視を忘れちゃいかんと思います。

でまぁ、お約束の脱線ですね。

本題はというと、団塊世代の大量退職をきっかけに、自らが働くということを考えるということなんです。

番組の中では、団塊世代はこれからどう歩んでいくべきかいうことが盛んに議論されていましたが、これは団塊世代に関わらず、その他の世代でも同様の課題だと思います。一般的な会社員は60歳で定年を迎えるわけで、そのあとの人生をどう送るべきかというのは、日本国民、全員の課題でしょう。

番組を見て学んだことでは、この問題を考えるときには、まず、二つの切り口に着目する必要があるかなぁと感じました。

一つは、自分単体から見た自分という視点
もう一つは社会全体から見た自分という視点。

NHKの司会進行がうまく、日本経済、日本社会全体から見て、団塊世代はどういった役割を果たしていくべきなのかという誘導が最初にスムーズに行われたために、意見者の多くが社会全体から見た視点で語ることをスムーズに行ってくれたのがありがたかったです。

実際、普段から社会のことを考えて生きてる人間なんて一握りですから。多くの人の、ほとんどの毎日は自分本位に生きて終わる毎日だと思います。それは自分とて例外ではありません。

社会全体から見た自分という位置づけはなかなか難しいですよね。40年近く働いて、やっと労働から解放されるというときなのに、社会はまだ働けと言っている。勘弁してくれ!と叫びたい方々もたくさんいるんじゃないでしょうか。

俺は、それはそれで当然だと思います。遊んで楽しく生きれればそれでいいという考えは理解しやすいですから。しかし、それでは社会が回らないんですよ。今ある社会を維持もしくは発展させていくためには何が必要なのかを常に考えていなければ、現状は崩壊するのです。

少子高齢化が進行し、もっとも心配しなければならないのは日本の経済力の低下です。働く人が減るということはそれだけ生産力が落ちるということに直結します。さらに途上国の発展に伴い、日本の経済的優位性なんていうものは努力しなければいずれはなくなってしまう砂上の楼閣に過ぎない。日常は毎日続くようで、実は日常を守ることほど難しいことはない、俺が安全保障学を学ぶ上で大切にしている価値観の一つです。

いかに、日常を守るか、後世に豊かさを継続させていくか、誰もがきちんと考えて生きていく必要があります。

日本の経済全体を見回したとき、その中心にあるのは間違いなく製造業です。そして、基盤的産業として農業の力をあわせて維持、発展させていかなければ、発展途上国の躍進後に、資源も少なく自給率も少ないこの国の未来はないでしょう。私たちの日常を100年後にいかに継承していくか、今を生きる私たち全員に課せられた重大な使命です。

製造業においては、団塊の世代の方々はいわゆる熟練工であり、その技術は若手が追随しようとしても簡単には追いつけないプロの技であることが多いと感じます。団塊の世代は製造業においては代えの効かない、企業にとって貴重な財産であり、これ以上ない頼もしい戦力です。そんな方々が一気にリタイアしてしまうことは企業にとって、そして日本社会にとって大きな損失です。

団塊世代の持つ技術の継承を普段から行い続けることはもちろんのことですが、継承には時間のかかるもの。団塊の世代の方々は自らの責任に鑑み、ボランティアワークとしての技術の継承、労働力の提供を進んで取り組んで欲しいと思います。ものづくりが好きな人の多い製造業の現場では、もっと働きたいという声も多いですし、研究者に関しては研究は終わることがありませんから、ぜひぜひ継続して仕事を続けてもらいたいと考えています。

俺は、仕事はと苦痛ではなく、生きがいだと思います。団塊世代の方々は、学生運動を乗り越えた先に、自らの希望に沿った進路に進まれた方ばかりではありません。なかには、自らの希望とは違うがやむをえず就職した方もたくさんいるでしょう。今こそ、自分のやりたい仕事を手に入れて欲しい、自分の生きがいを見つけて欲しいと強く願わざるをえません。今の仕事がしたい仕事であればそれを続けて欲しいし、他にやりたいものがあるのなら、それに挑戦してもらいたいと思います。

団塊の世代の再雇用は若い世代の雇用を奪うという声がありますが、俺はそれには疑問があります。団塊の世代にしかできない仕事があり、若い世代にしかできない仕事もある、それら二つは共存できると思いますし、食い合うことはないと思うからです。少子高齢化社会の進む日本経済の維持のためには、労働力の低下はあってはならないのです。団塊の世代のリタイアによって労働力が質的、量的に一気に低下することは避けねばなりません。若い世代だけでは足りないからこそ、団塊の世代を再雇用するわけです。また、若い世代といっても人数は限られてますから、若い世代の担えないさまざまな細かい分野において、熟練の技をすでに身につけている団塊の世代の活躍が予想されます。

そして、団塊の世代が若い世代を育て、次代の担い手に徐々にバトンタッチしていく、これがベストシナリオ。老人力なんて言葉が生まれるような時代ですし、ご老人方でも活躍できる場はたくさんあります。そういった場を創出し、全員とは言いませんが、働きたい方には働いていただく機会をつくっていく必要があると考えています。

働くとは何なのか?その疑問は尽きることはないと思いますが、一人一人が頑張って働かなければこの社会は停滞します、それは間違いありません。自分が働くことによって、社会にどのような価値を提供できるのか、俺たちは常にその疑問を自らに問いかけ続けなければならないでしょう。

一人一人が担える役割は決して大きくはありませんが、社会とは一人一人の集合体なわけで、一人でも欠けてしまったら違うものになってしまう。一人一人が社会を構成する一員であることを強く認識して、現代を生きていくべきでしょう。そして、未来的視点を常に忘れてはならないと思います。

俺は、来年からメーカーで働きますが、これは上記のような視点から熟考した結果です。日本は製造業の発展なくして成り立たない社会、であるなら俺が製造業の中に入って、日本を支えていくしかないだろうと。

もちろん、仕事の面白さがあるからという理由も大きいですが、しかし、根本はこういう価値観なんです。日本の下支えを担っていくという重大な責務を感じながら働いていくことに強い魅力を感じたのです。これほどカッコいい生き方もなかなかないだろうと思うわけです。

若い世代には進んで第一次、第二次産業に飛び込んで欲しいという期待があります。特に第一次産業。俺は、自らの人生で農業を選択しませんでしたが、今就職難に悩む若者には農業、漁業を強くオススメしたいです。ただでさえ自給率の低い日本で、農業の中心を担う中高年の方々がリタイアした後、私たちの食はどうなるのでしょう。ほとんどが輸入食物に頼らなければならなくなるかもしれません。そうなれば食生活に大きな変化がもたらされることになり、日常は大きく変貌してしまいます。食という面からこの社会を支えていく、ものすごい社会貢献のあり方がそこには待っています。後継者不足に悩む農業、漁業の世界に若者が飛び込むことが求められているのではないでしょうか。

常に、自分の働き方には、これでいいのかという疑問を忘れずに、持てる最善の力を尽くす、そんな生き方をしていければいいですね。

白ジャージの彼が県知事に

2007-01-23 02:06:59 | 政治・経済
お久しぶりです。

さきほど、かなり長文で書いていた日記が、インターネットエクスプローラー氏のエラーのせいで消えてしまいました。がっかりです。久々に政治ネタで頑張って書いてたのにね。やっぱ、こまめな保存って大事だなって思いました。

ちなみに、幻のタイトルは「現役早大生の考える宮崎県知事選挙」。

すげぇ、頑張って書いたのになぁ。残念。
仕方がないので、もう一回、短めに書いてみます。

俺は、そのまんま東氏が当選すると思ってたよ。

彼のような人格者が知事になってくれたことを歓迎したいね。
若干、自分の意見に固執するきらいがあるかな、と心配してたけど、今日のテレビ生中継を見た感じでは是々非々でやっていく心構えをきちっと示してくれたので、さらに俺の中でポイントアップしたよ。

早稲田の同窓だからってことが大きいのももちろんなんだけど、、彼のものごとに対する取り組む一途さが好きだ。犯罪を起こしてからの彼のここ数年は、早稲田とマラソンと宮崎だった。最終日の早稲田のジャージを着て、マラソンして、宮崎県知事選挙を戦う絵はなかなか感動的だった。

彼はただの元お笑い芸人ではない。彼は、早稲田でもトップクラスの、勤勉さを持った学生だった。彼は本気で主席を目指していたし、彼の成績の良さは大学職員の間でも優秀なものとして認識されていたそうだ。俺は彼の学問に対する姿勢を強く尊敬している。特に政経に移ってからは、まわりのレベルの低さに怒りを覚えることもしばしばだったようだ。学問にマジメであるが故の、不勉強な学生への怒り、当然だろう。俺も勉強を放棄し、ラウンジや部室でダラダラと過ごす学生を見ると、軽蔑せざるをえない。まぁ、勉強をしているうえでのダラダラなら許せるのだが。

また、彼のマニフェストは非常に具体的であり、細かい数字を出して、県民に訴えたことが大きかった。東京ではそのような姿はあまり放送されなかったが、地元では大いに放送されたことだろう。あのマニフェストを見れば、ただのお客さんではなく、東氏が政治家であることに気づけるはずだと思っていた。彼のクリーンな性格とあのマニフェストが、県知事選挙の勝敗を分けたと思う。

俺にとっては、まったく意外な結果ではなかった。

これから先の課題は、いかに自らの政策を実行に移していくかだろう。彼の場合は、財源についてかなり深く切り込んだマニフェストを作成していることもあり、理論武装した、議会運営も可能だろう。県民の支持を追い風にどこまで、議会が協力してくれるかが、これから先の焦点だ。本当に頑張って欲しい。

高千穂町の惨状を救えるのは彼しかいないのだ。
地方から日本を変えてくれっ!






PS.だいぶ、いい加減な記事になってしまったなぁ。でも、そのまんま東氏は本当に尊敬できる人物だし、やってくれると思うよ。早大政経中退が最終学歴だけど、本当は、大学院進学を視野に入れて活動していたそうだから、さらに学ぼうとしていたんだよね。彼の向上心は凄いと思う。

言葉を取り戻せ!

2007-01-17 23:09:32 | 政治・経済
今日のゼミで先生がおっしゃられた名言。

現代は言葉をなくしてる。言葉が出なくて、手が出る。人を簡単に殺す・・・。

現代はあらゆる意味で言葉が失われていると俺も思う。

メールの普及で、短文しか発することのできない若者。
外に出て人と触れ合うのが怖いという引きこもり。
子供を言葉で叱ることのできない母親。
視聴率に食いついて、大事なニュースを後手に回すマスコミ。

言葉がないと、考える力まで衰えていく気がする。

外から得られる価値観だけで生きていく人が多すぎじゃない?

あなたの人生観を教えて?と聞いて、楽しく生きることです、とか答えてOKだと思ってないか。楽しく生きれればOKだったら、世の中回らないんだよ。苦しい思いがあるから、楽しい思いが輝くんだろ。

俺はね、自己犠牲とか、公の精神だとかがもっと必要だと思う。

自分のことだけ考えればいい、なんておかしい。就職活動のときに、自分がどう働きたいか?だけ考えて就活するのも正直変だ。

俺は、自分が社会の中で、どの位置にいて、どのような働きをすれば社会に貢献できるのか、どのような形で貢献するのかが最適なのか、を考えた結果、今の会社にいく。

公と自分を対峙させるべきだ。

でも、たぶん、今の世の中、公って何?っていう人が多いんだろうな・・・。この辺も、公って言葉が失われてるからだと思う。言葉が失われていくのは怖い。

そのうち、多様な価値観にあふれた未来は閉ざされてしまうかも。矮小な価値観だけで構成される社会がやってきてしまうかも。俺は、そんなのは、いやだな。

ものごとを、自分の言葉で語れないやつは、誰からも信頼を集めることはできない。

とりあえず、人間は、もっと勉強するべきだよ。勉強は授業だけじゃない。さまざまな体験を通して、さまざなものに熱中して、その中に、きっと輝くものがある。それを自分に身に付けろ、自分の言葉に組み込め。自分の理想を自分の言葉で語れ。


最後の試練を乗り越え

2007-01-11 23:42:38 | 政治・経済
本日、卒業論文を事務所に提出してまいりました!!

これで卒業はほぼ確定です!!

いやぁ、しかし、いろいろ大変でした。

特に今日は最後の試練が待ってました。

製本屋から卒論を受け取り、サークルのラウンジへ。
そして、題目シールを貼るなどの作業を行う。

そして、自らの卒論を眺めていた際に違和感が・・・。

左の鼻の穴から熱いものが下に出ていくのを感じました。

ポタッ・・・、ポタッ・・・。

!!!!!!!!!!!

は、鼻血~~~~~!!

俺の鼻から零れ落ちた血は見事に卒論の上へ。



時が止まりました・・・。

なぜ、なぜ今日なんだ・・・。

突然、鼻血が出るなんていうアクシデントは一年に一回あるかないかのイベントじゃないか・・・、なぜ今日、このタイミングで・・・。

ショックで言葉も出ません。一気に青ざめました。

そして、必死にリカバリーの方法を考えます。

10分くらいたって、

あることに気がつきました。

そう、題目シールの、端のシールが余っていることに。

これだっ!!

と思った俺はすぐさま、血の上に題目シールを貼りました。

ジャストフィット!!

さらに、血が透けるので、コピー用紙を上から貼って透けないようにしました。



なんとか修正を行うことができました・・・。

かなりギリギリではありましたが、その後、事務所の審査を無事通過。よかった、気がつかれなかったと一安心。問題は先生が、どう思うかです。

なんとか、次の面接も穏便に進むことを祈ってます。